「おかえり。」

道の駅「おばあちゃん市・山岡」応援ブログです。
田舎暮らしをはじめた絵描びとの目線で里山の魅力をご紹介します。

おひな様と 「がんどうち」 って?

2009-03-03 15:51:36 | イベント情報
きょうは、3月3日 ひなまつり。

ひな祭りと聞くと・・
私はなぜかひな壇に並ぶ雛人形より甘酒のにおいが頭の中に浮かんできます。

妹がいたせいで、お菓子やご馳走にもあやかりましたが、
なかでも子供心におぼえているのは
お酒をのむ大人のまねをして、お祝いの甘酒をのんだことです。
それがおいしくて・・・おいしくて・・・。

もちろんアルコール分はありませんが、何か気分だけでよっぱらって。
「この子は、大酒のみになる。」などと言われたものです。

(実際、飲める年になってみて弱いことがわかりましたけど・・。)




そんなひな祭りの思い出がありますが、

前回につづき、古き里山でのひなまつりの思い出を
三浦のおじいちゃんの歳時記よりご紹介いたします。


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「がんどうち」

節句の当日子供たちはそれぞれに信玄袋を提げて

「おひなさんを見しとくれ~」

と言っては一軒一軒まわって

お供えのからすみを貰って歩いたものだ

そして、家ごとのものを味わい

自分の成長を祈ったりした風習を

”がんどうち ”と言ったが今はなくなった。



おひな片付けは早目にせよとかで

翌日には大黒さんの土びなを抱いて

麦畑を一巡しながら今年の豊作を祈念して

りんご箱等に傷まない様に新聞紙にくるんでは

からすみを一切れ入れて土蔵に納めた。

その時、ひなの顔が汚れて薄黒くならない様に

顔面を和紙で包んだりしたものだ。

尚土びなの裏側に贈られた本人の名前と

贈り主の住所氏名を墨書する風習だった。


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とても懐かしいような・・
里山の風景が目の前にひろがります。
自分の成長を祝い、豊作を願い 
お米に感謝して、
お米から「からすみ」をつくり味わう。



私のお気に入りのお菓子が
そんな風習のなかで活躍していたなんて・・。

おばあちゃん市のは、とてもおいしく評判で
ちょくちょくお土産にもって行っていましたが

土蔵のなかで一年お休みする ”土びな” のおみやげにもなっていたのですね。

時代はかわれども、今でもおいしい里山の味ですね。
ぜひお土産に。






*「山岡の土びな展」は  
「道の駅」おばあちゃん市・山岡  
みはらし茶屋と和室内に 2/20~4/3まで展示してあります。



*土雛づくり実演イベントは
3月3日(火曜) 3月12日(水曜) 3月28日(土曜)
自作されたい方は、材料費にて体験できるそうですよ。
ぜひチャレンジしてみて下さい。




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