試合の展望を振り替える前に、気がついたことを。
寺地は攻撃重視のフリッカーデトロイトスタイル、対する京口はピーカブーよりも高くしたガードの防御重視。
あれ⁉️どっかでみたな⁉️
そう、賢明なボクシングファンのみなさんはもうお気付きかと思います。
畑山VS坂本のタイトルマッチです。
今回は、デトロイトスタイルの寺地に軍配があがりましたが、あの時はガードを固めた畑山が勝利しました。
なぜ今回はデトロイトスタイルが勝ち、本来なら、ピーカブーだったが、デトロイトスタイルにした坂本は負けたのか⁉️
それは、パンチをもらったかもらわなかったかです。
寺地は何度か飛弾する場面もありましたが、終了後、顔はきれいでした。
ステップも抜群で京口の攻撃をほぼほぼ封じていました。
かたや坂本は、打たれ強さを武器に防御を捨て、当時のトレーナー、イスマエルサラスの指示で、攻撃重視のデトロイトスタイルでハードパンチをさらに生かす作戦でした。
しかし、畑山の攻撃力は予想以上、そして、パンチをもらいすぎました。
逆にガードを固めた京口、畑山両者の明暗が分かれたのはなぜでしょうか⁉️
先ず、畑山はガードは固めましたが、そもそも坂本の平成のKOキングとまでうたわれた坂本のハードパンチに全く臆せず、初回からガンガン打ち合い、ペースを掴みました。
かたや、京口は初回から三回まで、固さが目立ち、手数も全く出ず、初回から寺地にペースを握られました。
4回、京口はようやくギアが入りましたが、寺地は更にギアを上げて対応しました。
また、寺地のボディーストレートが効きました。
このダメージは後々まで引きずりましたね。
5回、京口は捨て身なのかと思われる程の反撃をみせましたが、寺地の右ストレートでダウン。
6回は、お互い打ち疲れがみられました。
最終ラウンドになる7回は、もう京口の足はガクガクで、色濃くダメージが残っているのがよくわかりました。
そして、再度の右ストレートでダウン。
結果をみれば、寺地の圧勝でした。
京口は、寺地の様にこの敗戦をステップに一皮むける事が出来ればまだまだ伸び代はあります。
なんなら、寺地とリマッチもありかと思いますが、寺地はWBOチャンピオンのゴンザレスとの三団体王者統一戦に向かうでしょう。
ならば京口は、IBFの王者になり、三団体王者になった京口と四団体統一戦ってのも、ボクシングファンとしてはおもしろですね。
以上、畑山VS坂本戦を絡めた、寺地VS京口の私的所感でしたm(__)m
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