裏やまちゃんchronicle

日常も非日常もまだまだ続きます。

2006年07月30日 | miscellany
目が覚めると左上腕が重い。
何の気無しに右手を左上腕に持っていくと、
(んあ…)
ベッドから起き上がり、左上腕を見れば、びっしりと鈍い銀色の鱗で被われていた。

意味がわからない。
思い切って一枚、鱗をつまんで引っ張ってみた。
一瞬、軽い痛みが走る。
親指の爪より一回り大きいだろうか。
皮膚に張りついていたと思われる部分に、少量の血が滲んでいる。
無意識に、匂いを嗅いでみる。
生臭いのかと思ったら、無臭だった。。
どうしよう?
朝イチで販促会議があるから休めない。
とりあえず、半袖シャツで隠れるから、ジャケットを脱ぎ着しても大丈夫だよね。
今日は会社に行くとして、これからどうしよう。
鱗を全部、はがす?
耐えられない痛みでは無かったけれど、大丈夫なのだろうか。
でも、かなり高密度だから心配である。
皮膚科に行ったら…。
恐い。
マスコミとか、フリークスとして騒ぎ立てるかも。
見せ物小屋に転職するには迫力不足だし。
わからない。
今日はいつも通り、会社に行こう。
ソファに腰掛けてストッキングをはく。
鱗、足じゃなくて良かったな。
永遠に伝線し続ける。
素足で会社に行くわけに行かないもの。

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