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佐々井秀嶺

2013年11月10日 | 新聞

今日の日経に、佐々井秀嶺の記事を見る。私の古いブログを探すと、5年前に『破天』で佐々井のことを書いている。

ヒンズー教の圧倒的なインドで、アンベードカルの後継者として、仏教への帰依を勧める老僧は78歳とある。今回まだ健在と知ったし、2009年、その後、震災の後にも来日したと書いてあってさらに驚く。

佐々井は表向き無くなった差別制度=カーストの根強く残るインドで、最下級層=不可触へ仏教への帰依を勧めている。基本は「平等」だ。

話は飛ぶが、偶然読んでいる『日本を救うC層の研究』(適菜 収著)には、「権力は腐敗する」で有名なアクトン卿が、「左派系メディアが金科玉条としてきた平等主義、理想主義を根底から批判した・・・・」、「平等を求める貧困層の熱情が暴政を正当化し、自由社会の息の根を止めてしまった」とある。「三権、二院制」も肯定する。さらに、モンテスキューの「低レベルな人間に投票権を与えるな」も紹介。先の参院選挙で、マスコミは盛んに「ねじれ解消」を訴えたが、ねじれが無ければ二院制も無意味なのに、低レベルな国民は鵜呑みにする。馬鹿なマスコミに馬鹿な国民。あ~あ。さらに、日本では、パープリン歌手集団の総選挙に熱中するメディアがあったり、適菜が痛烈に批判するデマゴーグ橋下が一時人気になったり世も末な状況。

その日本でも「平等」がひとリ歩きし、左も右も、改革・革命を旗印にする。自由・平等・博愛と言うが、いかなる状況でもそれらすべてが正当化されるべきとは限らない。

11月25日は三島由紀夫の命日だが、「狂人」だ「右翼」だと表面的に言われている三島由紀夫の思想をきちんと自分なりに総括してみたい。


リセット

2013年09月01日 | 新聞

もう9月。猛暑が続く。孫がきているので楽しいが、肥るの気になる。

シリア情勢も暑く、今日明日にもアメリカは空爆に踏み切る情勢だ。「世界の警察官」の意識は未だ続く。

日経はいつも懐疑的に読んでいる。理由は今の政権寄りに何とか懐柔しようと言うのが見え見えだからだ。

今日の日経の中で、「米ロが拭えぬ冷戦構造」から。2009年に米クリントン国務長官が、露ラブロフにへ渡した小箱に書かれた、「ペレグルースカ」と言う言葉。ロシヤ語では、ペレは「オーバー」、「グルースカは積載」。本当は「ペレザグルースカ=リセット」の意味で、単純な間違いだったが、象徴的出来事であったと書いている。

ところで、「リセット」をウイキペディアで引くと、「初期化」。それのロシア語版を見ると「再構築」とある。私に今までの常識では、「リセット」と言えば、「なかったことにしよう」の意味。仲の良くない相手と関係を「リッセット」すると言うことは、関係再構築より、なかったことにしようと言うことになると思っていた。

言葉は恐ろしい。

私も、昔、経済同友会日ソ経済委員会のパーティーで、某航空会社社長と旧ソ連邦の州知事の通訳を2回ほどやったが、誤通訳だらけだったのではと赤面の至りだ。時効。

ここで、何度かブログに書いている笑い話。(孫崎氏の本にも登場しているが)

森「Who are you?」

クリントン「I’m husband of Mrs.Clinton」

森「Me too」

クリントン「・・・・・」


気になる日経新聞記事

2013年08月18日 | 新聞

いつもは日経の記事は批判的に読んでいるが、、、、週末、感じた記事を肯定的に書き留める。

1.『サン・ドラッグ』

  • シニアコンビニ
  • 従来型コンビニの立地余地は少ない
  • シニア向け品揃え
  • 加工食品=ドラッグストア並みの価格、コニビニより2~3割り安い
  • 商店街の空家活用

  →旅行業

2.『ウィズネット』

  • シニアフィットネスクラブ
  • 少し安い料金設定
  • 健康状態t定期チェック

3.在宅型介護ケア支援住宅の拡大

  • 特別養護老人ホームから移行
  • コストが1/3

  →我が家の活用検討

4.姿消すミツバチ

  • 確実に「ネオニコチノイド」(前にもブログに書いたが)。早く規制しないと大変なことになる。いや、遅いかもしれない。原発の次に気になる。大企業向け政策だけでない政治を!
  • 我が家でも、今年はミツバチを見ない。スズメバチも見ない。柿の木、・ハナミズキ・椿の葉っぱに小さい蛾の?虫がいない
  • 蚊も今年は、ハマダラ蚊がいない。
  • 赤トンボも今年は来るか?

5.ミミズ、ゴミの救世主

  • フィリピンの元日本人商社マン

  →パラオ等の島、その他後進国への展開


紅心 小堀宗慶

2009年06月04日 | 新聞

今朝の日経朝刊に、「心に残る名碗」で、遠州茶道宗家・小堀宗慶氏シベリア抑留者であることが書かれていた。帰国の列車に乗る直前、「小堀は残れ」と言われ、列車を見送った話が紹介されている。

この話で思い出すのが。前にもこのブログに書いたが、『ラーゲリから来た遺書』の主人公の山本幡夫。彼も帰国直前、ストップをかけられ、死ぬまでシベリアに抑留され、ノートに残した遺書を、仲間が洋服に縫い込んだりして分割して日本に持ち帰り、ご夫人に届ける話だ。

年をとって来ると記憶力はもとより、連鎖発想力が低下してくる。ひとつのことから、燎原の火のごとく次から次に発想が浮かばなくなってきたのは悲しい限り。

続きの連想から言えば、陶芸の世界で、 岐阜の陶芸家、岸本謙仁さんを思い出す。岐阜と言っても愛知に近いのだが、大昔、ご自宅にお邪魔して、織部のぐい飲みを頂戴したことがあった。最近は、日本酒を飲む機会が増えたので、今でもたまに使わしてもらっている。

岸本さんを紹介してくれたのが、今は名古屋に住んでいるY氏。病院食のクックチル・ケータリングシステムの会社を立ち上げたが、今は現役を退き、ハーブ園をやっていると聞いている。

この先も続くが、今日は之まで。


今日の新聞を読んで

2009年02月07日 | 新聞

ちょっと新聞に目を通しただけで、おかしなことが多すぎると感じるこの頃。

「かんぽの宿」売却白紙化。元国家資産をオリックスという企業に安値で売却するという単純な話ではない。それは一部タブーの部分に関わる問題ではないかと想像する。それは凡人が結び付けたくても結び付けられない、奥深いどろどろとした世界。

アメリカのピースボートの船が日本の捕鯨漁船に体当たり。多額の寄付を集める団体であるが故の、スポンサーへのアピール行動。それは、単に鯨が哺乳類で人間に近く、賢い動物だから、食べてはいけないなどという情緒的な問題ではない。また、食糧危機だから食べるのは正当だという単純な議論でもない。あまり議論されないが、実は鯨は環境汚染の頂点にいる。『くじらは誰のものか』(ちくま新書)という本があるが、読んでも何が言いたいのか良くわからない。そのくらい、立場によって見方が分かれる、判り難い問題。

スエーデンが原発容認の記事。地球温暖化対策がその理由だと。苦笑してしまう。原発の大国はフランス。元々昔はスエーデンも原発推進国だった。原発を復活させるのにも大義名分が無かった。そこに出てきたのが地球温暖化、CO2排出問題。温室効果ガス抑制のために原発を推進すると言うのは、論理的にも成立しない。それは、いつも書くように大気中のCOは、たった0.057%、かつ地球は温暖化どころか寒冷化に向かっているのだから。原発の安全性のすり替えに、CO2が使われる。之はもう漫画としか言いようがない。

麻生何がしが、実「郵政民営化には反対」だった発言。新聞にも書かれているように、そうであれば、解散しかない。口をへの字のなんとやら。しかしこの前の選挙で郵政民営化の熱病にかかり、小泉旋風に洗脳された多くの国民にそれをとやかく言う資格はない。

松本清張の再評価。大いに結構。『昭和史発掘』なんかは一度呼んでみたい本だ。

土曜日だが、会社で仕事。