裏やまちゃんchronicle

日常も非日常もまだまだ続きます。

社会生活が営めなくなるから

2006年02月04日 | book
出張先に20時前に着いた。
いつもの駅前の中華料理屋さんで皿うどんを食べる。
いつものコンビニであずきプリンを買って、いつものホテルにチェックインする。
のんびりお風呂に入って、広いベッドで眠りたいところだが・・・。
そういうわけにはいかないのだ。
持ってきた入浴剤(くちなし)のお風呂に入って、
しぶしぶ、ノートPCを取り出す。
これから、仕事をしなければならないのだ。
チャンネル数の少ないTVをBGM代わりにキーを叩く。
・・・何とか終わった。
もう寝ないと、明日辛いな・・・。
でも。
そう、移動中眠るのも忘れて読みふけってしまった本の続きが読みたい。
どうしよう・・・。
結局、最後まで読みきってしまった。
しかも現実から遠くに連れて行かれてしまった。
この本は、買った時から平日に読んだらだめってわかっていたのに。
魂を吸い取られて、上手く生きられなくなるのに。
“命売ります 三島由紀夫”
読んだらだめと言うよりは、
読むとサラリーマンアンドロイドの自分がだめになってしまい、
使い物にならなくなるのだ。
せめてもの救いは。
出張先での仕事が早く終わったから。
寸でのところで、“帰って”来る事が出来た。
でも・・・。
今のままだと・・・。
帰って来る事が出来なくなる日が来てしまうかも知れない。
待っている人を作って、
現実的な生活を営めば、大丈夫になるのだろうか・・・。

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