綿あめプーさん&あるび

綿飴ぷーさんの「けやきの会」(長岡市にある障がい者関連団体)と白馬山麓の実家の話題&アルビッレクスサポ日記

ラテンのノリで行きましょう!

2011年01月26日 | ぷーさんのつぶやき
かなりギックリも回復したので、日本生命様主催の森永卓郎氏の講演会に行ってきました。

350人収容のホールは完璧に満席でしたが、2列目でお聞きすることができました。


三宅さんに、いつも怒られている「森永」です。(テレビタックル)の立ち上がりから最後まで面白い話で90分があっという間でした。

経済講演会でしたが、終始、場内は笑いの渦でした。

少し専門的な話が続いて、飽きてきたなと思うとすかさず漫談調に変わるところがすごいです。

趣旨は、「ラテン的な考え方で今の停滞を打開しましょう」でした。

日本とイタリアを比べて、イタリア人の一人あたり所得が日本を上回っている。
所得が同じなら、イタリア人は日本の半分の時間しか働かないから、実質2倍。

南北に長くて、海に囲まれ、大企業が少なく、ほとんど中小企業で日本と似ている。
首相もコロコロ変わる(笑)

違うところは残業も休日出勤も一切しない。夏のバカンスは最低30日以上休む。
昼寝の伝統を続けている会社もある。
それなのに日本人より所得が多い。

実は仕事の権限移譲がすごく進んでいることと、ひたすら効率化を考えて働いているところが日本と違う。

経営層は基本方針を決めるが、それは下には一切相談しない。
あとは、現場に全て任せる。
上下集まっての会議なんか無い(これも効率が高い理由)

そして、ラテンといえば、楽天的、くよくよ悩まないのが、経済的に落ち込まない理由。

何が売れるのか分らない今の時代、考えたってヒットはなかなかでない。
リサーチとか会議とかやっててもヒットは出ない。
ならば「数打ちゃ~」で散弾銃打ち続ければその中で一つや二つはあたるかもしれない。
失敗作の反省するくらいなら、とにかく「打て」

そして、付加価値をうまく付けるのがイタリア流。
TOYOTAのセルシオは上位クラスで1千万。
私はカローラだけど、同じTOYOTAの車とは思えない。
セルシオは小指1本でドア押せば確実に閉まる。カローラは間違いなく半ドアになる。

ところが、フェラーリは1億超える車がある。
こいつが乗ってみないとエンジンかかるかどうかわからない。
おまけに雨の日は乗れない(笑)
でもこれが付加価値の一つ。
フェラーリは決して優秀な車が作れないわけじゃない。F1で優勝できるほどのメーカー。

大切なのは、ワクワク、ドキドキするかどうか。これが付加価値。

日本人はプロジェクトⅩが大好き。
そんな悲壮感で作ったものは必要ではあるが、売れるとは限らない。

ラテンのノリで明るくいかないと今の閉塞経済は打開できない。

とこんな内容でした。

うまくまとめられなくてすみません。
なんとなく納得できた講演でした。