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イエメンプロジェクト(5-1) パリ出張・打合せ①

      

    

     パリ セーヌ川 (打合せの合間をみてスケッチ)

イエメン政府代行のコンサルタントとの打合せでパリには13回出張した。定宿はパリ事務所紹介のコンコルドラファイエット。凱旋門やシャンゼリゼ通りに近い33階建ての高層ホテルだ。一方、コンサルタント会社はセーヌ川をはさんで反対側のパリの高層ビル街、モンパルナスにある。同社へは地下鉄で通った。

 

打合せにはコンサルタントと我々コントラクターの下記各部門の担当者が出席した。 

<コンサルタント側の出席者>

プロジェクトマネージャー Mr.S仏)  攻撃型。ディベート力にたけた典型的なパリジャン。日本人にとってやりにくい相手。

技術統括  Mr.W英) 

打合せでは中立かつ冷静な判断を下す。英国の名門セメンント会社勤務。英国紳士の風格あり。

原料山 Mr.B(仏) 技術で凝り固まった実直なおじいさん。技術力は素晴らしい。パイプをくゆらす姿がさまになっている。好感の持てる人間。

機 械 Mr.K(仏) 生真面目で典型的な技術屋タイプ。スペインで3年間コンサルタント業務を行い豊富な経験を持つ。

電 気 Mr.A(仏) 異色の技術屋。好奇心旺盛な人間臭い人物。飾り気のないのが好感持てる。  元軍人。

土 建 Mr.M(スイス) 一匹狼で仕事をする実力派で勉強家。イエメンで借りている彼の家を訪れると書がずらりと並んでいた。プラントのサイトマネージャーも担当。ジョークを飛ばすのがうまい。

 

<我々コントラクター側の出席者>

上記と同じ各部門の担当者。 

 

打合せは定例ミーティングを主体とし、問題が発生した場合はその都度開いた。プロジェクトスタート時は全体の工程、プラントレイアウト、各設備の配置、主要機器の仕様、コンサルタントへ提出するドキュメントの承認手順など基本事項について打合せた。本プロジェクトの大きな問題、原料山・開鉱工事の話合い(イエメンプロジェクト(5) 七・三の勝負)は上記と並行して行った。

 

これからは上記コンサルタントとの長丁場のつき合いになる。本プロジェクトの無事完成

をめざしてお互いに頑張りたいものだ。イエメンプロジェクト(5ー2) パリ出張②に続く

 

過去のイエメンプロジェクトのブログはこちらより

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