今日の日経の朝刊のヘッドは、「日米欧当局・銀行の自己資本規制強化」の記事。理由は「銀行の経営の健全性を高め、安定的に企業などへ資金を提供できる体制を目指す」と解説。日経も頭がおかしいのではないか。狂っている。、だいぶ前にこのブログで取り上げた、関岡英之氏の『奪われる日本』には、「BIS(銀行の自己資本比率)規制の導入は、日本の銀行を弱体化させ、国際金融市場での覇権を挽回しようとした米国金融界の高等戦術であった」と書いている。また、同じことをやろうとしている。それをアメリカの言いなりになってやったのが、小泉純一郎と竹中平蔵である。また怒りがこみ上げてきた。
小泉純一郎と竹中平蔵がやった最悪の政策は、いわずと知れた郵政民営化である。「民でできるものは民で」などとうそを言って、『簡保』をアメリカの民間保険会社にやらせようとしたものだ。
アメリカ政府の日本に対する『年次改革要望書』により、生命保険会社は潰され、竹中金融担当大臣によって銀行は弱体化され、新会社法、改正独禁法も成立させられた。格差社会も作られた。まさに、日本はアメリカの属国である。
アメリカ次の狙いは『日本の医療保険制度』の解体であるという。いやすでに始まっている。後期高齢者医療制度もそのひとつだ。
明日の衆議院選挙は、麻生内閣・自民党ではなく、4年間待ちに待った、小泉純一郎に対する仕返しの選挙である。今でも、神奈川県のバカ市では「純ちゃん」が人気だとか。小泉売国奴の息子が立候補して、優勢が伝えられる。どうしようもない。
『奪われる日本』では、郵政民営化の裏の意図を的確に見抜いた、政治家として、小林興起氏と小泉龍司氏をあげている。両氏とも立場を違えて、明日の衆議院選挙に立候補している。当選して欲しい。
明日はながい日本の歴史の中でも重要な日になるだろう。
どうでもいい話:竹中平蔵がパソナの会長になるという記事が出ていたのを思い出した。ミサワホームでも暗躍し、兄貴だか弟だかにミサワをくれてやった。今度は人材派遣の会社へ。一体何者ですか?君は!。三澤千代治氏もパソナの南部氏も面識があるが、「改革は半ば」などと寝言をいう、悪の権化が何をやらかそうとしているのかしっかり見張っていよう。
『待ちに待つ 日本を変える 夏の陣』