晴れた休日は自転車に乗って! (akio)

古希も過ぎた爺の「気楽な自転車散歩」やチョット頑張った「サイクリング」の備忘録(ボケ防止かな?)

理想郷/さだまさし(2024/7/14)

2024-07-14 22:28:00 | 音楽

理想郷ニライカナイ)」は、さだまさしが1993年10月25日に発表したアルバム「逢ひみての」に収録されている楽曲。(作詩・作曲:さだまさし、編曲:服部隆之)

ニライカナイ」は、沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地に伝わる他界概念のひとつ。理想郷の伝承。奄美ではネリヤカナヤとも呼ばれている。

遥か遠い東(辰巳の方角)の海の彼方、または海の底、地の底にあるとされる異界。

豊穣や生命の源であり、神界でもある。年初にはニライカナイから神がやってきて豊穣をもたらし、年末にまた帰るとされる。また、生者の魂もニライカナイより来て、死者の魂はニライカナイに去ると考えられている。琉球では死後7代して死者の魂は親族の守護神になるという考えが信仰されており、後生(ぐそー:あの世)であるニライカナイは、祖霊が守護神へと生まれ変わる場所、つまり祖霊神が生まれる場所でもあった。

上記のように、ニライカナイは複合的な観念を持った楽土であるが、この概念は本土の常世国の信仰と酷似しており、柳田國男は、ニライカナイを日本神話の根の国と同一のものとしている。

なお、琉球では他の他界概念として、権威を守護する神々の神界としてオボツカグラを想定していた。信仰上の他界概念を水平表象と垂直表象で論じた折口信夫は、ニライカナイを水平の、オボツカグラを垂直の他界と指摘している。

ニライカナイ信仰は、沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地において、伝統的な民間信仰の主要な要素である。

エンディングにはアルバム冒頭の「北の国から」のメロディーが現れ、全体を締めくくる形になっている。

海原 静かに 全てを抱いて
水鳥 願いを 竜宮に伝えよ
悲しみは何処から来るのか
喜びは何処へと去るのか 教えてよ
遥かなる 海の涯て理想郷(ニライカナイ) 在るという
青空よ 幻でかまわない 写せよ

理想郷/さだまさし

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする