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Letter

  

 あなたに逢えて 良かった。


  ありがとう。


  春の雨。 



  

日々の香り。

2009-01-30 15:35:05 | Weblog

 

オイルは ユーカリプタス。

キャンドルの灯は

5時間から6時間灯っているから

「ただいま。」の時間を 見計らうの。

 

雨の予報だったけれど

まだ降り始めてない。

 

過ちを繰り返して

ここに居る私は

これといって何も

してあげられることの無いことに気付く

 

だから私は

小さな出来ることを

繰り返していこうと思う。

それがどんな小さなことでも

それで誰かの笑顔が見られるなら。

  

部屋のドアを開け深呼吸して彼女らは

部屋の間仕切りに置いたチェストの上

キャンドルの熱でくゆらせた香りを

毎日当ようと聞いてくる。

 

灯をつけるのを

時々忘れてしまうとね。

 

急な雨に降られたのに

傘を持っていないのを

思い出した時のような顔をするの。

 

繰り返される小さな幸せは

繰り返すことに意味がある。

 

途絶えさせちゃいけない数々は

いつも

近くにあるんだね。

 

 

予報ではもう降ってる筈の

雨はまだ降らない。

晴れた日より少し薄暗い部屋に

今日も灯かりを点しました。

 

 

現実は 醒めることのない 

夢なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


雪月花。

2009-01-29 14:56:44 | Weblog

乾いた風の吹くビルとビルの間

そこで暮らしているんだね。

きっと変わりはないよね。

 

いつか送ってくれた

夕陽を浴びた街の ポーチからの眺めだとか

汽車の窓からの景色。

機上からの 陸と空の境界線。

道端のタンポポやアスファルトの切れ間に咲く赤いゼラニウム。

カフェのコーヒー 別の日は紅茶。

レストランに置いてあったビー玉。

優しく鳴く猫。

ストローの包み紙の六角形。

 

毎日取り出して見ていたら

空を見ることや

風を感じること

花を愛でること

お月様を見ることさえ

忘れていたみたい。

 

今日、庭で気付いたの

石楠花の新芽に。

まだ堅く閉じたまま

自分を守ってる。

 

何もない田舎街

それでも風は 冷たくても心地よくて

野山は 優しく抱いてくれていて

 

雪月花に 心洗われながら

私は現実を生きていたんだと

少し前までそうしていたんだと

思い出しました。

 

だから失ったって 今は居なくたって

大切なものが心の中に

沢山増えただけだと気付いたよ。

そうして 大切に思える人が

いつからか

消えたのではなく

私の中に増えただけなのだと。

 

 

大切に思えるものが増えたのだから

私はとても幸せなんだ

 

「ありがとう。」

もっとちゃんとお礼が 言いたかったけれど。

 

 

 

 


photograph 

2009-01-28 13:49:48 | Weblog

 

心を染めたその色は

まるで 色など持たないような。

それ故に

映し出してしまったのかもしれない

触れるものの 奥深く。

 

強さは脆さと 紙一重のところで

堪えてその均衡を守る。

例え 何かに打ち拉げられても

そして 崩れ去ってゆく様子が 自ずから手に取るように見えようとも

 

冬の風が 悲愁に満ちているのは

そこで耐えるもの全てを 強くする為だ。

 

 

目を逸らしている見なければいけないもの

手をつけるのは一体何処からがいいのかな。

でも 出題を待ってたら もっと山積みになってしまう。

 

今は冬の最中

でも いつもより少し暖かいみたい。

この暖かい一日で

温めるのも 冷ますのも 私次第。

 

 

春を唯 待つよりも 

今ここで 何をするかなんだ。

 

あなたの  photographを 見ながら

そんなこと 思ったの。

 

 

 

 

そして その少し後で

私が選んだテーブルフラワーは

 

春の色でした。

 

 

  


こころのまま。

2009-01-15 07:54:38 | Weblog

 

そんな風に 泣かなくていい。

ひとりの部屋の中で

声を押し殺して泣く そんな必要ないじゃない。

泣かないで。って言われたって

涙は抑えられないときもあるでしょ

そんな時は いっそ泣いてしまっていいと思うんだ。

 

感情は 抑えてばかりだと苦しくなってしまうでしょ

 

だからせめて 一人だったら

その部屋に 一人だったら

泣いてもいいんだと思うよ。

本当は誰かに肩を

抱いていて欲しいのだと思うけれど

そんな誰かが現れるまで。

 

 

 

誰の前でも笑顔でいようとする

そんなあなたから

涙は取り上げられないよ。

 

だって 明日はきっと 「無理しても 笑おう。」ってするでしょう?

 


宛先のない手紙。

2009-01-14 19:14:44 | Weblog

 

流れは凍り付いていたの

刺すように冷たく 当り散らす風に。

 

それでも今ここで 吹いている風も

いつかあなたが出逢ったときには優しかったのでしょう。

 

心地良く流れ 耳に水の音届け

柔らかく身体包み 吹いていたでしょう。

 

 

 

凍った流れも 溶け出したくて

刺すような風も 本当は暖めたくて。

 

遣る瀬ない きっとそんな辛過ぎる気持ちは

いつも人をどんな風にでも変えてしまうのでしょうね。

 

いつかきっとまた 静かに心に流れ

暖かくもう一度包む あなたのことを。

 

 

 

信じていていいよ それがあなたならば

相変わらずだけど それがあなたならば。

 

 

 

 

 


隠せないこと。

2009-01-09 12:53:47 | Weblog

 

雪が 降りました。

少し 待っていたんです。

はらはらと舞い降りる雪でなく

降り積もる雪を。

 

真っ白な雪を

待ちたかったんです。

 

 

 

雪が 降りました。

そうして

積もりました。

 

 

 

 

 

 

心は 繰れない。

 

花や空や風や月

そうして雨や雪と同じように

姿を変えていくけれど

同じように操れない。

 

自分の心で改めてそれを感じています。

 

胸に残る物の全ては

きっと雪と一緒に

溶けていくことはないと思います。

 

わたしはそれでいいんです。

 

 

白い便りをここに書きたかった。

雪の日に。

覆い隠せないことがあると。 

 

 

 

追伸

雪の降る翌日は 冷えこむのでしょうね。

「暖かくしてくださいね。」

身体と こころを。

 

 

 

 

 

 

 

 


14歳の君へ。

2009-01-08 15:16:44 | Weblog

 

夕焼けが溶け出す頃

街を染める頃

その空の色に

頬も胸も染めて

憧れや 夢や希望を

抱きかかえて笑う声に

少し安心したよ。

それでも本当は

きっと不安が多くて 先が見えなくて

多分迷っていながら 今を生きてる君が

 

ほんの少しだけど聞かせてくれた夢と

見せてくれた屈託のない笑顔。

 

 

何も出来ないけど

ここでずっと見てるよ。

 

君が望んでくれるなら

ここでずっと見ていて

崩れたときは心ごと 受け止めたいと思うよ。

 


消さないでいい。

2009-01-07 14:37:46 | Weblog

 

昼の日差しでさえ

その氷を溶かしてはいかない。

ただ冷え切ったように見えても

氷の下 流れはちゃんとあるから。

ほら。 届きそうな近くに 春は待っていて

その春の温もりを 感じさせる為には

この冷たい空気 必要なものなの。

 

 

何も無駄なものなんてない。

全てが必要なことだったんだ。

心の氷は いつか溶けてゆくよ。

 

 

 

春に花が咲いて散って

儚いけど美しいと思えるのは。

冷たい風にコートの襟を立て

守るものがあると知るから。

見て。離れた場所いつも 誰か待っていて

歩き回って 冷え切った身体を

温めてあげたいと 大切にしたいと。

 

 

何も無駄なものなんてない。

全てが必要なことだったんだ。

心の氷は いつか溶けてゆくよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


保てる理由。

2009-01-06 09:33:42 | Weblog

 

 

一緒に過ごした時間は

笑ってばかりだったな。

ひとり歩けば苦しくなるばかりなんだ。

胸が締め付けられるみたいでね。

でも

辛いことばかりじゃない。

自分のずるさにも気付けたよ。

それは大切なことなんだ。

気付くこと受け入れること

自分を認めること。

 

私は

だから

過ごしていける。

 

ずるさと

秘めた思いだけで

過ごしていける。

 

笑ってたそのときを大事にするよ。

 

 

ひとり歩いた人気の無い公園の片隅。

見つけた樹は 柊に良く似た葉をつけてた。

まだ固い蕾は

けれど強くて

きっと咲くと

ちゃんと咲くと

声がしたよ。

 

その名前を知らなくて

調べていたら

「見つけた。」

 

「柊南天。」

花言葉、辿ってみた。

激しい愛、激情、愛は深まる。

 

すこし

縁のなくなった言葉だな・・。

そんなこと思った。

 

 

 

愛は・・激しくなくていい。

ただ 忘れたり捨てたりはしたくない。

 

愛は・・激しくなくていい。

 

 


愛しい人。

2009-01-05 19:31:16 | Weblog

 

 

そう、ね。

あの頃が

幸せだったと思える訳じゃない

わたしはそんなに強くもないし弱くもなくて。

 

そう、ね。

出逢った頃

ずぶ濡れの猫みたいに見えたあなたと

ずっと心通わせられると思い込んで

でもね、 通わなくて。

 

そう、今ね。

何も考えられないんだ。

本当のこと言うとね。

何も

何も

考えられない。

 

ただ幸せなことに

とても幸せなことに

 

愛してる。

 

 

そう思える人が いて。

 

 

 

 

人は「愛せるんだよ?」

 

「愛おしいと、思えるんだ。」

 

 

 

もしも私 たったひとつ

 

ずっとずっと

何かひとつだけ

「出来ることは何?」

そう聞かれたら、訊ねられたら

 

 

「愛おしいと思うこと。」

 

今なら、そう答えるかな。

 

 

 

 

 

「愛してる。」

 

その五文字は

 

『愛おしい。』ってことだよ。」

 

 

 

 

それはあなたが私に教えてくれたんだ。

 

 

「愛おしい。」

 

 

愛なんて

難しいけど

 

「愛おしい。」っていいね。

 

解る、そんな気がする。

 

 

 

「愛おしい。」

 

 

 

愛で、逢い、奏で

愛おしく思える。

それだけで

幸せなことです。

 

 

あなたと出会えて良かった。

 

 

追伸、あなたが辛い時私は直ぐにでも飛んで行くよ。

辛さが 遠退いたなら

いつでも 反対側に向かう汽車に乗る。

 

 

 

どうか、届きますよう。

 

 

もしも辛い時 思い出してくれたら。

 

 

思い出せる何かを

あなたに私

 

 

残していたら・・。

 

 

 

 

 

 

冬枯れの公園、花は散り行くのに

身体、心、残したままの

 

「セピア色の花に出会いました。」

 

 

 

 

 

 

 


幸せを願えるふたつ。

2009-01-04 16:17:21 | Weblog

 

素敵なショットでしょう?

素敵な組み合わせ。

写真は下手だけど。

幸せの組み合わせ。

 

 

羽ばたこうとする鳩の下に

Love Call Bell

『愛の鐘』

その上に浮かぶのは

その時 下弦に見えてしまったお月様。

戻って月の暦をめくったら 今日は上弦の月

「受け月」でした。

 

受け月に願い事をするとね。

「願い事が零れてしまわずに叶うんだ」って。

 

この写真 写したとき私

てっきり下弦のお月様だと思い込んでいたから

願い事、しそびれちゃった。

私らしいね。何だか抜けてる。

駄目だな。

 

これからでも遅くないかな。

とびきり素敵な願い事するの。

でもその前に

とびきり素敵な願い事を考えなくちゃ。

 

 

本当は考えなくてもね

胸にあるの。

もしも叶ったなら

辛くて泣いた涙を全部忘れて

嬉し涙で流してしまえるような

そんな願い事が胸に。

 

 

でもその願いは

叶わない気がするから

怖くて願えない。

叶わないと

お月様、泣いてしまう気がして。

怖くて願えない。

 

 

 

 

 

追伸、怖がらず願い事してくださいね。

今日は「受け月」だから

お月様に内緒話、素敵な願い事を聴かせてあげてください。