サラトガスピリット君 

2018-06-16 19:19:07 | 日記
        2018年6月16日に挑んだ初障害レース。
        この子は飛節が立っているため故障しないかの心配、飛越の巧拙はどうなのかの見極め
        に強い関心を持ってテレビ観戦した。
         
        スタートと同時に後ろに下がる。どんどん遅れていき飛越を確認するどころか、画面にも
        映らない。やはり故障したのか!と思って見ていると大きく離された後方をまだ走っている。

        サラトガスピリットももう6歳になる。
        2017年4月29日、1600万下を武豊Jで勝利してオープン入り以後全く振るわない成績。
        いくらレベルが上がったとはいえ、自分の能力タイムよりも大幅に遅いタイム。
        これは闘争心を失ったのではないかと思えて仕方なかった。

        そして、今日のこの障害レース!
        テレビを見ながら、もう気力が失せたんだ。もう友道調教師も引導を渡すだろう、これから
        どうするか、地方に行っても気力の回復がなければまた無様なレースになるかも、それなら
        いっそ競走馬を引退した方がいいのか・・・そんな思いで見ているうちにレースは終了した。
        1着、2着はどうでもいい。しかし、テレビのスロー画面にもスピリットの姿は映らなかった。
        無事にゴールしたのだろうか。アナウンサーは競走中止とは言っていないようだ。
        仕事中に垣間見ていたレースだったが、終わってからはこちらも仕事をする気力がなくなって
        しまった。

        
        夕方、友道先生に電話した。
        「もう彼は気力がなくなってしまったんでしょうか。どこか故障でもしたんでしょうか」
        思わぬ回答だった。
        「数戦前から、乗った騎手からノド鳴りがあると言われていたが、いつも調教ではなんともないので
        今回も使ったが、西谷Jからは返し馬の時からノド鳴りがひどくて、周りのジョッキーからも指摘
        されたほどでした」とのこと。
        離された走りの原因の一つはこれだった。しかし、気力の問題はまだ残っている。
        
        返答はこう言った。
        「まず、獣医さんに診断してもらって下さい。ついでにオペをして競馬が出来る可能性があるのかどうか
        聞いて下さい。」
        私の知識では、後天的なノド鳴りは手術して良い結果は期待できる。しかし、元通りの競馬ができるか
        どうかは走ってみないとわからない。ということだろうと思う。

        とにかく、まずは診断してもらって、中央登録を抹消して、牧場で休養ののち調教をしてみてから
        競走馬を続けるか、引退するかを決めることとした。悲しい。。。