今年の県決勝大会
(60号 2016年11月29日)
一年で一番大きな大会であります県決勝大会が昨日終わりました。毎年、大きな感動とドラマのある大会でしたが、今年もその例に漏れず、当日体育館にいた人全部がスポーツの醍醐味をいっぱい味わったのではないでしょうか。
今年度の大会の特徴はどのチームが勝つか全くわからないということにあったと思います。調子の良いチームが勝つのではないか、波に乗れたチームが勝つのではないかという状況でした。「コーチは選手の気持ちをうまく引き出して盛り上げ、伸び伸びとプレーさせることがとても大切だね。」と誰かが言っておりました。
私がこの決勝大会に立ち会ったのは何度目でしょうか。(数えられないほどの回数ですが)
今年ほど応援が盛り上がったこともありませんでした。宇部市俵田翁記念体育館は結構大きな体育館ですが、その中が大歓声で響き渡っていました。途中、ハーフタイム5分間の間も応援は続く状態です。
だから、男子の決勝、1点差でのタイムゼロのシュートには悲鳴に近い響きが起こりました。夏の高校の大会の「0.9秒の奇跡」が頭をよぎりました。
さて、今年のチーム全体を振り返ってみますと、特徴的な点が浮かんできます。以下、そのことについて述べてみたいと思います。
マンツーマンディフェンスでのゲームが定着してきたのではないでしょうか。その証拠に今までは体の大きな子が目立っていましたが、今年は大きな子も小さい子もどちらもその良さを十分に発揮していたと思います。だからゲーム展開が速くなりました。動きが激しくなりました。ロングシュート、ドリブルでのカットイン、ジャンブシュート等様々な形で得点を積み重ねていました。これこそゾーンディフェンス禁止の結果生み出されたものでしょう。
チームは一丸となって勝利に向かって全力を出し合いました。応援の人々はありったけの声を選手に届けました。だから感動的な試合が続いたんだと思います。
講評でも述べましたが、私はすべてのチーム、すべての選手をほめてあげたいと思います。応援席にいた保護者の皆様も選手が全力を出し切ったことに満足をし、称賛の気持ちでいっぱいだと思います。観る人に感動を与えるスポーツが少しですが実現できたのかなと思います。
もうひとつの新しい発見はチームのスタイルがだんだんカッコよくなっていることです。今の子どもたちの気分に合っているのではないでしょうか。試合前、円陣を組んでの気勢のあげ方等見ている方も楽しかったです。
選手個人の振る舞いも見ていて気分のいいことが多かったです。コートへの出入りでの礼、ファールの笛がなったときの挙手、選手同士のハイタッチ、試合前後の握手(今までよりももっと腕が伸び、声も出している子がいました。)試合開始のジャンプボールでしゃがんだまま両者が握手をしている場面やファールをした相手への声掛けの場面など今まで見たことのない選手のカッコいいところが見れてとてもうれしく感じました。
ミニバスケットボールも進化しています。それを周りの大人(指導者、保護者など)が支えています。これからどう変わっていくのかとても楽しみであります。
(60号 2016年11月29日)
一年で一番大きな大会であります県決勝大会が昨日終わりました。毎年、大きな感動とドラマのある大会でしたが、今年もその例に漏れず、当日体育館にいた人全部がスポーツの醍醐味をいっぱい味わったのではないでしょうか。
今年度の大会の特徴はどのチームが勝つか全くわからないということにあったと思います。調子の良いチームが勝つのではないか、波に乗れたチームが勝つのではないかという状況でした。「コーチは選手の気持ちをうまく引き出して盛り上げ、伸び伸びとプレーさせることがとても大切だね。」と誰かが言っておりました。
私がこの決勝大会に立ち会ったのは何度目でしょうか。(数えられないほどの回数ですが)
今年ほど応援が盛り上がったこともありませんでした。宇部市俵田翁記念体育館は結構大きな体育館ですが、その中が大歓声で響き渡っていました。途中、ハーフタイム5分間の間も応援は続く状態です。
だから、男子の決勝、1点差でのタイムゼロのシュートには悲鳴に近い響きが起こりました。夏の高校の大会の「0.9秒の奇跡」が頭をよぎりました。
さて、今年のチーム全体を振り返ってみますと、特徴的な点が浮かんできます。以下、そのことについて述べてみたいと思います。
マンツーマンディフェンスでのゲームが定着してきたのではないでしょうか。その証拠に今までは体の大きな子が目立っていましたが、今年は大きな子も小さい子もどちらもその良さを十分に発揮していたと思います。だからゲーム展開が速くなりました。動きが激しくなりました。ロングシュート、ドリブルでのカットイン、ジャンブシュート等様々な形で得点を積み重ねていました。これこそゾーンディフェンス禁止の結果生み出されたものでしょう。
チームは一丸となって勝利に向かって全力を出し合いました。応援の人々はありったけの声を選手に届けました。だから感動的な試合が続いたんだと思います。
講評でも述べましたが、私はすべてのチーム、すべての選手をほめてあげたいと思います。応援席にいた保護者の皆様も選手が全力を出し切ったことに満足をし、称賛の気持ちでいっぱいだと思います。観る人に感動を与えるスポーツが少しですが実現できたのかなと思います。
もうひとつの新しい発見はチームのスタイルがだんだんカッコよくなっていることです。今の子どもたちの気分に合っているのではないでしょうか。試合前、円陣を組んでの気勢のあげ方等見ている方も楽しかったです。
選手個人の振る舞いも見ていて気分のいいことが多かったです。コートへの出入りでの礼、ファールの笛がなったときの挙手、選手同士のハイタッチ、試合前後の握手(今までよりももっと腕が伸び、声も出している子がいました。)試合開始のジャンプボールでしゃがんだまま両者が握手をしている場面やファールをした相手への声掛けの場面など今まで見たことのない選手のカッコいいところが見れてとてもうれしく感じました。
ミニバスケットボールも進化しています。それを周りの大人(指導者、保護者など)が支えています。これからどう変わっていくのかとても楽しみであります。