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ガーディアンルポ05「クアイアーボーイズ」第2回

2013年12月23日 | ガーディアンルポ05「クアイアーボーイズ
■ガーディアンルポ05「クアイアーボーイズ」第2回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所
ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」

 敵もはるかかなたから、生命体ミサイルを発射する。
それに対抗すべく地球連邦軍が考えだしたのが、クアイアーボーイズだ。

そのミサイルをいち早く発見し、処理するのが俺たち、クアイアーボーイズに与えられた任務だった。生体ミサイルは思考能力をもつ。
役割?。

それは生命体ミサイルに対抗して、彼らを地球圏内に突入までに処理すること。
いわば相打ちだ。

 俺たちクアイアーボーイズは、地球人類の科学が生み出したバイオノイド。
地球人の細胞から生み出された生物機械。

俺たちの意識の奥には、君たちが失敗すれば、「親」が死ぬという刷り込み
がされている。
親を叔うために自分が犠牲にならなくてはという動機ずけだ。

 『僕達がいるのは地球を守るためではない。地球人を守るためでもない。そう、アリスーママ、
俺たちはあなたを守るために、この宇宙という大いなる暗渠にいるのだ』

アリスーママ、つまり私の生命の源、顔を覚えている!


俺M113-012は、飛来してくる生体ミサイルをついに認知する。
終わりがやっと来たのだ。

何の恐れもなかった。

あるいは、死ぬことは安らぎかも知れないと想った。
この孤独にくらべれば。  
   
 再び、周りを見る。

仲間のクアイアーボーイズの亡きがらが、1セット240人の仲間。

240人の仲間が周りに浮遊している。

失敗すれば、自動的に監視ステーションが
不良品として俺たちの生命抹殺を行う。
(続く)
■ガーディアンルポ05「クアイアーボーイズ」第2回(1979年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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