初めて、漫画『美味しんぼ』を買う。サブタイトルは「食の安全」。安部 司の登場は常道。
買った理由は鹿児島県出水の海苔養殖業者、古賀重美氏の話。酸処理しない海苔の作り方が細かく解説されている。『食の学校』の雑誌にも取り上げられたことがあるので前から知っていたが、余りに話題にはならない。
私が北海道北見の㈱ヤマムロ販売の佐賀県西与賀の島内啓次氏の酸処理しない海苔を応援しているのは一部では有名な話。
私の本音を言わせれば、『美味しんぼ』の雁屋 哲氏には、島内啓次さんの方の酸処理しない海苔を取り上げて欲しかったが、養殖海苔の実態を世間に知らしめるためには悪くない事かも知れない。ずっと前も、あるテレビ局が島内さんに番組制作を申し込んだが断られ、やむなく鹿児島に入ったこともあることだし。
古賀氏の海苔は、手摘み、手漉き、天日干しの最高級海苔が一枚500円と、漫画には描いてあるが、食べてみたこともないのでなんともいえない。それに比べ、島内啓次さんの海苔は5枚入り1,000円くらいで販売されていて、売れていてファンも多いのでこれからもこちらを支持したい。先日も、六本木ミッドタウンの高級スーパー、『東急プレッセ』を覗いたが、島内さんの海苔は写真とともに、相変わらず、でんと陣取っていて、良く売れているそうだ。
磯部4原則にもある通り、ただ良いだけでだめ、『品質に応じた買いやすい価格であること』、之も重要な要素である。
海苔が大好きで,全国各地の海苔を取り寄せて海苔ごはんを楽しむのが趣味です。
個人的な意見です,人の好みもあるかと思いますが,わたしは出水の海苔が一番だと思います。醤油とか塩とか何も味付けなしでゴハンがパクパク食べられます。しかも,口の中でダマになったりなんかしません。すっと,とけていきます。ちなみに,現在では1枚500円の海苔は手に入れることはできません。「葵」の海苔が最高等級(1枚100円)ですが,1枚500円の海苔は,皇室や地元同業者のごく一部しかわたりません。生産数が少ないため。わたしは,あるお茶屋さんからわけていただきました。(なぜ,お茶屋さんからかという説明は,割愛します)
それは香りがひときわ,他の海苔よりも高い気がします。おそらく,海苔の厚みのせいだとおもわれます。
わたしは,もともと山口出身なので,出水だけをひいきしているわけではありませんが,やはり出水の海苔はおいしいと思います。