のほほんブログ

今日も今日とて、変わり映えしない日々。
ボケ防止と備忘録にブログをやってます。

読んだ本、「悪の芽」

2022年04月25日 | 


貫井さん、初読み。
アニコン会場で無差別大量殺人を起こして焼身自殺した犯人は小学校の同級生だった。
彼はイジメが原因で登校拒否になった。
その後の彼の人生はどうだったのか、どうしてこんな事件を起こしてしまったのか、
そのいじめの原因を作ったのは自分だという思いに苛まれ、パニック障害に陥る主人公。
最終的には仕事にも復帰していくのだけれど、
真相を探っているようで結局は自分の気持ちを楽にしたいだけだったような。
犯人の絶望感も今一つ伝わってこなかった。
後半物足りなかった。
社会に、人類に、絶望したとしても
関係のない人々に怒りをぶつけて滅茶滅茶にすることに何の意義がある!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする