「おかえり。」

道の駅「おばあちゃん市・山岡」応援ブログです。
田舎暮らしをはじめた絵描びとの目線で里山の魅力をご紹介します。

「おばあちゃん市」 のはじまり。

2009-01-27 10:14:44 | 「道の駅」紹介
先日、「道の駅」おばあちゃん市・山岡 に寄った時、
駅長さんが大事に整理している過去のアルバムを見せて頂きました。

そのアルバムには、道の駅名にもなっている「おばあちゃん市」
のはじまりが記録されていました。

最初は、おばあちゃん・おじいちゃんの「生きがいづくり」
として、平成7年の8月に小さく始まったそうです。
小里川ダムのふれあい館の向かいの広場で、
毎週日曜日に13名ほどで露天に市をだしてたんです。

今でも多くのおばあちゃん・おじいちゃんが手間隙おしまず
自家用に野菜やお米をつくつていますのでそれが市に並びます。
そんな新鮮な野菜や山菜、そして加工品を楽しみにして、
近郊をはじめ、遠くは名古屋から客さんが
足を運んでくれるようになったそうなんです。
喜んでもらえることは本当の「生きがい」になりました。



しかし、露天のお店ではやはり雨露の心配やご苦労があり
そこで、おじいちゃんが一肌脱いで屋根をつくったそうです。

山岡のおじいちゃんはやさしくて頼もしい!
田舎暮らしをしてビックリしたのですが
なぜか、とても大工さんが多いのです。
私の暮らす組(町内)は、ぜんぶで18件ですが、
現役また卒業された大工さんあわせると4~5人おられます。



おじいちゃんが山から木を切り、おばあちゃんが丸太の皮をはぎ
おじいちゃんが丸太を組んで屋根をつくったのです。
日本の里山ログビルダー健在!!

私などは、都会でアウトドアやログハウスの雑誌に
日々憧れていたので尊敬の対象なのです。



その活動が大きくなり、その後「手づくりの店」常設店、そして、
今の道の駅「おばあちゃん市・山岡」につながったのです。

私は、この「生きがいづくり」は本当に理想的だと思います。
自分のできる事・好きな事をとおして、皆に喜んでもらえることは
年齢に関係なくだれもが「生きがい」だと実感するのではないかと思います。
営利優先のグローバル経済システムの影で、失われてきたことが
今現在、多くの痛みの中から見直されはじめてきました。

人とかかわりあう温かさ・・・

その人を思い手間をかける仕事・・・

里山にのこる伝統的な生き方と、
都会にある自由で躍動的な生き方が交わり
新しい希望の文化が生まれることを心から願っております。

また、おばあちゃん・おじいちゃんの「生きがいづくり」に
ふれに 「道の駅」おばあちゃん市・山岡 に寄ってって下さい。


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「おふくろの味定食」は人生の応援歌。

2009-01-20 09:28:45 | 「道の駅」紹介
この、道の駅「おばあちゃん市・山岡」で大人気なのが
お昼に出される「おふくろの味定食」=650円!!です。

天ぷら、煮物、田楽など3つのおかずにお味噌汁、漬物。
ご飯は、「おこわ」「味ご飯」「ちらし」の3種類から選べるのです。
そして、デザートに寒天の里ならではの「ところてん」まで付いてくるのです。
どれもこれも、地元でとれたての野菜や山菜など季節の食材をつかい、
栄養のバランスを考えて、朝から毎日手づくりしているのです。



私も初めて食べた時は、あまりの豪華さとおいしさにびっくり!しました。
多くのファンの方がいるのも納得します。

街から来た、客さんに私もご馳走してあげた事あるのですが
「街の洒落たお店だったら、1650円でもおかしくないよね~。」
とやはり大変驚き! とても満足そうにいただきました。



思い起こせば、
ヨチヨチ歩きのころから~学校や社会に出てがんばる中
つらいこと、大変なこと・・・
本人しか乗り越えられない人生の出来事を
「だいじょうぶ・・あなただったら大丈夫だから。」
といつも、そっとうしろから見守り支えてくれた母の思い。

温かなご飯のなかに元気のもとをしのばせて・・・。

つらい時ほど、そのぬくもりは胸のおくまであたためてくれました。

おふくろの味が懐かしくなるのは
見た目や栄養をこえた「ぬくもり」が入っているからではないでしょうか。

旅行やドライブ、そして仕事などのお昼の時間に
道の駅「おばあちゃん市・山岡」をコース設定して
「おふくろの味定食」をぜひ味わってください。
最高の定食です。


*できれば少し時間を前後づらした方がゆっくり楽しめるのでおすすめですよ。

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寒さからの贈り物。

2009-01-13 14:50:13 | 里山の風景

お正月休みも終わり。


ふりかえればこの山岡町にも多くの方が里帰りされたようです。
また、歴史のある飯高観音さんにも多くの参拝客が訪れておりました。
駅長さん宅も娘さん夫婦が来られたそうで、
都会育ちの娘婿さんは、夜空に輝く星を眺めながら
「こんなにきれいな星を見るのは久ぶり」ととても感動していましたそうです。
「寒くて、空気がきれいだからね」と山岡ならではの歓迎ができたそうです。

私も星空の美しさに声をあげたことがあります。
壁画制作の出張で、ぎやかな街中に数日に泊り込んで仕事をした後、
夜遅く車での帰り道、国道19号を瑞浪から右折するのですが
小里城大橋手前の上り口あたりからはいきなり真っ暗で・・
本当に何もない山の中に入って行く様で・・・とても心細くなりました。
しばらく車を走らせ坂を上りきり、道の駅でトイレ休憩。
その後、満点の星空に囲まれている事に気が付き。
ジーン・・・と・・・一人感動!!! 
「すごい!!」

 何もないのではなく・・・
気が付かなかった事に、あらためて気がつきました。


正直いって、寒天の里だけあって寒さは厳しい。
山岡町に住み始めた年は、家族そろって冬中かぜでダウンしていました。
しかし、厳しいからこそ良いこともあるのです。


先日、ある人から聞いた話ですが、作物は、自らを凍らせないために糖分を蓄えるのだそうです。
(実験しても分かるのですが、砂糖水はなかなか凍りません)
昼夜の寒暖の差のとても激しい山岡町は、特別な気候。
だからこそ、ビックリするくらい「お米」もおいしい!!
本当にガンバッタお米なんです。

お米も厳しさの中成長してくれるなんて・・ありがたい。


おかげ様で我が家も皆心身共にずいぶん丈夫に成長できました。

 

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「新春初笑い」

2009-01-06 09:46:45 | イベント情報
あけましておめでとうございます。

昨年の秋からはじめたばかりのブログですが、
火曜日更新の週1ペースで、「道の駅 おばあちゃん市・山岡」や
「里山ぐらし」をご紹介していきたいとおもいます。



1/2(金)新春初笑い 「尾張万才」のイベントが新年早々おこなわれました。
私は拝見することが出来ませんでしたが、
駅長さんから写真を頂きましたのでご紹介いたします。

おめでたい席には欠かせない「尾張万歳」。
匡指定重要無形民俗文化財です。
知多市より来演していただきました!
三河万歳は神様、尾張万歳は仏様に奉納するんだそうです。
多くのお客さんと共に笑のひと時をすごしたそうです。




「笑う門には福来たる」ですよね・・・
春から縁起の良い催しを行って、
道の駅も、今年一年楽しくにこやかに笑ってお客様をお迎えしたいです。
と駅長さんは言っておられました。

尾張万歳は、鎌倉時代に一人のお坊さんが
寺の雑役をしていた村人に、
法華経をわかりやすくし
歌えるものとして教えたのがのはじまりだそうです。
のちに、笑いを強調した祝福芸、華やかな舞台芸として
広く親しまれるようになったそうです。

現在ブームの上方漫才も、もとは尾張万歳から生まれたものだそうです。

もともと、人の幸せを思いはじまった「尾張万歳」。
時代は変わっても人の心の中に咲く喜び・・・
    ・・・本当に大切だと実感できる時代のように思います。

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