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【2012年9月26日(水)】 山行第5日目(最終日)・下山
5:20起床-5:45朝食-7:45『岳沢小屋』出発-10:30上高地『河童橋』着-
11:50平湯行きバス乗車-平湯で温泉と昼食-15:00飛騨清見より帰路につく-
20:00京都・上賀茂に帰宅
昨日で、山行の目的は終わった。あとは下山するだけである。それでも5時過ぎに目が覚めてしまった。部屋の窓を開けて外を見ると、快晴の空にくっきり『乗鞍岳』が見える。雲ひとつ無い天気である。
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【 朝の快晴の空に『乗鞍岳』もくっきり 】
最終日にして最高の天気に恵まれ、下山するだけというのは残念であるが、日程をのばすわけにはいかない。明日からまた仕事が待っている。
小屋の前の傾斜のついたテラスでコーヒーを飲みながら朝のゆったりした時間を過ごす。昼までに上高地に戻れば、晩の早い時間に家に戻れる。慌てることは無い。
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【 新装された『岳沢小屋』】
『岳沢小屋』は以前と雰囲気が変わっていると思ったら、最近改築されたそうだ。この小屋はいつも素通りするだけだったが、一気に上高地まで下る体力が無くなる今後は、利用価値がありそうだ。
それにしても最近の山のトイレは衛生的できれいになった。有料のところも増えたが、以前の様に鼻をつまみながら刺激臭に耐えながら用をたすという事がなくなった。中国の都会よりもずっと快適だ。
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【 朝日の当たる『吊り尾根』】
惜しいが、7時45分小屋を出発する。昨晩渡った、大きな石のごろごろ転がった沢を反対側に渡り、後は淡々と下る。時折、下から上がって来る人と行き違う。
「最高の天気ですね。」
「こちらは下山するだけで、もったいです。もう1日ずれてくれれば良かったけど。」
といいながら振り返れば、真っ青の空に『吊り尾根』が輝く。
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【 快晴の『吊り尾根』 】
2時間ほど歩き、傾斜も緩やかになってくればもう上高地は間近かだ。流れに沿って進むと5日前通った明神に通じる『遊歩道』にでた。《ああ、下界に降りてきてしまった。》来た時と同じ景色をもう1度みながら、だんだん増える一般観光客の横をすり抜けながら、ゆっくりと『河童橋』に近づく。
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【『河童橋』周辺の観光客 】
『河童橋』で、山上では食べることのできない「アイスクリーム」をたべて、そのあとビールを飲む。久しぶりの下界の味を堪能したあと、いよいよ『河童橋』を後にする。
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【 ああ!名残惜し『穂高連峰』】
振り返って、もう一度『岳沢』と『吊り尾根』『穂高連邦』の姿を確認する。
今年の山行もこれで終わった。事故なく帰れるのが幸いだ。
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【 信州はやっぱり蕎麦 】
上高地から平湯に戻り、車を取ってから温泉に入って4日分の汗と垢を落とし、そばを食べた後、途中1回の休憩と食事を取り、8時に自宅に戻った。
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2012年9月26日北ア穂高連峰山行(5)