山猫法律事務所の独立開拓日誌

このブログは4年目20代後半の弁護士がほとんど縁のない土地で開業する頃までの脳内会議の模様を淡々と描いたものです。

山猫移動中…

2007-11-27 | 途中経過
てってれー



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参考書籍9 日経PC21

2007-11-25 | 参考書籍
ヤマネコ:どーも、ヒトカラで歌っている最中に何もしていないのに何故か勝手に3曲も登録されました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、幽霊でもいるんじゃないかしらと思いつつそのまま謳い続けていたわねえ、やまね子よ。

ウミヘビ:歌は文化の極みじゃが、こちらのコメントを頂いておるぞ。

『ミクで1曲作りました。』

ヤマネコ:ついにクリエイティブな生活に入られたようでおめでとうございます。でも、アドレスも一緒にご連絡いただいたのですが、どのようにダウンロードするのかが分かりませんでした。orz

やまね子:へたれだ。へたれがおる。

ヤマネコ:ところで、仕事でもやっぱりパソコン関連の知識は必須になってきますね。

やまね子:事務所に一人パソコンに強い人材がいると心強いのだけれど、個人事務所ではそこまで所員にバラエティを求めることもできないものねえ。

ヤマネコ:そうなると、自らパソコンの勉強をしなければならないのではないかなあと。もともとブログを始めたのも、そっち方面のスキルをアップさせようとしたという理由もありますし。

やまね子:自分で法律事務所を運営するって、法律以外の知識も沢山必要になるのね。

ヤマネコ:そこで、前の事務所でパソコンに強かったバイト君に聞いて定期購読するようになったのが、『日経PC21』という雑誌です。

やまね子:ほほう。で、内容は?

ヤマネコ:ハードについての説明だけでなく、ワードやエクセルなどのノウハウについても記載されているのがとりあえず便利ですね。まあ、この雑誌を読んだからといってどこまでパソコンに強くなれるかは分かりませんが。

やまね子:まあ、それを読んで今度はちゃんとダウンロードできるようになるのよ。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。出雲大社の鳥居と月。幽玄なる景色じゃな。

ヤマネコ:ところで、これからしばらくは自宅でネットが使える環境ではなくなるので、しばらく更新が途絶えるかもしれません。

やまね子:もしかしたらネットカフェから更新するかもしれないけれど、少し無用心だからねえ。

うみへ美:その間はウェブ拍手でコメントを頂いても、コメントの保存期間内に閲覧できない可能性があるので、レスができなくなるかもしれぬでな。コメントをしたのにレスがないよ~という場合は、そういった事情によるものなので、どうかご勘弁を。

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番外編3 啓蒙活動

2007-11-25 | 番外編
ヤマネコ:どーも、引越しの荷造りをしていたら日付が変わってしまいました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、でもようやく終わりが見えてきたわねえ、やまね子よ。

ヤマネコ:というわけで、あまり余裕がないので、今日は日ごろ思っていたことをつらつらと述べたいと思います。

やまね子:あ~い。

ヤマネコ:前回、手遅れになってから法律相談に来る方々から『弁護士に相談できることだとは思っていなかった』というような回答がなされるという話をしました。つまり、一般の方にとって、どういう場合に弁護士に相談するのが適切なのか分からないことが多いのではないかということです。

やまね子:ウチらからすると、何でそんな当たり前なことも分からないのかしらって思いがちだけれど、実情はそんなところなんでしょうねえ。

ヤマネコ:これに対して、我々が通常相手方として裁判などをする会社は実に優れているのではないかと思うのですよ。

やまね子:というと?

ヤマネコ:例えば借金問題。いわゆるサラ金なんかは、テレビCMなどで大々的に広告を打っていますし、返済ができないと最近では返済をしやすいように契約を巻き直したりします。これに対して、弁護士業界は、たまに債務整理のキャンペーンなどをやったりもしていましたが、テレビCMのようなサラ金に匹敵する活動は行ってこなかったというのが実情ではないでしょうか?

やまね子:まあ、電車の車内広告とかでたまに債務整理を謳っている法律事務所の広告を見るぐらいよねえ。それも、サラ金の広告と比べるとえらく地味な感じでアピール力の低い広告だけれど。

ヤマネコ:そうなんです。つまり、弁護士業界の活動が、サラ金と比べると後手に回っていて、一般の方々に届いていなかったのではないか。逆に、弁護士業界がきちんと一般の方々に届くようにメッセージを送っていれば、もっと早くに弁護士に相談しましょうという風潮ができ、借金を苦にして自殺をするというような不幸な事件も防げたのではないかということです。

やまね子:アメリカでは、とりあえず問題が起きたら弁護士を通してお話しましょうという風潮があるとかないとか言うわねえ。相手の服に珈琲をこぼしたら何も言わずに互いの顧問弁護士の名刺を交換してそのまま別れるなんていう嘘か真か良くわからないエピソードを聞いたことがあるわ。

ヤマネコ:また、交通事故なども、保険会社が示談代行を行うようになってから、被害者の人たちはとりあえず身近に手続きを進めてくれる保険会社の担当者に従い易くなり、それに対して弁護士業界がそれに対抗する被害者へのアプローチをあまり取ってこなかったことが、やはり弁護士に相談するという風潮を妨げているのではないかと思います。

やまね子:まあ、多少不利な内容でも、弁護士に相談するという手間を考えれば、とりあえず手続きを進めてくれる保険会社に従った方が楽でいいや、なんていうことはありそうよねえ。

ヤマネコ:ここらへんの一般の方々に対する啓蒙のような活動は、個々の弁護士や法律事務所で行うのは限度があるでしょうから、日弁連又は弁護士会単位で対策を考えていった方がよいのではないかと思います。

やまね子:テレビCMを打つだけでも膨大な費用がかかるでしょうからねえ。それに、費用をかけてまた地味な広告をしてもアピール力が低いでしょうから、マーケティングなどの理論も勘案してきちんとメッセージが届くようにする工夫とかも必要ね。

ヤマネコ:そうすることで、一般の方々が弁護士に相談する風潮が醸成され、ひいては弁護士業界の活性化につながるのではないかと思います。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。出雲大社の本殿。本殿のある堀の中には原則として入れないので、堀を回りながら見るのじゃぞ。しかも、午後5時以降は堀の裏側に回れなくなるので注意するのじゃ。ちなみに、一説によれば、出雲大社の本殿は以前は東大寺の大仏殿よりも高い建物であったと言われておるの。

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マーケティング3 オールインワン

2007-11-23 | 広告・営業
ヤマネコ:どーも、余裕がないにもかかわらず神在祭の出雲大社に詣でてきました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、これで引越し前の神社仏閣巡りは一段落ね、やまね子よ。

ウミヘビ:今年の神在祭は11月19日から26日までじゃな。さ、その間にこちらのコメントを頂いておるぞ。

『引越大丈夫ですか?年末帰省するのでスープカレ屋に連れてって下さい。(石狩市・りぼねこ)』

ヤマネコ:ぜひ行きまっしょい。りぼねこ先生、ご連絡お待ちしています。

ヤマネコ:さて、まだあと東寺の立体曼荼羅と晴天下の平等院鳳凰堂と興福寺国宝館の金剛力士像と阿修羅像を見納めに行きたいのですが、まあそれはさておき、前回までは引越しの準備でアップアップしているという話でした。

やまね子:へたれよねえ……っていうか、そんな話ではなかったわよ。

ヤマネコ:で、出雲に向かう列車の中で考えていたのですが、引越しの際の手続をまとめて行えるようになると非常に便利なんじゃないかなと。例えば、転出入届・転送届・電気ガス水道の廃止届と開始届、そしてネットの回線の手続などなど、これらがオールインワンで行えれば顧客満足度もアップアップするでしょう。

やまね子:それは自らが顧客の側に立った場合ならではの発想なのかしら。

ヤマネコ:このオールインワンという発想なのですが、法律事務所でも実践している事務所がありますよね。例えば、税理士などと提携して、法律問題は弁護士が、同一事件に関する税務問題については税理士が担当するというような感じでしょうか。

やまね子:まあ、共同事務所にしたり提携関係にしたりといった違いはあるでしょうけれどねえ。

ヤマネコ:ところで、私がふと思ったのは、オールインワンを、横の関係ではなく縦の関係にしたらどうだろうか、ということです。

やまね子:というと?

ヤマネコ:つまり、一つの事件について多面的に面倒を見るというのではなく、一人の個人または一つの会社について長期的に面倒を見るというものです。例えば、会社であれば、設立に始まり、企業法務・取引先との債権回収・融資・労働などの問題、そして解散や破産などに至るまでをひっくるめてサービスとして提供するのはどうだろうか、ということです。

やまね子:会社であればイメージしやすいし、実際にそういった業務を行っている法律事務所もあるように思うけれど、個人となるとイメージもわかないし、あまり聞いたりもしないわねえ。

ヤマネコ:その点ですが、よく個人の法律問題で手遅れになってから法律相談に来られる方がいるという話を聞きます。何でもっと早く相談に来なかったのかと訊くと、『弁護士に相談できることだとは思っていなかった』というような回答がなされるそうです。つまり、そもそも何が弁護士の扱える業務なのか、何が法律問題なのかというところから、顧客の視点・ニーズに立って考え直す必要があるのではないでしょうか。

やまね子:ええっと、分かったような分からないような感じねえ。

ヤマネコ:要は、これまで扱ってきた事件処理を、その前後を含めてもう少し長期的スパンで再構築してみましょうということです。ぶっちゃけ、これまでは弁護士の扱っている業務が特定されていて、それに対するニーズのみを拾ってきたようなものですが、これからは顧客のニーズに応じて弁護士の扱う業務も柔軟に変更していかなければならないのではないかということです。

やまね子:企業法務の最先端では、クライアントである企業からの要望に応えるために法的スキームを構築するということがあるけれど、それの個人版ということかしらん。

ヤマネコ:オールインワンからはずれてしまいましたが、多分そういうことです。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。出雲大社の神楽殿。ここにある注連縄は日本最大で、長さ13メートル、太さ8メートル、重さ5トン。注連縄の先にコインを投げ上げて挟まるとご利益があるそうな。ちなみに、境内に入ってすぐに見える拝殿にもこれより一回り小さい注連縄があるのじゃが、勘違いしてそっちの注連縄にコインを投げ上げる者もいるようじゃの。

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弁護士費用4 ハイブリッド型

2007-11-22 | 弁護士費用
ヤマネコ:どーも、引越しの準備で結構アップアップしてます、ヤマネコです。
やまね子:は~い、インターネットの引越手続ってどうやんのよまた別の何かに入会しないといけないの初めてだから良く分からないわ、やまね子よ。

ヤマネコ:無事に引っ越せるのかどうか甚だ怪しくなってきました。

やまね子:いつもぎりぎりになるまで動き出さないからよねえ。しかも、中途半端に荷造りだけはして生活が不便になるし。

ヤマネコ:さて、弁護士費用について、タイムチャージにはしないとして、実際にどんなふうに決めるかというところです。料金設定には、大きく分けると経済的利益の何割という方法とパッケージ料金による方法の2通りがあるということは、前回までに考えてきたとおりです。

やまね子:債務整理のような定型的に処理できる案件についてはパッケージ料金がなじみやすいということだったかしら。

ヤマネコ:さらに、パッケージ料金はお客人からしても料金が明確で分かりやすいので依頼しやすくなり、やがては集客効果につながるのではないか、といった潜在的メリットもあるかもしれない、ということですね。

やまね子:そうすると、できる限りパッケージ料金にした方が望ましいってことになりそうだけれど、実際の処理の手間が過重になったときに手当てできるようにしておかないと、事件が長期化した場合には費用に対する業務の負担が過大になって悲惨なことになりかねないんだったわよねえ。

ヤマネコ:それを防ぐ一つの方法として、割合による算出方法とパッケージ料金を組み合わせるというのが考えられます。例えば、離婚事件であれば、着手金は一律30万円、報酬は30万円または回収額の10%のいずれか高いほう、というような感じです。

やまね子:回収額の10%というのは結果が出ないと算出できないけれど、最低額が30万円とされているので、クライアントにとってもある程度料金が明確化されているというわけね。

ヤマネコ:また、報酬で最低でも30万円はもらえるというので、通常の事件処理であればペイすると言えるのではないでしょうか。ま、実際に固定金額をいくらとするかは、どのような事件処理を想定するかによりけりでしょうけれど。

やまね子:報酬は30万円または回収額の10%のいずれか高いほうということだけれど、30万円に回収額の10%を加算するというような方法も見かけるわねえ。

ヤマネコ:まあ、そうすると報酬の30万円というのが、結局は着手金の分割払いみたいな感じがするように思うんですけどね。それを気にしなければ、最終的には価格設定に競争力があるかどうかという問題になってくるのでしょう。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。下賀茂神社の連理の賢木。2本の木が1本に結ばれていることから、縁結びのご利益があるとか言われておる。しかも、木が枯れると境内に同じ木が生えると言い伝えられており、現在の木は4代目になるそうな。ちなみに、アメリカ生まれだからといってアメリカの法律実務に詳しいなどということはありんせん。

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弁護士費用3 タイムチャージ

2007-11-21 | 事務所の基本構想
ヤマネコ:どーも、弁護士業務のオープンソース化って需要はあるんでしょうかね、ヤマネコです。
やまね子:は~い、とりあえずネットは広大だわ、やまね子よ。

ヤマネコ:法律相談料についてはとりあえず決めたわけですが、それ以外の弁護士費用についてはまだどうするか決まっていません。

やまね子:法律相談料以外だと、とりあえず事件処理の弁護士費用かしらね。

ヤマネコ:事件処理の弁護士費用の算出方法には、大きく分けて、経済的利益の割合に応じて算出する方法とタイムチャージによる方法があります。

やまね子:経済的利益の割合に応じて算出する方法って、請求額の何割を着手金にして、回収額の何割を報酬とするという方法ね。

ヤマネコ:それに対し、タイムチャージは仕事に要した時間を計算し、当該時間に単位時間当りの費用を乗じて算出する方法です。ま、実際のところは、現実にかかった時間を仕事のヴァリューや費用のキャップを考慮して修正した上で報酬を算出するようですけれどね。

やまね子:タイムチャージって、基本的には弁護士側の申告に基づいて計算するのだろうけれど、よくそれでクライアントは納得するわよねえ。実際にどれだけ時間がかかったかなんて分からないはずなのに、架空請求されているんじゃないかっていう危機感はないのかしら。

ヤマネコ:そこらへんについては弁護士に対する信頼があるでしょうし、さらに、弁護士とクライアントとの間で、これくらいの仕事であればこの程度の費用でできるだろうという相場感の共有があるのではないでしょうか。その意味では、顧問先のように、繰り返し依頼を受けているクライアントの間で成立する報酬の取り方と考えたほうがよさそうですね。

やまね子:じゃあ、個人からの依頼は基本的にタイムチャージは適さないということかしらね。ただ、裁判とかで思いのほか長期化した場合なんかは、経済的利益に応じて算出する方法だとコスト割れする可能性もあるのよねえ。そういうときは、タイムチャージにした方が合理的だったわあ、なんて愚痴をこぼしたくもなるわね。

ヤマネコ: そうなんですけどねえ。逆に、思いのほかあっさり解決できた事件でも、原則として経済的利益に応じて費用を徴収するのであれば、コストパフォーマンスとしては全体的に見れば均衡が取れるようになるのではないか、なんて考えたりもします。

やまね子:暢気というか、いい加減というか……。

ヤマネコ:とりあえず、顧問先もないことですし、タイムチャージは採用しません。後は、事件の類型ごとに経済的利益の何割を費用とするかですね。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。金閣寺の陸舟の松。京都三大松のひとつだそうじゃが、参拝客は金閣寺の方ばかり見ていてこちらはあまり見向きもされないことが多くてありんす。とりあえずNice boat。

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弁護士費用2 法律相談料

2007-11-20 | 弁護士費用
ヤマネコ:どーも、気がついたら引越しの時期が迫ってきました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、ダンボールが足りるかしらねえ、やまね子よ。

ヤマネコ:前回は弁護士費用のパッケージ料金化というお話をしましたが、今回は弁護士費用の中の法律相談料にスポットを当ててみたいと思います。

やまね子:ほいさ。

ヤマネコ:法律相談料については、30分毎に5000円(消費税別)で行う事務所が多いように思います。また、個人の法律相談と法人の法律相談で料金に差をつけたりすることも結構行われているようですね。

やまね子:法人の方が法律相談料は高くなるけれども、理由としては、法律相談の内容が専門的になることと、法人は個人よりも資力があるというところなのかしらね。

ヤマネコ:また、債務整理については無料にするという事務所もあります。これは、お金に困って相談に来ている人からさらにお金を取るのは気がひけるという価値観が根底にあるのでしょうね。

やまね子:他方で、仕事に対する対価をきちんと受け取らないのはプロ意識に欠けるという価値観もあるところね。

ヤマネコ:ところで、ここ最近、法律相談料については債務整理だけでなくすべて無料にするという新しい傾向があるように感じます。

やまね子:結局、法律相談料って言っても、収入全体からすればそんなに大きなものではないでしょうから、有料にして客足が遠のくよりは、いっそ無料にして集客効果を狙った方が、結果的には繁盛するだろうという考え方かしらね。

ヤマネコ:しかし、無料にすると、法的サービスに対する客人からのリスペクトが低下したり、単に法的助言を聞きたいだけで依頼する意思はないという相談にも対応しなければならなくなり、業務に対する負担は大きくなりますね。

やまね子:そうすると、ただ単に無料にすればよいというものでもなさそうねえ。

ヤマネコ:そんなわけで、すべて無料化がメジャーになるかどうかは、まだ様子見といったところでしょうか。とりあえずこちらとしては、債務整理については無料にして、それ以外については有料とし、個人と法人とでは区別は付けない予定です。全て無料とするかどうかについては、実際に事務所を開業してしばらく集客率などを観察してから検討することにしましょう。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。龍安寺の石庭。イギリスのエリザベス女王が日本を公式訪問した際に見学を希望し、絶賛したそうな。だがわっちは庭には興味はありんせん。仏像見たいよ仏像。

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弁護士費用1 パッケージ料金

2007-11-18 | 弁護士費用
ヤマネコ:どーも、長時間の作業用にパソコンの遮光シートを買いました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、事務所でも使っていたくらいこれがないと仕事にならないのよねえ、やまね子よ。

やまね子:前回、弁護士費用のパッケージ料金化という話があったけれど、あれは何だったのかしら?

ヤマネコ:弁護士費用というか報酬規程が既に自由化されているということは周知のとおりです。

やまね子:そうねえ。

ヤマネコ:しかし、多くの弁護士は、過去の報酬規程を踏襲して、経済的利益の何割というように算出している例が多いように思います。

やまね子:そこらへんの実情については、以前紹介した『Q&A 弁護士報酬ガイドブック』(株式会社ぎょうせい)が参考になるわよ。また、日弁連が弁護士を対象に行ったアンケートhttp://www.nichibenren.or.jp/ja/attorneys_fee/もあるので、参照してみるといいかもしれないわね。

ヤマネコ:しかし、実際の経済定期利益は事件終了時にならないと分からないわけですし、養育費や婚姻費用などのようにそもそも経済的利益自体がいくらになるのかを算出する必要があったりして、一般のお客人からは非常に分かりにくいようです。

やまね子:というか、具体的にいくらの費用がかかるかってなると、同業者でも良く分からないのよねえ。

ヤマネコ:料金がどれくらいかかるのかが分からなければ、依頼するのかどうかを判断するのが非常に難しいということは、想像に難くないと思います。

やまね子:値札のついてない、しかもすごく高価な商品を、そのままレジに持っていくようなものだからねえ。

ヤマネコ:そこで、いっそのこと経済的利益の何割という比例的な費用の算出方法を止めて、定額制にしてしまった方が、お客人の側からすると分かりやすくて依頼しやすいのではないか、というのがパッケージ料金化の発想です。

やまね子:まあ、既に債務整理なんかでは、そういう流れになりつつあるけれどねえ。

ヤマネコ:ただ、事件処理があっさり終わったときにはクライアントにやや割高感が生じ、他方で、事件処理が長引いたときはこちらの業務負担が過重になってしまうという難点があります。そういう意味では、債務整理のように事件処理の内容がある程度定型的になっている分野向けの料金設定というのが妥当なのでしょうね。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。伊勢神宮正宮の宇治橋鳥居。伊勢神宮では、地元の人らしきベビーカーを引いた母堂が境内の鳥居を潜るたびに礼拝をしていたのが印象的じゃったの。わっちも神社では綺麗に参拝できるようになりたいものじゃな。

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業務管理4 予約受付の電話

2007-11-17 | 業務管理
ヤマネコ:どーも、神社仏閣巡りをするときに限って曇りだったり雨模様だったりします、ヤマネコです。
やまね子:は~い、家にこもってマニュアルとか作るときに限って快晴なのよねえ、やまね子よ。

ウミヘビ:今回はこちらのコメントを頂いておるぞ。

『個人的にはPackagedが最高だと思う。』

やまね子:一瞬、弁護士費用のパッケージ料金化を先取りした話題かと思ったら、曲のほうね。

ヤマネコ:確かに良い曲です。それにしても、第3弾としてニャンコロイドが発売されたりしませんかねえ、『山音ヌコ』とか。

やまね子:アホだ。アホがおる!

やまね子:で、法律相談の受付の電話のマニュアルが作るのが大変だ~、って話だったけど、具体的に注意するべき点とかあるのかしら?

ヤマネコ:意外ですが、ホームページなどで電話による法律相談は行いませんと明記しても、実際には電話だけで済まそうとするケースが結構多いんですよね。

やまね子:ということは、電話だけで済まそうとする人はお断りするようにマニュアライズするということね。

ヤマネコ:また、稀にですが、遠方の人から電話がかかってくるというケースもあります。その場合も、実際に事務所に来てもらって法律相談を行うのは現実的ではないですし、お客人にとってもコストが高いので、やはりお断りするしかありません。

やまね子:札幌の事務所に沖縄在住の人から電話がかかってくる可能性もあるわけね。本来なら地元の法律家がアクセスをオープンにしていればそのようなことは起こらないはずなのだけれどねえ。

ヤマネコ:最後に、ごく稀にですが、既に法律相談を受けた事案の相手方から法律相談が申し込まれることがあります。この場合、弁護士法及び弁護士倫理違反になるので、決して相談を受けてはいけません。そのため、相談を受けてきた事案をデータベース化して、電話の受付の段階でいちいち確認する必要があるでしょう。

やまね子:いわゆるコンフリクトチェックというやつやね。

ヤマネコ:債務整理や交通事故の案件はそんなにナーバスになる必要は無いでしょうけれどね。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。東寺の五重塔を大晦日の紅白で歌っていたアングルから。

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業務管理3 電話対応マニュアル

2007-11-15 | 業務管理
ヤマネコ:どーも、冬のくちどけポッキーが美味しい季節になってきました、ヤマネコです。
やまね子:は~い、ポッキーは冬のくちどけと極細が美味しいのよねえ、やまね子よ。

ヤマネコ:マニュアル作りが必要といってきましたが、何をマニュアライズする必要があるかという問題が残っていました。ま、とりあえず電話対応のマニュアルは必須かと思います。

やまね子:電話対応なんて、普通のビジネスマナーさえ身に付けていればいいようにも思えるけれどねえ。

ヤマネコ:ビジネスマナーは最低限必要として、それぞれの事務所や会社によって主にかかってくる電話の内容は異なりますから、それぞれの特有事情に応じてマニュアライズする必要があると思います。

やまね子:それなら、法律事務所に特有の事情って何かしらね。

ヤマネコ:法律事務所にかかってくる電話の内容を大別すると、①法律相談の受付の電話、②クライアントからの電話、③債務整理案件の債権者(クレサラ会社等)からの電話、④その他の受任事件の相手方(本人又は代理人弁護士)・裁判所からの電話、⑤その他、に分けられると思います。

やまね子:債務整理案件とその他の受任事件を分けているのは何故?

ヤマネコ:債務整理案件は、ゆくゆくは所員の担当制にしてまわしていこうと考えているからです。なので、債務整理案件の電話は担当所員が、それ他の受任事件の電話は弁護士が対応するようにする予定です。

やまね子:所員に任せられるようになったらということね。

ヤマネコ:他方で、①法律相談の受付の電話は最初から所員に担当してもらう予定です。法律相談の受付は、クライアントと事務所が最初に接する箇所なので、好印象をもってもらいつつも業務に必要な対応はしてもらうように、特に気をつけてマニュアライズする必要があると思っています。

やまね子:所員に全面的にお任せするとなると、結構かっちりしたマニュアルが必要になりそうねえ。

ヤマネコ:電話がかかってくるまでは何を言ってくるのか分からないので、ある程度の幅のある状況を想定してマニュアライズしなければならないでしょうね。その状況に応じての場合分けというのが、結構しんどいのですよ。



ウミヘビ:懐かしい日本の原風景シリーズ。下鴨神社の境内のとある風景。みたらし団子は下鴨神社の近くにある加茂みたらし茶屋が発祥といわれておる。すっごく美味なので、下鴨神社に詣でた際には是非寄ってみると良いと思うぞ。

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