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「宮原 巍」を読む

2016年07月07日 | 本と雑誌
『遥かなるチベット』につづき、根深誠著『ヒマラヤのドン・キホーテ/ネパール人になった男 宮原巍の挑戦』を読む。一気に繰り返し2度読んだ。

宮原巍氏とは直接面識は無いが、間接的な付き合いがある。旅行会社としての「ヒマラヤ観光」とのビジネス。オリジナル旅行商品「香港に山ガール」は、『香港アルプス』の著者、金子晴彦氏の紹介でランド手配関係の商売をしている。宮原氏の親戚にあたる人との過去の付き合いもあったが今は没交渉。

宮原氏は、月並みだが、一言でいうととんでもないすごい人だ。チベット密入国の途中、ネパールにも関係した河口慧海とどっこいどっこいすごさがり、読んでいて自分が恥ずかしくなる。

私も学生時代山の経験が少しあるが、桁違いなので、人前で山のことを言うのもはばかられる。エベレストに挑戦し、登頂目前で断念した登山歴はは華麗だが、その後の経歴、特に「エベレスト・ビュー」、「ヒマラヤ・カトマンズ」の2つのホテルの建設やもまもなく完成する「アンナプルナ・ビュー」の3つ目のホテルの建設は圧巻。70過ぎてネパール国籍をとり、選挙に出るが、落選続き。現在80過ぎて現役。ネパールへの情熱は衰えない。

本の中で、感動した部分を書きたいが、後で加筆する。

当社にも最近ネパール人が入社した関係で、この本に書いてあることをその都度確認している。
そんな関係で、ネパールに役に立つビジネスはないか模索中である。(本の中で宮原氏が嫌っている「学校建設援助」は勿論除外。

チベット本と終活

2016年05月05日 | 本と雑誌
最近やっと、インフルエンザ?が直ってきて、精神的にもしっかりしてきた。

寝る前に一冊と、書架を見ると、多田等観著『チベット滞在記』を見つけた。古い本なので、多分古本屋で買ったのだろうが全く記憶に無い。古本の値段も付いていない。

チベットといえば、河口慧海の『チベット旅行記』(何度読んだか記憶にない)だが、同じ時代にチベットに入った日本人、それも10年も居て、ダライ・ラマの信頼も得ていた日本人が居たのには驚いた。この本を出すことに尽力した牧野文子と言う人も、多田等観氏がほとんど知られていないことがモチーフで聞き書きしたようだ。

河口慧海は密入国が故に入国、滞在、脱出のスリルが読ませるが、多田等観は正式に?認められたが故に、生活の様子がかなりくわしくか書かれている。

いずれにしても100年前の話だから、今とは相当変っているだろう。イギリス、中国との関係が書かれているが、面白い。

書架には、『遥かなるチベット ー河口慧海の足跡を追って』(根深 誠著)もあるが
そのうちもう一度読んでみましょう。

この大型連休は、もっぱら、物置の中の整理に費やす。子供達の学校時代の本や絵や、親の遺品、一升瓶の朝鮮ニンジン酒、蜂蜜が果てしなく出てきた。これからも遥かなる終活は続く。

万葉集

2016年05月04日 | 本と雑誌
日本古代史、聖徳太子、天皇制、日本語の起源、日本書紀(古事記は後世の偽作説に同感して、読まない)、万葉集、枕詞へと読書の興味が進んでいる。

たかだか、1500~2000年前の話だが、いろいろな本を読んでも、諸説紛々でよく解らない。日本人はどこから来たのか?日本語はどのようにできたのか?邪馬台国はあったのかなかったのか?、あったとしたらどこにあったのか?卑弥呼って誰?聖徳太子は実在したのか、朝鮮半島からの渡来人なのか?きりがない。だから面白いのか知れないが、、。

残る素朴な疑問
1.安本美典氏の、「古代朝鮮語」と「日本語」は系統的にも無関係。従って、万葉集を朝鮮語で読むのは無理があるの説は理解したが、では、いまだ判読不能な、額田大君の「莫囂圓隣之大相七兄爪湯気 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本」はなぜ存在するのか、どう理解したらいいのか。当時の「日本」では朝鮮語は日本語の当て字同様一定の存在があったのではないか?

2.枕詞はなぜあるのか?

3.日本語の形成する過程は?


最後は、岡田英弘氏か。

ジェイムス・サーバー

2016年04月16日 | 本と雑誌
知人から『大坂屋ブログ』から『読書本』のブログに変りましたねといわれる。

『虹をつかむ男』、『マクベス殺人事件の謎』をたまに引っ張り出して読んでいる。
新たに最近『傍迷惑な人々』も買った。かなりの部分がダブっているがそれも良しとしよう。短編なので、電車の中や寝る前はちょうど良い。

よくよく読むと不思議な内容だ。好きなところは、支離滅裂で、最後にどんでん返しの点。中でも「ツグミの巣ごもり」は傑作。

挿絵も楽しい。

本もどんどん増えるが、考え直さないと後が大変。今日は短編で終わり。