「おかえり。」

道の駅「おばあちゃん市・山岡」応援ブログです。
田舎暮らしをはじめた絵描びとの目線で里山の魅力をご紹介します。

私の理想郷。

2008-12-30 18:38:57 | 「おかえり。」
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち

慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず

野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず

そういうものに
わたしはなりたい

これは、宮沢賢治さんの有名な詩 「雨にも負けず」です。
正直私は三十代前半までは、ほとんど宮沢賢治さんに興味がありませんでした。
ある程度全力で人生を走ったあと、何故かこの人の思いにとても共感しました。

人生がこういう目標だったら・・・
本当に幸せでいられるだろうな・・






変化の年の瀬
里山に暮らし思っています。

・自然と共存する循環型の小さな生活をすること。
・それぞれの個性を理解し、おたがいを認め合うこと。
・自分の好きなこと、得意なことで人の役に立てることを本当の喜びとすること。


そんな世の中を大切な子供たちにのこしてあげたい・・と。
希望へとつながる道を信じて、来年も一歩づつゆっくりあるいていきます。



あなたは・・どんな世の中をのこしてあげたいですか・・・?





*1/2(金) また「新春 初笑い」のイベントが、
 道の駅 おばあちゃん市・山岡 にてあります、良かったら遊びに来てください。


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「ありがとう市」 感謝汁ごちそう様でした!

2008-12-23 14:07:40 | イベント情報
12/21(日)道の駅 おばあちゃん市・山岡=毎年恒例の
「ありがとう市」に娘といっしょに行ってきました。





11時過ぎと出遅れたため、すでにピークは過ぎ片付けにはいっておりましたが、
まずは無料でふるまわれる「感謝汁」を外でいただきました。




大きななべでおばあちゃんがつくる「感謝汁」は、一味も二味もちがいます。
山岡の冬にはピッタリで、寒くなった体を温めてくれます。




たちこめる湯煙にさそわれ、まだまだ人が集まってきます。

「ご馳走様!」

「ありがとう!」



地元の素材で心をこめた手づくり、がモットーの「道の駅」だけあって
感謝汁をはじめとして、本日は外にとれたての野菜やお米、陶器そして
おじいちゃん手づくりのお正月の飾り物までならびました。




わらを使った正月のしめ縄や飾り物。
お米を自分でつくるようになってからは本当に実感します。

霜の季節、雨の季節、日照りの季節、風の季節・・・。
どれだけ昔の人たちが、無事に収穫が出来たことに感謝していたのか。
そしてその奥にある大自然の営みや神様にも・・。
一本のわらにも特別なきもちが生じます。

色々なことがあった一年、あっという間の一年。
感謝できる「今」がある事が、「ありがたい。」

ごちそうさまでした。


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おかげ様で 「ありがとう!」

2008-12-16 09:35:12 | イベント情報
恵那・山岡町は毎朝霜が降り本格的に寒くなってきました。

田んぼ一面に並べた寒天づくりの光景や、家の軒下に吊るされた干し柿が
里山の冬の暮らしを演出してくれます。


私は、遠方に車で出張しての壁画制作などの仕事がたまにあり
そんな時は、早朝朝日と共に家を出ます。
薄っすらと雪が積もった田んぼの中
朝日にてらされ紫色に光り輝く「寒天づくりの光景」
氷点下の中で湯煙と共に働いておられる人々。

まるで、雪景色の中で繰り広げられるタンチョウ鶴のダンスの様に
神秘的に美しく光り輝いておりました。

健康やダイエットブームもあり
今ではテレビでずいぶん有名になった山岡町の寒天ですが、
あまり縁のなかった私には、
このような人々の影にかくれたご苦労によって出来ていた事は驚きです。

お金を出せば何でも買えると思いがちな現代。
お米や野菜をつくるために、黙々と働くおじいちゃんおばあちゃんの姿。
里山には、「おかげ様」をもう一度思い出させてくれる心の風景があります。


そして、そんな作り手のおじいちゃん・おばあちゃんは言います。

「おいしいかったよ~」

「ありがとうね~」

お客さんの笑顔が生きがいなんだと・・・。

おかげ様で「ありがとう!」の輪。
寒いからこそより実感できるのでしょう。




*今年も12月恒例のイベント「ありがとう市」が 
 12/21(日)道の駅 おばあちゃん市・山岡にて開かれるそうです。

おいしい野菜や加工品はもちろん、
感謝汁の無料サービスや粗品プレゼントがあるそうです。
よかったら遊びに行ってみてください。


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標高400mにある秘境の駅。

2008-12-09 10:34:17 | 「道の駅」紹介
はじめて来た人は、ビックリする。

瑞浪からだと、高さ79.5m上空をわたる小里城大橋を通り
トンネルを2つ通り抜け山の上の「道の駅」おばあちゃん市・山岡 にたどり着くので、特別な領域に足を踏み入れたような気さえするのです。

標高400mにあるのですから、名古屋のシンボル、JRセントラルタワー(245m)や岐阜の象徴、金華山(328.9m)よりはるか上空なのです・・・
山の下からは見えないので、突然あらわれた・・「道の駅」なわけで。


僕は最初マチュピチュ(ロマンチストなので・・)を連想したぐらいです。





小里川ダムのとなりにあり、ダム湖に浮かんだ大きな水車小屋といった感じです。

ダムのふれあい館からも、つり橋を渡って歩いていくことが出来ます。







そんな山岡町に遊びに来た友達は、
突然タイムスリップした感覚に驚き・・きつねにだまされている様な気すらして、

「・・山の上に、こんなにも多くの人が暮らしがあるとは・・」

と驚いていていました。


標高400m以上に広がる里山・・山岡町。

冬は氷点下10度以下になることもあり、昼夜の寒暖の差が大きく特別な場所。

だからこそ、全国でも有名な寒天をはじめ、おいしいお米や野菜がとれます。



そして、寒ければ寒いほど・・温かな田舎のおもいやりが心にしみます。



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はじめまして。

2008-12-03 10:07:31 | はじめまして。
はじめまして。

このブログは、通常の駅長さんの「公式ブログ」ではありません。
山ちゃんが駅長さんの許可をとって情報を公開している「応援ブログ」です。

客観的に少しよこみちにそれながら、「道の駅 おばあちゃん市・山岡」や
里山の風景やつくり手のおじいちゃんやおばあちゃんなど山岡町の魅力を
楽しくご紹介できればと思っています。

「ほっと 一息。」




この辺で少しかんたんに自己紹介です。

山ちゃん こと 山口岳志(やまぐち たけし)昭和37年生まれ
現在、山岡町は飯高観音さんの近くにて田畑の付いた古い民家で田舎暮らしを満喫させてもらっております。
駅長さんには以前役場にお勤めのころから大変お世話になっておりました。
おばあちゃん市ができてからは、ふるさと絵葉書をはじめ平成20年には、ロゴマークや看板や店内の装飾などイメージチェンジをさせていただきました。
山岡町のすばらしさを少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。


家の横では自給用のお米や野菜をつくり、自然豊かな良い環境のなか子育てができ、好きな絵や看板などの仕事で皆さんのお役にたてている事が本当に幸せです。

夕方には、1日を感謝しながら五右衛門風呂を焚き・・初夏のころには庭にくる蛍をみながら家族で夕涼みなどを楽しんだりしてます。

しかし以前は、夫婦そろって野心や冒険心が人一倍強かったせいもあり東京のど真ん中で広告や芸能界の関係の仕事を24時間体制でやっており、
季節感どころか昼と夜が分からないような生活をしておりました。

多くの人の出会いや体験により価値観の変化があり、「ここ」にたどり着いたのですが、




なにげない1日のおわりに夕日をながめながら、


「あーありがたい・・・。」


と感動している自分にたいして、なんだか・・・


「おかえり。」 


といってあげたい今日このごろなのです。




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