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封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第6回

2006年05月01日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第6回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第6回 ■4-3 アー・ヘブンは意識をとり戻す。 奇妙な液体がアー・ヘブンの体をとりか こんでいる。アー・ヘブンはすばやくこの液体の成分を分析する。  塩分、鉄分、鉱物資源を多く含む液体層。それが透 . . . 本文を読む

封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第5回

2006年04月24日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第5回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第5回 ■4-2 ユニコーンと北の詩人が歩みはじめた、その地下、つまり「大球」の奥深く 存在する純粋思考体、新しく目覚めたばかりの「天宮」は異物の飛来を気にやんでいた。 そしてまた、「大球」の鉄表面 . . . 本文を読む

封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第4回

2006年04月23日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第4回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com// ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第4回 ■4-1 北の詩人は、目ざめた。 あるいは 意識が戻ったという方がいいのだろうか。 とにかく、その時、彼はユニコーンの背中にのっていた。  突然、どこかの世界から、この世界へ転移されたよう . . . 本文を読む

封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第3回

2006年04月14日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第3回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第3回 一つの恒星がある。名前を「タンホイザー=ゲイト」という。 星の中心部に緑色の液体で充たされた空間があった。  そこに巨大な″木″が浮遊していた。 ″木″は意思の集合体であり、自らをハーモナイ . . . 本文を読む

封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第2回

2006年04月07日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第2回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com// ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第2回 ■2 新機類、ユニコーン、ルウ502はどこまでも拡がる鉄表の上を四つの足で駆っている。 眼の前に拡がるのは鋼鉄の荒野。 いや荒野と呼ぶのさえ、不適当だろう。つるりとした冷たい鉄で被われてい . . . 本文を読む

封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回

2006年04月03日 | SF小説と歴史小説
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回        1 それは、小さな石だった。 石は隕石となり、「大球」と呼ばれる星に落下した。 大球は、「小球」と呼ばれる衛星と絆で結びついている。 大球には、「新機類」と呼ばれる生物が生息し . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第6回 (最終回)

2006年04月01日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第6回 (最終回) 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第6回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年 種人間グレイを抱いて、ガーディアンのヘルム、タリス、それに番人の少年ビックが地下トンネルに急いで逃げこんだ。 スキャッグ達かここまで据り進んで . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第5回

2006年03月31日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第5回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第5回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年  地獄船の船員は、歴戦の兵(つわもの)だ。次々と入れかわり立ちかわり鋭いつきをかけてくる。最初人間樹の間を逃げまわっていたガーディアンのヘルムは、ようや . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第4回

2006年03月29日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第4回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第4回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年 地虫の、スキャッグは、ようやく地上にたどりついた。スクリーンの男から頼まれた物を捜すた めに、危険を犯し、クリスとヘルムのログットの残骸の所へやって . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第3回

2006年03月15日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第3回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第3回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年 ガーディアンのクリスが目ざめた時、体は小刻みに震えている。 今、新しく生まわたような気分がする。 なぜだ。体調が悪いのか。大地が震えている。  段々と . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第2回

2006年03月09日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第2回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第2回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年 ヘルムとクリスは、やっとのことです船から離れ、かろうじて、安全圏にのかれた。同時に船体は大きな爆発をおこし、ふきとんだ。 爆風がヘルムと、彼の背中のタ . . . 本文を読む

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回

2006年03月01日 | SF小説と歴史小説
ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回■ ■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年  下級ガーディアン、ヘルムはようやく頭をあげ、コンソール・パネルを見た。 眼がかす人でいた。まるで体じゅうを、鉛が満たしているようた。 モニター・スタリ . . . 本文を読む

ガーディアンルポ03「洪水」第8回-完 [ ガーデイアンレポシリーズ ]

2006年02月28日 | SF小説と歴史小説
■ガーディアンルポ03「洪水」第8回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ03「洪水」第8回■ ■11  僕、カインが、目をさますと、知らない人達が、僕の顔をのぞき込んでいた。 「大丈夫か地球人よ」 「あなた方は」 「君達を助けるために来た宇宙人、LS星人だ」  遅かった。もう少しても早ぐ来てくれた . . . 本文を読む

ガーディアンルポ03「洪水」第7回

2006年02月27日 | SF小説と歴史小説
■ガーディアンルポ03「洪水」第7回(1979年作品) 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ ■ガーディアンルポ03「洪水」第7回■ ■8 ム=ウムの姿は、かつてシュクセイキにフネが入間の姿をしていた時の姿に うり二つだった。フネは爆発のショックでシュクセイキに自分が人間であったことを思い出していたのだ。フネの全記憶機構の働 . . . 本文を読む

ガーディアンルポ03「洪水」第6回

2006年02月22日 | SF小説と歴史小説
■ガーディアンルポ03「洪水」第6回(1979年作品) 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ http://ameblo.jp/yamadabook/ ■ガーディアンルポ03「洪水」第6回■ 海底の泥流の中に一個の知性体が存在していた。主である。 その中枢記憶回路はムの一族の禁制地域にあった。 フネに攻撃をかけ、失敗した「黒 . . . 本文を読む