スイングバイ(2)

2018-05-07 18:27:32 | 日記
                       スイングバイ 1996年生 牝 荻伏牧場生産
                   父:ミルジョージ  母:オギアルバンシア(母父:コリムスキー)

   ・デビュー        1999年7月24日 荒尾 工藤厩舎 3着  荒尾:9戦7勝3着2回
   ・荒尾競馬から大井へ 2000年3月 3日 大井 赤間厩舎     大井、船橋、川崎:13戦7勝 トゥインクルレディ賞、ファーストレディ賞

中央入厩へ向け調教が進んでいた中、調教出来ない事態に。歩様が悪く回ることも出来ない。原因は骨が弱かったのか、トモをどこかで捻ったのかよくわからなかった。
中央をあきらめ、熊本荒尾の工藤調教師にお願いして近くの牧場で療養の日々となる。
良化を待つこと1年半。1999年7月24日4歳の夏(当時は数えで馬の年齢を表していた)待望の荒尾競馬デビューとなる。それでもパドックで見るとみすぼらしい姿だった。

荒尾で9戦7勝の成績を収め、当時は勝ち鞍数で行けた南関東 大井競馬へ行くこととなる。
調教師さんは赤間調教師にお願いした。赤間先生は競走馬を諦めようと思うほどゲート入りの悪いオリオンザサンクスという馬を色々な工夫で一流馬に育てたという噂を
聞いていたので、お願いすることにした。

大井ではいよいよ本格化し、トゥインクルレディ賞は9馬身の圧勝、ファーストレディ賞とともに二つの重賞をプレゼントしてくれた。

浦河の牧場へ移ってからは毎年数回会えるのが本当に楽しみだった。半面、毎年年を取っていくスイングバイを見るのは悲しい思いもしていた。仕方ないことだが・・・

スイングバイは19歳の時クロフネの子を不受胎したのを最後に繁殖をやめる事にした。牧場主が継続して繁殖したいと言われるので、譲渡した。
しかし、3年連続で不受胎、流産となっている。

牧場主さんもすごく良い方で、お付き合いも長いので、閉鎖されてお付き合いがなくなるのは本当に残念で悲しい事だが、仕方がないことと納得するしかない。

面倒を引き受けてくださったTKファームさんに優しくしていただいて、寿命を全うしてもらうのを祈るばかりだ。