十日前の 細い月
手のひらに 大事に何か掬うみたいに
毀れないように 揺り動かさないように
秋の終わり 空の上
月が零す涙が雨なら
月は雨を零さないように堪えていたんだろうな
堪えてそれでも涙が毀れるのならば
その涙を受けいれたなら
いつか月から 少し離れて漂うことができるから
そこできっと笑顔でいられるから
夏の頃から近づいてた木星は
月とそこで寄り添っていられる時間を
惜しむように今も すぐそこに光るよ
離れていくのを知っているからかもしれないね
過ごしてきた 時間は繰り返すことなどない
いつも違う温度と風と色の中
あなたは居るだろう そして私も
過去にしがみついてる訳じゃないんだ
過去ばかり抱きしめてちゃいけないんだ
「過去が幸せを運ばない限り」
今を 大事にすることが 月より星より
輝く方法だと知ってるんだ
こころに嘘はつけないよ
今 感じさせてくれて
そこに居てくれて・・・「ありがとう。」
追伸、
「おやすみなさい。」
午後には 星を見に行ってくるね
プラネタリウムの番組ね、昨日から変わったから^^v