のほほんブログ

今日も今日とて、変わり映えしない日々。
ボケ防止と備忘録にブログをやってます。

読んだ本、「朱夏」

2023年04月28日 | 

実家に行った時、姉が読みかけにしていた本を目にして
私も読んでみようかと。

多分、返却期限までに読めないと思ったので
今回はメルカリで買った。
なので、益々はかどらなかった。
一日5、6ページずつ?牛歩の読書
本は図書館で借りるに限る。

高知から入植した開拓団の子弟教育にあたる夫、
その夫を頼りに生後まもない娘を連れて、意気揚々と渡満した綾子は十八歳。
わずか数カ月後、その地で敗戦を迎えることになってしまう。
一瞬にして暗転する運命、
暴徒とソ連軍に死を覚悟し、飢えと厳寒の中で、
人間の本性を目の当たりにする。
ボロボロの難民生活をどうにか生き伸びて
引き揚げの日を迎えて日本に帰って来るまでの壮絶な体験記。

国策に翻弄され、そして棄民にされた。
哀れとしか言いようがない。

コメント
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