17日、有明広域行政事務組合視察研修に行ってきました。複雑多様な1市5町が事務組合を立ち上げて広域で共同処理をしている取り組みです。我が町も3町村広域組合のクリーンセンターの借地使用期限が近づいており、切実な課題になっているからです。知事が県南部の広域モデルを考えようと言うことで期待もしているのですが・・・。宇陀市を含む広大な規模での話し合いになるとか。財政的にも疲弊している中山間地では、大規模改修や土地買収など望むべくも無く、先行きの不安感は大きい。
有明では、クリーンパークファイブという最新鋭のゴミ処理施設を見学。流動床ガス化炉で分解されたものを1300度から1400度で燃焼・溶融。灰はスラグとなって、路盤強化剤にリサイクル(埋め立て地が不要)。飛灰は業者に出して重金属を取り出し資源化。塩化水素 等は常に見える化されている。道路にもこの電光掲示板があつた。
最新鋭装置を11人プラス委託職員などで稼働させている。ゴミ収集は、各行政区がしている。清潔、無臭、無害化に感心させられた。質問も多く出て、時間大幅にオーバー。
クリーンパークファイブは県の所有地だったにもかかわらず、立案から開設まで、7年もかかっているという。主には地元周辺地域への補償問題や環境問題だったようで「総論賛成、各論反対」は、どこも同じだ。
17分別で環境にやさしい取り組みがされていた。
この組合では、消防、し尿処理、斎場や介護保険も扱っており、事務局部局44名がこなしている。消防部局は210名。421平方キロメートルをカバーしているとのこと。
合併もあったようだが、広域でうまくできればそれに越したことはない。つくづくゴミを出さない努力がいると思った。
13日は、吉野町消防団の出初め式。団員不足や地域消防力の低下が叫ばれる中、我が町は、本当によく頑張ってくれている。昨年は、火災が5件とか。延焼せずに食い止めて下さったとのこと。『住民の生命と財産を守る』という一念で集まる究極のボランティア。ありがたいと思う。
今年は、おだやかで温かかった。団員の皆さんもほっとしたことだろう。
11時から吉野広域行政組合の『年頭視閲式』 挨拶をした。隊員達が命を落とすようなことがあってはならないことや広域化になっても自信と誇りを持てる日々の鍛錬などお願いした。新入隊員達のあどけない様子や先輩達のきびきびした訓練風景にみとれた。 今年1年、大過なく過ごせますように。
午後から『共産党の新春のつどい』 今年、中間選挙のある自治体の候補者も挨拶。私は「右傾化、福祉切り捨てから町民を守り、町民本意、願い実現、心に届く選挙を。がんばります」と言わせてもらった。
山下よしき参院議員の話にもつくづく『その通り』だと思った。大阪のWTCや神戸空港など巨額の無駄使い。シャープを始め、横行する若者や熟練技術者に対する容赦ない首切り。若者たちの2人に1人が非正規雇用というあり得ない国の実態。大企業が持っている使い道のない260兆円の一部を取り崩すだけで雇用が守られる。このわかりきったことがなぜ世論にならないのか。デフレ脱却に物価を2%上げるという。さらに消費税。購買能力の落ちている国民にとってデフレ脱却の先にあるのは地獄。庶民の給料が上がって働く場所があってこそ、初めてものを買えるのだ。つくづく国のありようについて考えさせられた。
今日は、お役所の仕事始め式。最初に『さくら苑』 ここはお正月休みもない。でも、家に帰ることのできない高齢者の皆さんにとっては、本当にありがたい居場所なんだ。挨拶をさせてもらった。「福祉行政の厳しい時代の中でも、わたしは「さくら苑」に希望を持っている。何より厳しい行革の中で体制を建て直し、単年度財政の大幅改善がされている。また、職員さん達の奮闘のおかげで夏祭りの取り組みのごとく、入所さんや利用者さんと心通わせてすばらしい仕事をして下さっている。誇りと自信を持って頑張ってほしい」 御礼と感謝と仕事に対する誇りについて話させてもらった。
職員代表の方の「介護報酬引き下げなど厳しい時代だけれどもがんばる」と言う話に胸が痛くなる。こんなにみんな頑張ってくれているのに、余裕もなく厳しい職場環境では、気の毒だと思う。福祉にお金を回してほしいとつくづく思う。
クリーンセンターでもおまけで挨拶させてもらった。わずか数年前、トップがいない中で職員さん達が悪戦苦闘して維持管理してくれた歴史がある。その後の職員さん達の意識改革がすごい。一つずつ、内容が改善されているのがわかる。現場で働いて下さる人達の大変さを思いつつ、広域化になってもへこたれないでがんばってほしいと思う。私も地に足をつけてがんばりたい。
さっき、消防団の夜警の激励に行ってきました。今年も年末3日間、拍子木を鳴らしながら地域を回ってくれます。飯貝第6分団の若者たちは、温かく仲良く元気でした。楽しい人間関係が築き上げられて、田舎の良さを実感しています。住民の安心感もあり、感謝あるのみ。消防団は健在です。
私たちの地域サロンで『ハンドベルでジングルベル』会をしました。弥陀一仏を頼みまいらせ・・なのだけれど、みんな楽しいことは大好き。わずか一時間で完全マスター。来年は、もっと練習して白い上着でと言うことで加藤チャン風になろうと盛り上がりました。
身近で楽しいサロンは、介護予防や孤独死を防ぐことにつながるし、何より住民が主人公で元気が出る。吉野町の目標値が20カ所。低すぎ。もっともっと昔の井戸端会議を復活させたい。高齢になると迷惑をかけるみたいな発想があるけれど、大間違い。まじめに生懸命生きてきた人達が充実した余生を送るのが自然の摂理だと思う。サロンを増やすのにちょっとした行政の後押しがあればいい。元気なお年寄りや団塊の世代が町内にはいっぱいいるのだから。
録画してでも見たかった「遅咲きのひまわり」ぼくの人生リニューアルの 最終回が終了。地域おこし協力隊の小平丈太郎。四万十市に。
大学卒業後、アルバイト人生だった小平丈太郎は四万十市が臨時職員の地域おこし協力隊を募集していることを知る。四万十市に向かう途中東京で研究医をしていた二階堂かほりはと出会う。若者たちの迷いや恋や仕事を描きながら、疲弊する地方都市の状況と温かい人情がていねいに描かれていた。私も吉野と重ね合わせて、見続けた。
吉野町にも地域おこし協力隊が来てくれている。まだまだ見えないけれど『他者の視点』吉野町の活性化に力を貸してほしいと思う。若者たち、がんばろう。
吉野に特産品誕生。実は、十数年前から町おこしのために作り始めたブルーベリー。もちろん生食が美味しいのですが、ジュースも完成。昨年は、加工するために長野県まで行ったけれど、今回、足元に加工してくれるところがあった。さっぱり甘くて美味しい。吉野の特産品にしたいと思います。みなさん 味わってね。
ブルーベリーのきっかけは『曼荼羅町づくり会議』でのおばちゃん達の会話から。「親戚が来た時、ちょっと手土産にというものがないね」「葛菓子を買いに行くのも遠いし高いし」「いつも野菜ばかりじゃ・・」と言うわけで、まだ、メジャーではなかったブルーベリーを耕作放棄地を借りて植えたのがきっかけ。
町内中でブルーベリーを植えて持ち寄り加工所を作り、特産品にしたいなあ。
奈良新聞社杯の決勝戦が下市健民グラウンドでありました。吉野ファイターズが今季数少ない決勝戦。相手は『大淀ブルーサンダース』体が大きい選手がいっぱい。かたや吾がチームは小柄でやさしい雰囲気。大丈夫かとドキドキしながら見ていました。
用事があって間なしに帰ったけれど「山椒は小粒でぴりりと辛い」負けたものの2対0だったとか。
子供達のがんばりに胸がいっぱい。これからもがんばれ 吉野の子どもたち!!
と、フェイスブックに発信するとすぐに返事が・・。「吉野FC(サッカー)も郡で優勝」「吉野北リトルタイガースも応援して」うれしい。吉野町の子供達のがんばりが・・。それを支える保護者の熱い熱すぎる??思いが伝わってきて、過疎化高齢化なんて吹っ飛ばせる気がします。でも、少子化は超難問。若い世代に定住してもらうしかない。みんなでがんばろう。
死者9人を出した笹子トンネル天井板落下事故。その後の点検で不具合670カ所に達しているという。同じ作りの中央道小仏トンネルは2001年と2003年に天井板が危険と言うことで撤去していた。現場では、笹子の方が危険と言われていたけれど、費用が倍以上になるので先延ばしにされていて起きたのが今回の事故。人の命と改修費とどちらが大切かと腹が立つ。
昨日の「赤旗」を読んでいて「高速道路の民営化後、役員数が3倍に増えている」「役員報酬平均が年1860万円と高額」なんということ。ひどすぎる。国交省のOB等が天下りして高額をむしり取っている。国民の命をもうけの道具にしているのだ。黒こげのワゴン車の中で亡くった若者たちは、シェアハウスに集うボランティア大好きの好青年達ばかり。地域に溶け込み、地域の盛り上げ役もしていたという。こんなすばらしい青年達を死なせたことになぜ、国民は怒らないのだろう。命より金儲け、格差があっても仕方ないとあきらめる世論に絶望する。
「吉野町役場庁舎整備基金積み立て」条例が12月議会で可決。耐震性がないことが指摘されている。巨額になると言うので後回しにされて来たけれど、急がないと・・・。お金の要ることが増える。選挙が終わって国防軍など右へ右へと動きそうないやな時代。命を守るとはどういう事か見つめ直す時かな。