goo blog サービス終了のお知らせ 

食・酒・旅 ネクシャリスト2

超弦理論 神道 短編/O・ヘンリー/星新一/F・ブラウン 円空
人類史 日本人史 小室直樹 山本七平 古墳 大坂屋

習近平

2011年09月28日 | 国際・政治

ちょっとした必要があって、『習近平の正体』を京橋図書館で借りて一日で読む。

1953年6月15日、北京で生まれる。(なぜか出身は陜西省富平県)。清華大学卒。陜西省延川県梁家河、河北省正定県党委書記、福建省厦門市副市長、福建省寧徳地区党委書記、福建省福州市党委書記、福建省党委副書記・福建省長、浙江省党委書記、上海市党委書記を経て、2007年10月党政治局常務委員兼中央書記処書記、2008年3月中国国家副主席・党中央党校校長、中央香港マカオ工作協調小組組長、中央機構編制委員会副主任。

国家副主席・習近平が日本で関心を集めた出来事は、2009年12月15日、天皇陛下との会見だ。会見実現まで、いろいろあったが、最終的に小沢一郎が動き実現させた。中国側、習近平側にもどうしても実現させたい事情があった。

ここまでの道のりは険しい。文化大革命で家族はつるし上げに会い、一家離散したり、本人も下放して、辛酸をなめる。最終的には、父親の習仲勲の人脈、江沢民他の指導者の引きにも恵まれ、今日に至る。

習近平の人物像・考え方

  • マスコミ嫌い
  • 無骨な田舎者
  • 『現場から学ぶ』
  • 政治の道に入ったら、財を成すことを考えてはならない。金を儲けようとすれば、『貧官』『贓官』と呼ばれ、いつ捕まるかと怯え、最後はよからぬ場所に身を堕とすことになりかねない。政治の道に入ったら私利私欲を捨て、役得を得ようなどとは絶対に考えてはいけない。
  • 共産党人は私利私欲を抱かず、民衆のことを常に考えて、民衆のための政治をすることが必要だ。
  • 『徳を以て政をなす』

夫人は中国人民解放軍の元専属歌手で国民的スター歌手の彭麗媛。

「政治と金」というマスコミの馬鹿の一つ覚えと愚民ポピュリズムの犠牲者である小沢一郎と正反対?の男が、天皇を通じて貸し借りがあるのも、歴史の皮肉か。果たして来年秋の18回党大会でトップに立つか注目しよう。

     『天皇と 主席・黒幕  実力者』

                                       (敬称略)


有罪・無題

2011年09月26日 | 国際・政治

先ほど、小沢一郎元秘書に有罪判決が出たらしい。意外だし、がっかりした。

Sさんパーをはじめとする、極左勢力の高笑いが聞こえるようだ。

控訴して、戦って欲しい。

よく電車に乗っていると、いかにも司法試験に何度も落ちて浪人中の人を見る。この人たちが、合格して裁判官になるとは限らないが、ああいう人たちが何がしかの形で裁判にかかわり、人の運命を決めるのは納得できない。想像しただけで気持ちが悪い。裁判員制度がその、是正・歯止めになればいいのだが、こちらも、ポピュリズム・愚民だし、どっちもどっち。裁判員制度も、アメリカの「年次改革要望書」によるご指導のたまものだから、日本人はいいようにされている。

勿論、司法試験に大学3年くらいで、悠々と合格して、法務省に入る人間もいるが、学力(厳密に言えば「記憶力」)が高いといっても、人を裁く資格、その人間性は別だ。

自分もたまに事件に巻き込まれそうな局面に遭遇するが、気をつけなければならない。

駅には「見たくない」、「社内暴力ですべてを失う」のポスターが張られているが、本当にその通りだ。

  『一郎が 日本で苦戦、イチローも』


TPP問題への序章

2011年09月25日 | 国際・政治

自分自身、元々反米主義者とは思わない。昔のカテゴリー分けだと、「右」だし、学生時代もノンポリだった。家族を含めたアメリカとの関わりはむしろ他の人に比べても高い方だろう。だが、最近はなぜか、アメリカのやることに納得できない。

野田首相の初訪米。「貴方とは一緒に仕事ができる」とオバマに囁かれる。写真を見るかぎりおとなしい礼儀正しい生徒が、「いい性格をしているのだから、自分のためだけでなく回りの人のためになることをしなさい」と先生に説き伏せられているようだ。

アメリカからみれば、野田首相は日本人が好きな、「慎ましやかさ」をもっているので、それを叩くと日本人の感情を反米に向けかけないと思っているのだろう。2+2もあたかも日米対等のような写真をマスコミに載せ、同盟関係を強調する。クリントン夫人が笑顔を振りまけば日本人は彼女、アメリカを親日的と見てしまう。

アメリカは自国の利益最優先の国。日本の有事でも、核の傘・日米安全条約で日本を守ることしないのは歴然としているのに、ほとんどの日本人はアメリカに間違った期待をしている。戦後の高度成長はアメリカの軍事力により、自国の防衛をアメリカに依存し、防衛費を他のものに使用してきた事実はある。しかし、今、アメリカは、日本の基地を利用して、中国をけん制しているのであって、「思いやり予算」はおろか、本来、基地使用料を徴収すべきなのである。

アメリカは、日本が強国になることを望まない。おとなしい、優等生でいてほしいのだ。国連常任理事国にはしたくない、拠出金はそのまま払い続けろ。自分は中国とうまい関係を築く。北朝鮮問題でも、拉致なんてどうでもいいのに、ブッシュ時代もそうであったように、同情をしめし、日本人を懐柔しようとする。

TPPは、もう勝負が決まっているような雰囲気だが、あの菅が唐突に2010年10月に言い出してから、経済界、マスコミ、民主党、果ては自民党まで(当たり前か)賛成。反対派は農業団体と共産党くらい。それが故に問題の本質が矮小化されている。どうして、日本人はこう単純なのか。「乗り遅れる」「孤立する」「鎖国」だとか、内容はほとんど知らないで一人歩きする。もともとのメンバーでもないアメリカが「環太平洋」という言葉を利用して、日本を巻き込み、間接的に日本を潰そうとしているのが、TPPの本質だ。中国も韓国も入らない。言いだしっぺのどこかの国の元首相が「入ってみていやなら出ればいい」と発言し、野田首相も「大変参考になった」と。原発枝野も、「しっかりと議論」して、TPPを進めるだろう。

TPPは単に農業問題ではなく、アメリカの景気回復、軍産業共同体、オバマの再選戦略、日本潰しなのだ。

「日米構造協議」、悪名高い「年次改革要望書」の延長上にTPPは存在する。人をだますのに「自分は悪人です」と言う人はいない。圧倒的な敵なのに「トモダチ」と偽って愛想笑いをする。

福島の原発もれっきとしたアメリカ製。。。。これ以上は言わない。末世。

  民主党に捧げる鎮魂歌(笑点・大喜利風に)・・・・・・・・・・ 

  『潰されて ハットカンじる? 遅いノダ!』  


夏の終わりに、衆愚政治の終わりを!

2011年08月21日 | 国際・政治

狂ったような第2波の暑さも和らぎ、秋の匂いを感じさせる風が吹く。というわけで、たまには政治談議(民主党論議)を。(あくまでも自分のため!)。

民主党党首選が今月中に行われ、新しい総理が決まるという。顔ぶれは、つい先日まで本命の松下政経塾出身で大物なのか、頑固で寡黙な小物なのかわからない野田財務大臣、不景気面で芝居がかった鹿野元農林大臣、政治家には不釣合いの実直そうな馬渕元国土交通大臣、男泣きの海江田経済産業大臣、、、と並ぶ。その他なべ底だか樽底だかの男、別の小沢氏とは鋭さが全く違う同名の男、。。。

マスコミもさながらAKB48選挙並みの、低次元の解説。それもやむをえない。政策論争も政治家としてのポリシーもない、学級委員選選びの様相。、陰にいるボスの力頼みの選挙だから仕方ないが。

遡れば、ちょうど2年前の8月、自民党政権に代って民主党政権になったが、今思えば、だれも民主党のマニフェスト実現を期待したわけでもなかった。ただ、反自民、非自民、脱自民政権を期待しただけだった。とにかく「一度やらしてみよう」政権だった。

民主党政権実現に最大限の貢献をしたのは、小沢一郎氏である。

政権の今は、さながら惨状である。民主と言う名前にはあまり似つかない、北朝鮮とつながる市民運動家で独断偏見の恐妻総理がトップにいて、いつも苦虫を噛み潰した顔で気持ちが悪いほど不気味な老獪全共闘世代代表のSENGOKU38、融通が全く利かないが政権の維持には融通の利きすぎるP-Okada、原発の記者会見での登壇時に右翼以上に国旗にむかって恭しく一礼をする福(ホラ吹く)みみ枝野、、、。

しかし最大の誤りは、そんな民主党を選んだ私および我々の行為である。

本当は力もあり人間も優秀なのに、世界から嘲笑されている日本を復活させるため、

  1. 民主党政権は、今度の総選挙で終わらせるべきである。
  2. 小沢氏の復権を前提に、民主党極左を切り、自民党を離党した有志と新党を結成し、小沢総理の下に強い日本を作る。小沢氏の「セイフティーネットの構築」は賛成だが、従来の主張(例えば、国連平和維持軍)の中で、修正すべきは修正することを望む。すこしは、明るい顔で、馬鹿な大衆に迎合を!。
  3. みんなの党は増長させてはならない。彼らの言う「小さな政府」、「市場競争主義」、「グローバリズム」等は、日本の現状を正確に言い当ていないし、めざすところは小泉時代への復古である。小泉を彷彿させる、渡辺喜美ポピュリズムを許してはならない。(今の状態だとその危険性は大きい)
  4. 正しい意味での「政治指導」と官僚の活用の徹底を図る。
  5. 「無駄の徹底的排除」と「消費税の値上げ」を明確ビジョンとして打ち出す。クラリオンガールによる「仕分け」は勘弁して欲しいが。。。
  6. 弛緩している日本外交の建て直し。北方領土、尖閣、日本海、、、。
  7. 憲法改正を伴う再軍備。(もういい加減平和ボケ、期待できないアメリカ頼みは止めよう)
  8. 脱原発を目指す。(東京電力の解体。。。)
  9. 記者クラブの廃止。  

先日テレビでソルジェニツィンとスターリン・ブレジネフ・・・エリツィン・プーチンとのかかわりとその時代の番組があった。(もう一度本を読みたい衝動にかられる。もう原書では無理だろうが)。勿論ソルジェニツィンのような権力にも影響力を持つ有識者は日本には居ない。私もブレジネフ時代にソ連に4年半居たことがあり、ソ連邦崩壊後に、運輸省音頭とりの「ロシア物流視察団」でモスクワ・レニングラードに行った経験があるので感慨無量。今の日本にはプーチンのような強い政治家が必要である。

                                


大韓航空の搭乗自粛問題

2011年07月14日 | 国際・政治

久しぶりにグルメネタ以外。

最近新聞はあまり一生懸命読まない。

理由は、日本の新聞は真実を伝えないというか真実を知らない不勉強なものになりさがってしまっているから。

朝日新聞は、「日本の外務省が、大韓航空の竹島デモフライトに抗議するため、外務省の公務員に対して、大韓航空の利用を一ヶ月間自粛するように指示した」と報道しているという。

日本ではあまり聞かない話。日本人はいつのころからか(70年安保ごろからか)政治をはじめあらゆる社会問題に反応しない国民となってしまったから、今回の話が事実ならいいことだ。

オーストラリアのシーシェパードが海賊まがいの行動をとっても、カンタス航空やジェットスターに対する搭乗自粛話は外務省からも民間からも出なかった。オージービーフの不買運動もなかったし、その後のオーストラリア首相の来日時にはあっけら菅首相が握手を交わしていたと記憶する。

中国漁船の海上保安庁巡視艇への体当たり事件でも、中国系航空会社への搭乗自粛はおこらなかったし、マスコミも黙っていた。

最近の原発では、馬鹿が一人で勝手な発言を繰り返し、マスコミは支持率の低下だけで攻め、国民は暑さのせいで機能停止。

此の夏は、余計なことを考えないで、古典を読んで勉強したい。