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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画「モンスター」(シャーリーズ・セロン主演)

2018年12月28日 | 映画

今週はシャーリーズ・セロンがアカデミー主演女優賞を受賞した「モンスター」
まずは、配給会社の宣伝文句をどうぞ。

悲しき連続殺人犯を完璧に演じきったシャーリーズ・セロンに圧倒される衝撃作!輝くような美貌とスタイルを誇るシャーリーズ・セロンが2003年度のアカデミー最優秀主演女優賞を獲得し、高い評価を得た超話題作。彼女は、この作品に深く思い入れ、13キロも体重を増やし、義歯もつけ、不器用ながら必死に生きるを主人公像を作り出した。その姿は心に重苦しく圧し掛かり、やり切れなさが膨らんでくる。1986年、娼婦としての生活に疲れきっていたアイリーン・ウォーノスは、ある夜立ち寄ったバーで、同性愛者の少女セルビーと出会う。アイリーンは、純粋に自分を慕ってくれるセルビーに希望を見出し、2人で新しい生活を始めるため最後の客を取る。しかし、激しい暴力を受けたアイリーンは男を射殺してしまう。セルビーを連れて逃げ出したアイリーン。「彼女のためなら何でもする」。その決意は、次第にアイリーンを追い詰めていく。

*  *  *
南アフリカ出身のシャーリーズ・セロン自身も、
アルコール依存症の父親から日常的に身体的虐待を受け続け、
「娘を殺される」と思った母親が父親を銃で撃ち殺したという
不幸な生い立ちがあるからこその演技なのかな~と思わせるほどの鬼気迫る演技。

ズシ~んと深く心に打たれる映画だった。

やっぱり、「貧困」「差別」「教育格差」が暴力を生み出していくんだな~ということがよく理解できる映画。

世界中に起こる「暴力」も
実はすべてこの3つに起因するんじゃないかな~。

「テロとの戦い」で一番効果があるのも、
軍事力という暴力ではなく、
「貧困・差別・無教育」を是正することだと思うよ。

そういうようなことを考えさせられる映画だった。

*  *  *
是非皆さんにお勧めしたい映画だけど、
決して「美しいシャーリーズ」をこの映画に求めちゃいけませんよ~。



モンスター(字幕版)(プレビュー)


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