疲れた。
もうすぐ日付が変わる。
シャッターが降りた商店街、コンビニだけが人工的に発光している。
商店街から裏道に曲がろうとした時、酔っ払いと思われる男女の声を聞いた。
ふと、声の方向を見ると、閉じたシャッターの前で、自分より歳上の男女が抱き合っている。
眼鏡をかけた男に、セミロング、黒いコートの女ががばっと抱きついて、しきりに何かを訴えている。
ん~。。。
女は、フード付きのコートを着ていた。
フードには、たくさんの「ボンボン飾り」がついていた。
絶対、着ない。
20過ぎて自分の事を、
「女の子」
って言っちゃう女性の存在を思い浮かべた。
私は、だめ。
20過ぎどころか、「女の子」という言葉は使わなかったな。
ところで。
「おんな」になりたかった私は、閉じたシャッターの前で、がばっとした事あったっけ。
ふと、爪先を見る。
ストッキングが履けなくなるのは困るから、足だけは鱗がはえませんように。
もうすぐ日付が変わる。
シャッターが降りた商店街、コンビニだけが人工的に発光している。
商店街から裏道に曲がろうとした時、酔っ払いと思われる男女の声を聞いた。
ふと、声の方向を見ると、閉じたシャッターの前で、自分より歳上の男女が抱き合っている。
眼鏡をかけた男に、セミロング、黒いコートの女ががばっと抱きついて、しきりに何かを訴えている。
ん~。。。
女は、フード付きのコートを着ていた。
フードには、たくさんの「ボンボン飾り」がついていた。
絶対、着ない。
20過ぎて自分の事を、
「女の子」
って言っちゃう女性の存在を思い浮かべた。
私は、だめ。
20過ぎどころか、「女の子」という言葉は使わなかったな。
ところで。
「おんな」になりたかった私は、閉じたシャッターの前で、がばっとした事あったっけ。
ふと、爪先を見る。
ストッキングが履けなくなるのは困るから、足だけは鱗がはえませんように。