足を止めさせたのは
その花が放つ香り
少し甘くて
けれど優しい
その花の香り。
行き過ぎてた花
香りは漂うけれど
少し戻って 顔近づけて
吸い込んだら気持ち 落ち着いてた。
ふとね・・・
お友達との待ち合わせ場所まで 送る車中で
二番目の娘とした話を 思い出したよ。
「ねぇ、ねぇ。今!カメレオン、見えた!?」
「カメレオン?何?え?カメレオンって?」(こんなところでカメレオン?何と勘違いしてる??)
「道路に水溜りみたいに、それで消えちゃうのあるでしょ・・。ホラ打ち水だっけ?」(真顔で)
・・・・・(・o・)
「・・・逃げ水のこと? それに・・・カゲロウ、だよ?カメレオンじゃない・・・。」
二人で笑ったんだ。
走る車の中から
笑い声は外まで毀れていたかな。
それなのに・・・
行く先に逃げ水 また浮かぶ季節
近づいたら消えちゃうね
その先に浮ぶかな。
戻ることが出来るなら
何処まで戻るの。
だけど、
戻ることは出来ないよ?
何処まで行くの。
沈丁花 香り立つ
春の休日 午後のこと
逃げ水 追えるものなら
何処までも
追ってみたいと
思った。
諌山実生さん。 「糸」→ http://www.youtube.com/watch?v=o-bGX71h37A
美しい歌声です。よろしかったら是非聴いてみてください。(別窓で開きます。)
開き始めたハナミズキ
これから白く大きく変わってゆく
白くなくても美しく
意味などなくても 咲いてる
陽射し受けて透けて
空に咲いてる
追伸。
あなたに逢えて良かった。
ありがとう。
だからね・・・
私は幸せです。

このお花ね
桜じゃなくて
さくらんぼのお花
今年は少し遅いかな
まだ庭で八部咲き
今朝去年の画像整理したてら
今頃もうハナミズキが薄緑の小さな花を
白く白く変えている頃だけど
今年はまだ ほんの小さく花開いたばかり
今
空は曇り空で 午後には雨が降るってね
けれど暖かくなるみたいね
時は積み重なる
想いでは増えてゆく
消したくない想い出が
増えたから だから
取り出して仕舞って
もう一度 歩いていくのかな私
目蓋の裏の微笑み
くれた言葉
分けてくれた時間
触れてくれたキモチ
優しい全てに
ありがとう。
ずっとここにいるよ。
サクランボのお花
白くてね
曇り空に溶けそうに咲いてる
でも
「ずっと、ここにいるよ。」
続いている空の下
昼間の月を捜していた
遅咲きの桜の花
その向こうに見えたよ
あなたの代わりなんて
誰も出来ないから
だから胸にもう一度仕舞うよ
続いている空の下
昼間の月を捜すとき
きっとあなたを想い浮かべてる
追伸、
あなたの周り・・・優しさで溢れます様に。
ヒトリシズカが咲いてた
その名の通りのいでたち
花言葉は【静謐】
平穏に静かに
この花のように心があれたなら
誰の心にも傷など残しはしないのでしょう
だけどそれは
とても難しいこと
花残月も僅か
飾らない傍ら
深く息を吸い込む時間
ヒトリシズカが咲いていた
花曇りの日曜
コヒガンザクラはもう満開に近く
小さな街の小さな春祭り
振る舞いが済んで一息ついてた。
「ねぇ、ママ午後、何処か行く?」
(あぁ、お花見・・・行きたいな。)
「お花見行かない?」
長女と二人の予定が
「友達・・・一緒でもいい?」
・・・って、もうそんなこと決めてる癖にね。
これで三人。
そこへ予定より早くお友達を連れて次女が帰ってきて
「あーー!私も行く お友達良い?」
これで五人。
普段なら20分。掛かっても30分の距離
目的地近くはこの辺りでは珍しい この季節だけの渋滞。
「ここまで着たら歩いたほうが早いから降りて歩いたら?」って言うのに
狭い車の中それぞれの会話
聞いてるとごちゃ混ぜになるよw
現地に着いたら別行動かな?って思ってたんだけど
意外に離れない
(欲しいものがある?w)
桜の花の香りがしたよ
包むように漂ってた。
一枝一枝 私はゆっくりと
見つめてきたかったんだけれど
ちょっと適わなかった。
でもね?
「綺麗だぁ・・・」
「ママ、さっきからそればかり言ってる。」って
後ろで笑う長女に お友達が一言
「綺麗だと感じるものがそれだけ多いってことじゃないのか?」って
何故かな少しね
解ってもらえて嬉しかったよ。
だって本当に綺麗だったんだ。
言葉が全然足りないくらい綺麗だったんだ。
追伸、
見せたくて。
花は あなたに。
足元に咲く花を見逃さない
「かわいいね。」っていう彼
春風の中 大き目の制服
少し緊張して
だけど誇らしげに
彼は笑ってた
笑ってくれてた
花曇の春の中
詰襟のカラーが痛いって
苦笑いしながら気にしていた
ボタンを留める時
指が痛かったって言いながら
だけど笑っていた
あっという間だから
3年という月日
苦しいときがもしもあっても
辛いときが幾度あっても
泣きながら
笑いながら
ふざけながら
一生懸命に
きっと 彼は過ごしていく
昨日、入学式
だけど不思議だね
もう3年後の彼を想うよ
だから今の彼の笑顔を
胸に焼き付ける
「おめでとう、ありがとう。君が君でいてくれて。」
夢かな
夢でもいい
だけど夢じゃなくて
夢だけじゃなくて
目が覚めたとき
そこにあなたがいる
夢だけどそんな一日
たった一日
あったらいいな
それだけでいいな
追伸
ジャムパン
コンビニじゃなくて
私が作るよ。
もう少ししたら野いちご摘んでくるよ
いつかね?父が教えてくれたの
野イチゴのある場所
そして、ジャムの作り方。
・・・だからね。
だから、ね?