米業界に関係する多くの業者が読む『商経アドバイス』という新聞がある。9月11日付けに、私Yの、過日の若米会での講演記事が掲載された。
『若米会が夏季定例会開く・新ビジネスモデル追求』・・生・販・消の融和から
本誌読者を中心に集まった若手後継者グループ・若いコメ屋の会(=若米会 志村成則会長)は先ごろ、神奈川県小田原市の尊徳記念館で夏季定例会を開催した。定例会では、コメ生産者とコメ消費者の融和によって新しいビジネスモデル、新しいコメ購入・消費スタイルを創出しようと、「農産物そのものを売るのではないアグリビジネス」について意見交換。地元小田原のコメ生産者や旅行業界関係者、経営コンサルタントなど、同会のブレーンも多数参加した。
過疎地の休耕田などを 利用して旅行客に農業体験してもらい、かつ観光も取り入れたグリーンツーリズム(アグリツーリズム)がにわかに注目されている。生産者と消費者をつなぐ立場として米穀店がかかわることで、観光農業とコメ消費の結び付けに活路を見出そうというのが今回のテーマ。
定例会では始めに、長年にわたって航空会社で営業企画を担当し、現在はツアー会社SでCOO兼営業統括を務めるかたわら、食品輸入・卸会社のY顧問も担当するY氏に、旅行会社の現場からみたこれからのアグリツーリズムの可能性と課題について語ってもらった。
Y氏は話の中でいくつか例を挙げ、▽自分の家族が一年間食べる分のコメを無農薬で作れないか▽休耕田と高齢化に悩む農家を救う▽偽造表示が氾濫する日本で安心したものを食べるのには自分で作ったものしかないということに気付いているものの、その術を知らない前向きな家族▽消費者と農家の接点を担うコメ屋の役割▽何とか市域の特徴を生かせるように前向きに模索している地方都市ーなどをキーワードに『第1次産業と第3次の融和が生・販・消の活性化につながる』と指摘した。
さらにY氏は、産地の荒廃が都市生活に影響する点を強調。▽耕作放棄地の増大による中山間地での資源管理態勢の崩壊→治山・治水・洪水防止機能、緑の提供がなくなる→都市生活の悪い影響ーという図式を示し、「持続可能な農業の確立が土地の生産性を低下させず、永続的な生産を可能にする。そのためにも、アグリツーリズムの役割は大きい」と語った。
以下省略。
おりしも大阪の三笠フーズの事故米の流出が社会問題になっている。食とくにコメは日本人の原点なのだから、もう少しモラルを持って仕事できないか!
金儲けだけに目が行く現代の風潮は、小泉時代の規制緩和、なんだかわからないが「改革」のひずみ。リーマンブラザーズの破綻に世界中が震撼としているのに、日本では、どこかの党の総裁選遊説で、政治の空白を露呈している。とくに、小泉改革の継承を訴えるメス猫は見るに耐えない。小泉の名前を出すことが、いまいかに時代錯誤かわかっていない。何が上げ潮派だ。本当は○○吹き派だろう。