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最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

【1日目 】-晴天を見極め、新穂高から「鏡池」と「双六岳」を目指す

2023-08-08 11:31:38 | 山・旅行
                              【 新穂高登山指導センタ-前から抜戸岳・大ノマ岳方面を望む 】

      【 2023年7月30日~8月1日 】

    〔第1日目 7:05敦賀発ー10:00富山IC通過-11:25栃尾の分岐点-11:35新穂高温泉
     深山荘前駐車場ー(昼食と準備)-13:15同所出発-16:30わさび平小屋(泊)〕

 7月の下旬からカンカン照りの晴天が続いて、家にじっとしているのもどうかと思う。コロナの影響で遠くの山には3年以上行っていなかったが、周囲の人の山に行った話を聞くと、そうだ自分も行ってみようという気になる。
去年も、その気になって小屋事情を調べてみたら『完全予約制』であったり、お目当ての小屋が《休止中》とあって山行を断念していた。

 だいたい山小屋の《予約制》なんていうのは実情を考慮していない。いつ行っても《特に緊急の時に》泊めてもらえるのが山小屋の有難さで、体力や天気の具合よって泊る場所が変わってくるのが実情だ。山に行って天気が悪い時当たるのは最悪だ。仕事を持っているときなら、休みの関係で日程をあらかじめ決め、コースも泊る小屋も目星をつけて出かけるのだが、全然山の景色を見れないで、降りしきる雨の中やガスの中をただひたすら歩くだけで帰ってきたことも何度もあった。だから、退職した今は天候を見極めて行く日を選ぶようにしている。それでも、昔と違って体力が落ちた現状では計画通り山小屋まで行けるかどうかの不安が残る。コースタイムに余裕をもって考えるのだが、それでも心配だ。

               
               【 計画した山行日程 - 2泊目(7/31)の双六小屋は地図上部欄外に 】

 で、体力を考えて作った行程図が上の地図。車で午前中に新穂高について、その日の夕刻までに「わさび平小屋」に行き、そこで第1泊目。翌日は6時間強の行程をがんばって「双六小屋」まで行き、そこで第2泊目(地図の範囲外ー上部)。3日目は双六岳か樅沢岳あたりで景色を楽しみ、無理をせず鏡平で第3泊目を予定し、4日目に下山して新穂高温泉まで戻り、帰ってくる予定だ。これなら2日目だけをがんばれば、なんとか予定通りになると考えていた。

 心配していたのは、車が停められるかだ。電話で問い合わせると、「おそらく無料駐車場は満車になる」という事だった。改めて考えると新穂高着の予定は日曜日だ。登山客は別にしても、夏休みの日曜日、西穂ロープウェイを目当ての一般観光客でごった返すのは目に見えていた。小屋の予約を取った後だったので(小屋も満杯かと思ったが、一般室が何とか取れていた)、今更日程を変更できない。最悪、平湯の「アカンナダ駐車場」に停め、そこから路線バスで新穂高に入ることまで考えた。

                     
                        【 富山から神岡に向けて走るー猪谷駅付近を通過 】

 敦賀を朝7時過ぎに立ち、富山経由で12時前に新穂高温泉入り口までやってくる。果たして車が停めらるるかどうか心配しながらやってきたが、栃尾の平湯と新穂高温泉への分岐点を左に入り、車を進めても一向に通行量の多さを感じない。車を停められず戻って車と入れ違いできず1km近くもバックさせられたこともあると別の人からきいた言葉も思い出し、拍子抜けする。すんなりと「深山荘」前の無料駐車場間まで来てしまった。ここに駐車できれば4日間の駐車代も助かるので第一希望の場所だった。(仮に、ロープウェイ近くの有料駐車場に停めたら600円/6時間もするから4日間では1万円近くになる。他にも無料駐車場はあったが登山口までかなり遠い。しかも、そこにも停められない可能性もあった
 入り口に差し掛かると案の定「満車」の立て看板。「やっぱりだめか!』と思いつつ中に入って、念のためと見て回る。そうしたら、空きスペースがあるではないか。50台くらい駐車できる1つの区画に2~3台分が開いている。助かったと胸をなでおろし一番奥の登山口に最も近い場所に車を停め、山支度をする。

        
             【 深山荘前の無料駐車場から登山口へ 】

 安心した気分になりコンビニで仕入れた昼飯をゆっくりとった後、午後1時半、車に不要な物を置いていよいよ出発。
                                  
     
                         【 いよいよ登山開始 - ロープウェイ横 】

 ロープウェイの乗り場に来て初めて、新穂高ロープウェイが動いていないことを知った。道理で観光客が少ないわけだ。(後で調べたら、上まで行く長い方の第2ロープウェイがメンテナンス工事のため8/7まで運休するとあった。このかき入れ時にどうしてメンテナンスかと思うが「知らぬが仏」

 登山口の「登山指導センター」で登山計画書を出し、ゆったりした気分で歩き始める。「わさび平小屋」までは歩きやすい林道だし、時間も充分あるので焦る必要はない。壊れかけた「中崎橋」を渡る。ここが「わさび平小屋」までの中間くらいだ。以前ここを歩いたのはいつだったろうかと、家に帰ってから調べてみたら1999年の夏だった。その時は鏡平から弓折岳・大ノマ岳・抜戸岳経由で笠ヶ岳山荘に1泊し、翌日「笠新道」経由で新穂高温泉まで下りてきていた。今ではとても考えられないことだ。

                    
                          【 壊れかけた中崎橋 】

 周りの景色を見ながら、更にゆっくり1時間ほど歩くと「笠新道」の登山口に着く。小休止した後、15分ほどで「ワサビ平小屋」に到着。

             
                【 笠新道 登山口 】                         【 ワサビ平小屋 】

 午後4時半に到着して、夕食は5時からという。どうしようかと考えていたら、なんと風呂に入れるという。あまり汗もかいていなかったが、せっかくだから入り、さっぱりした気分で夕食に臨む。夕食には、当然ビールを注文する。

                                
                                         【   夕食      】

 それにしても最近の山小屋は隔世の感がある。コロナの影響で山小屋の営業も厳しかったと思うが、これを機会に改造したところが多いようだ。
 部屋は予約制という事もあり定員が定められ、以前のようなたたみ1畳に2人3人という事はない。(急な対応が必要な時、登山者の安全がどう守られるのかが気になる。)一般室は個室とまではいかないが1畳ほどのスペースで間仕切りされた作りになっている。
 それに、トイレもきれいだ。水洗トイレでウォシュレットも付いている。(鏡平ではなかったが)洗面所も清潔でうがい用の紙コップも備えられていて、ペーパータオルもある。恐れ入った。

      
                         【 きれいな山小屋 】


                        
                              【 区画された寝場所 】

 食事が6時前に終わってもまだ外は明るい。消灯まで3時間近くある。荷物を片付けた後、外に出てくつろぐ。ここの名物は「そうめん」らしいが、今はいらない。持ってきたつまみで山の水で冷やされた「角のハイボール」を飲む。これがまた旨い。

             

  【 第1日目 終わり 】


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