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Letter

  

 あなたに逢えて 良かった。


  ありがとう。


  春の雨。 



  

朝の色。

2008-10-31 15:38:33 | Weblog

 

朝焼けが告げてた

お天気が崩れることを。

 

今日は急に寒くなったよ。

青く高い秋の空が遠くなって

今 ここは白い空がずっと遠くまで。

 

朝焼けに淋しさを覚えるなんて

何故かな。何時の頃からだったかな。

眠れない夜を数えてた頃の

朝焼けが 心に残っている所為かな。

 

今朝 無性に淋しくなったのは 何故なのかな。

そんなこと 本当は解っているのにね。

 

嘘に気付かない振りをするのは 

本当は大変なんだよ。淋しいよ。

 

それとも それは本当のことなのに

疑ってしまう自分であっても淋しいね。

 

ひとのこころのなかを

見ることなんて

出来ないのかもしれないね。

 

空の色が変わるように

心の色も変わるよね。 

 

 

 

 

 

 


14時21分。

2008-10-30 14:21:31 | Weblog

深い深い緑のテーブルクロスに

ワインレッドのテーブルランナー合せて

少し派手目だったかな。

 

細い金の糸で縁取られた深いボルドーの

大き目のペイズリーの模様が

私はお気に入り。

 

午後のお茶の時間には

少し早いけれど

コーヒーをおとして

静か過ぎる時間。

 

「一息入れませんか。」

「疲れたでしょう。」

 

 

届きますか。気持ちだけ。

 

 

 

こころ ここにあらず。

 

 

 

 

 

 


深い場所まで。

2008-10-29 12:54:43 | Weblog

 

入り込んでくるあなた

言葉遊びしてる?

胸の奥

身体の奥

全部全部

読まれていくみたいで

なんだか怖いよ。

 

 

心は繋がっているのかな。

時差は埋められるのかな。

 

 

 

入り込んでくるあなた

そして楽しんでる?

心の奥

身体の奥

全部全部

知られていくみたいで

何だか怖いよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今朝。

2008-10-28 08:34:13 | Weblog

西に見える山の頂に初冠雪

吐く息は今朝 もう白かったよ。

 

 

秋桜。

名前の通り秋に咲くけど

少し遅く咲きすぎてしまったその花は

少し前に咲いていた秋桜とはまるで違う種類のように

一周りも二周りも小さくて折れそう。

冷たい露を花びらに浴びても

健気に咲くその花は強さを

一体どこに秘めているのかな。

 

誰もが 咲きたい時に

花を咲かせることが出来たなら いいのだけれど。

 

小さなコスモス

冷たく包む空気を

凛としてうけ

そこに咲いてる。 

 

 


真白な薔薇。

2008-10-27 12:58:20 | Weblog

 

言葉はとても難しいから

時々黙り込んでしまうの。

でもそんな時はきっと

その声に耳を澄ませてる。

 

少し長い沈黙の後で

聞かせてくれた言葉を

嘘だとは思いたくないから

鍵の掛かる場所に 仕舞っておきたくて。

 

白い薔薇は

嘘なんてつかないよね。

 

時がどれだけ過ぎようと

どちらかが信じていれば反故にはならないの。

 

指切りは出来ないけど交わした約束。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あなたの声。

2008-10-26 22:00:42 | Weblog

 

 

雨は一度あがったけど

風連れてまた 降りだしたね。

 

 

冷たい雨だと思わないで。

染み入る優しさだと感じてるから。

 

 

風が傘の下 運ぶ雨粒は

足元を濡らすけど

冷たくはないよ。

拭い去る その為に降ってる。

 

 

寝静まった街に

静かな雨音だけが聴こえた。

夜に聞いたその音は

とても優しかったよ。

 

 

 

夕べ 小夜時雨。

 

 

 

今降る雨に 心濡らさないで

柔らかく包み込むその音だけを聴いて。

 

これから降る雨に 心手折らないで

雨は決して 降り積もったりしないから。

 

 

夕べ 小夜時雨。

 

 

 

でも今 ここには無いもの。

 

 

 

 

 

 


静寂。

2008-10-26 06:17:37 | Weblog

 

 

 

都会には無い夜の静けさの

そして暗がりの窓の外。

2時を過ぎてもまだ眠れなくて

諦めて起きだした。

 

 

でも本当は眠れないんじゃなくて

今日は眠りたくなかったのかもしれない。

 

午前4時を過ぎた頃 眠ることはもう諦めて

 

少し早めに口紅をひいた。


銀木犀の香り。

2008-10-25 08:59:15 | Weblog

 

 

 

金木犀の花びらが全て

ぱらぱらと零れ落ちた頃

銀木犀の花が雨の中 咲き始めた。

 

 

雨によく似合う香りがするんだ。

秋の雨によく似合う。

 

昨夜遅くのmailで

雨が上がったのを知っていたから

一晩中眠れなかったわたしは

窓の外 明るくなるのを

じっと待ってた。

 

雨の雫 湛えたその香りを

思い切り吸い込んで

何かを

洗い流したかったのかもしれない。

 

銀木犀の花の香りは

本当に雨によく似合う。

そう思うのは私だけかな。

 

もしも 雨の日に何処かの庭先で

銀木犀の花を見かけたら

そっと顔を近づけて

深く息を吸ってみてくれませんか。

 

もしかしたら 辛い気持ち 重くなりそうな身体から

少し何か洗い流せるかもしれないから。

 

雨によく似合う香りなんだ。

きっと あなたもそう感じる。

何故かな。

そんな気がしたの。

 

 

 

 


冷たい雨の日に。

2008-10-24 09:29:00 | Weblog

 

今 寒くて震えているのを

ここで こうして感じていても

暖めてあげること出来ないんだ。

そういう思い。

 

夕べ 擦れ違ったことが

胸を 締め付けていても

今日も擦れ違ってしまうんだ。

そういう思い。

 

心の中に すっかり入り込んでみたいよ。

心の中を まるごと全部見て欲しいよ。

 

 

ケイトウの花。

近くで見たなら

ふわふわと柔らかく暖かそうでした。

 

 

包んであげられるかな。

今辛いあなたを。

 


方向。

2008-10-23 09:57:15 | Weblog

 

抱きしめて欲しいと

素直に伝えてくれる

彼女に今何が出来るだろう。

 

一緒に過ごす時間を

欲しがる彼女に

一体何を残せるんだろ。

 

 

欲しがっているのは一見彼女のようでいて

満たされていくよ。

求められることは幸せなことだね。

 

「なんで笑うの?」って

彼女が聞くから

「怒った方がいい?」って聞いたら

「ママは笑っていた方がいいよ。」って 答えた。

 

そういえば随分昔のことだけれど

以前娘が通っていた塾の先生に

「おかあさん、困るんです。」そういってわたし、叱られちゃったな。

「これ出来ないと 困るでしょう?そうお嬢さんに言ったら『ママは叱らないからいいの。』ってそう言うんですよ。」って。

 

彼女が向かっていく先が

その向こう岸が幸せであるように

願うだけでなく 出来ること。

 

 

 

間違えちゃいけないことを

教えてあげなくちゃいけないのに

私は まだ

間違えてばかりいる。

 

 

 

 


あなたの服の裾に。

2008-10-21 14:08:53 | Weblog

黄色い花のそのあと

細長い種が 丸い形に広がるの。

 

ほら小さな頃

空き地で遊んだら

沢山服に付いて来て

取るのに苦労したあの種。

 

私今思ったよ。

この花になって

こうして種を付けて

あなたの服の裾に

くっ付いて居たいなって。

 

 

ずっとずっと

あなたの服の裾に。

 

どこへでも連れて行ってもらえる。

気付かれるまでは。

 

ずっとずっと

あなたの服の裾に。

 

 

 

 


夢。

2008-10-21 08:46:31 | Weblog

 

日付が変わった真夜中

カーディガン一枚羽織って外に出たの。

耳に残るその余韻を残したままで

空を見上げたら

真上から少し南に傾いた空

オリオン座が とても近くに見えてた。

お星様までは 写すこと出来ないけれど

午前2時

その空のお月様。

 

 

 

私がそれから見た夢は

私しか知らない。

 

 

 

 

 

 


不器用な数日。

2008-10-20 09:12:34 | Weblog

 

「ママ、また六角形作ってるの?」

数日前から そんな声。

出来たのかな。

それも ヒントを貰ったりして。

 

子供の頃 授業中にこっそり交換した

お友達と手紙のやり取りで

レポート用紙を六角形に折ったことはあったから

ストローの袋でなんて 簡単に考えていたら

ちょっと四苦八苦しました。

その程度です。私。

 

 

でも これから

私も癖に・・なるかな。

喫茶店で お茶を飲む時も

どこかで食事した後にも

作ってしまいそうね。

 

 

 

ストローの袋で出来た少し歪な六角形。

それがあったら

そこに 私が居たんだと 気付いて。

 

どこかに

ストローの袋で几帳面な折り目の六角形。

それがあったら

そこに 誰かが居たんだと 気付くように。

 

 


接写。

2008-10-17 20:45:36 | Weblog

忘れてないよ。

賢かったね。

おなかが空くと“ブレッキーズ”咥えて来たよね

そうして枕元で

泣いたよね。

 

忘れてないよ。

何も出来なかったけれど

沢山の思い出を残してくれたのに。

ねぇ、

「ポチ。」

猫ちゃんなのに ワンちゃんみたいな名前

付けちゃった。

 

今 幸せかな。

見てるかな。私の事。。

 

それなら 私が戻らないと、ちゃんと戻らないと

あなたは ゴハン食べないね。

 

 

戻らなくちゃって思うけど

その場所が解らないよ。

 

ねぇ ポチには解る?

 

 

 

ねぇ。

「ポチ。」

戻らなくちゃ、

戻らなくちゃ。。。

 

 

スキャナで 残した     ポチ。  

 

きっと、淋しかったよね、ごめんね。   

 


真白な月。

2008-10-16 12:05:10 | Weblog

6時10分

朝食の支度が終った頃

「ねぇ ママ お月様、まだ空に残ってる。」って。

 

一番近くまで近付いたお月様。

 

娘の今朝の笑顔みたいに ふんわり。

 

 

 

少し離れたら

守ってあげなくちゃ

消えてしまいそうよ。

 

そんな風に儚げに ふんわり。

 

 

 

もっと離れたら

朝焼けの少し残った雲の上のお月様が

昔聞いた曲のフレーズに重なった。

 

「面影と生きるなんて 君にはさせないと・・・。」