駅長さんが大事に整理している過去のアルバムを見せて頂きました。
そのアルバムには、道の駅名にもなっている「おばあちゃん市」
のはじまりが記録されていました。
最初は、おばあちゃん・おじいちゃんの「生きがいづくり」
として、平成7年の8月に小さく始まったそうです。
小里川ダムのふれあい館の向かいの広場で、
毎週日曜日に13名ほどで露天に市をだしてたんです。
今でも多くのおばあちゃん・おじいちゃんが手間隙おしまず
自家用に野菜やお米をつくつていますのでそれが市に並びます。
そんな新鮮な野菜や山菜、そして加工品を楽しみにして、
近郊をはじめ、遠くは名古屋から客さんが
足を運んでくれるようになったそうなんです。
喜んでもらえることは本当の「生きがい」になりました。
しかし、露天のお店ではやはり雨露の心配やご苦労があり
そこで、おじいちゃんが一肌脱いで屋根をつくったそうです。
山岡のおじいちゃんはやさしくて頼もしい!
田舎暮らしをしてビックリしたのですが
なぜか、とても大工さんが多いのです。
私の暮らす組(町内)は、ぜんぶで18件ですが、
現役また卒業された大工さんあわせると4~5人おられます。
おじいちゃんが山から木を切り、おばあちゃんが丸太の皮をはぎ
おじいちゃんが丸太を組んで屋根をつくったのです。
日本の里山ログビルダー健在!!
私などは、都会でアウトドアやログハウスの雑誌に
日々憧れていたので尊敬の対象なのです。
その活動が大きくなり、その後「手づくりの店」常設店、そして、
今の道の駅「おばあちゃん市・山岡」につながったのです。
私は、この「生きがいづくり」は本当に理想的だと思います。
自分のできる事・好きな事をとおして、皆に喜んでもらえることは
年齢に関係なくだれもが「生きがい」だと実感するのではないかと思います。
営利優先のグローバル経済システムの影で、失われてきたことが
今現在、多くの痛みの中から見直されはじめてきました。
人とかかわりあう温かさ・・・
その人を思い手間をかける仕事・・・
里山にのこる伝統的な生き方と、
都会にある自由で躍動的な生き方が交わり
新しい希望の文化が生まれることを心から願っております。
また、おばあちゃん・おじいちゃんの「生きがいづくり」に
ふれに 「道の駅」おばあちゃん市・山岡 に寄ってって下さい。
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