久しぶりに劇場で映画を二本見てきました。今月3日に『Mr.&Mrs.スミス』を見に行って以来3週間ぶりです。(金欠の為なんですが・・・)
まずは『男たちの大和』。
製作の「角川春樹」氏、原作の「辺見じゅん」氏は富山県出身の為、富山県内の本作品への注目度は非常に高いように思われます。駐車場の混雑を避けて朝9時半の回を見るため、10分ほど前に入場しました。普段は朝一の回は比較的空いているのですが、8割方埋まっており前から4,5列目ぐらいしか空いていませんでした。年齢層もやはり高かったですね。
2005年4月、鹿児島・枕崎で『内田真紀子(鈴木京香)』は、東シナ海に船を出してくれる漁師を探していた。『神尾克己(仲代達矢)』は彼女に懇願され、漁労長の中学生の息子をつれ海へと繰り出した。父の事を語り始めた『内田』の言葉に『神尾』は60年前を思い出していた。
真珠湾攻撃によって始まった太平洋戦争は当初日本軍優勢であったが、ミッドウェイでの大敗以降戦況は逆転、劣勢に回っていた。そんな中昭和19年の春、戦艦『大和』に『神尾(松山ケンイチ)』ら特別少年兵が乗艦した。烹炊所(ホウスイジョ)班長『森脇(反町隆史)』二主曹、機銃射手『内田』二兵曹らの心配りに少年たちは厳しい訓練をこなしていく。
レイテ沖海戦で事実上連合艦隊壊滅した。沖縄への出撃が噂される中、乗組員たちは最後の上陸を許されるが・・・
いまどきの中学生・高校生にこそ見て欲しい作品だと感じました。
今年の邦画は『亡国のイージス』『ローレライ』など戦争モノが比較的多かった気がします。それらと比較するとリアリティが段違いで高い作品でした。
原作は「辺見じゅん」の『男たちの大和』。私は未読ですが、膨大な資料と証言を元に書き下ろされたドキュメントを元に映像化された作品です。
ストーリーで反戦を高々と謳っているわけではありません。かといって戦争を肯定しているわけでもありません。上陸時間の間に描かれた愛する者たちとの短い逢瀬。戦闘シーンで淡々と兵たちがなぎ倒されていくところを描く事で、よりリアリティが高められ、かつ戦争の持つ悲惨さがあらわされていると感じました。
戦艦『大和』だけではなく、戦争に駆り出された人々がどんな想いで戦ったのか、生き残ってしまい、懺悔の念を持って生きるとはどんなことなのか。多少なりとも感じ取れればと思います。
若き『神尾』を演じた「松山ケンイチ」のあどけなさが残る登場シーンから訓練を通じて一人の男に成長していく様は見ごたえがありました。
『臼淵』大尉を演じた「長嶋一茂」の台詞が戦い逝ってしまった彼らの言葉を代弁しているのでしょうね。
エンディング・ロールが終わるまで席を立つ方が少なかったのが印象的でした。
評価 星 よんてん ご
公式サイトはコチラ
・男たちの大和/YAMATO@映画生活
P.S.『野崎妙子』を演じた「蒼井優」のわらった顔がなんとなく「ソン・イェジン」に似ている気がしました。
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製作の「角川春樹」氏、原作の「辺見じゅん」氏は富山県出身の為、富山県内の本作品への注目度は非常に高いように思われます。駐車場の混雑を避けて朝9時半の回を見るため、10分ほど前に入場しました。普段は朝一の回は比較的空いているのですが、8割方埋まっており前から4,5列目ぐらいしか空いていませんでした。年齢層もやはり高かったですね。
2005年4月、鹿児島・枕崎で『内田真紀子(鈴木京香)』は、東シナ海に船を出してくれる漁師を探していた。『神尾克己(仲代達矢)』は彼女に懇願され、漁労長の中学生の息子をつれ海へと繰り出した。父の事を語り始めた『内田』の言葉に『神尾』は60年前を思い出していた。
真珠湾攻撃によって始まった太平洋戦争は当初日本軍優勢であったが、ミッドウェイでの大敗以降戦況は逆転、劣勢に回っていた。そんな中昭和19年の春、戦艦『大和』に『神尾(松山ケンイチ)』ら特別少年兵が乗艦した。烹炊所(ホウスイジョ)班長『森脇(反町隆史)』二主曹、機銃射手『内田』二兵曹らの心配りに少年たちは厳しい訓練をこなしていく。
レイテ沖海戦で事実上連合艦隊壊滅した。沖縄への出撃が噂される中、乗組員たちは最後の上陸を許されるが・・・
いまどきの中学生・高校生にこそ見て欲しい作品だと感じました。
今年の邦画は『亡国のイージス』『ローレライ』など戦争モノが比較的多かった気がします。それらと比較するとリアリティが段違いで高い作品でした。
原作は「辺見じゅん」の『男たちの大和』。私は未読ですが、膨大な資料と証言を元に書き下ろされたドキュメントを元に映像化された作品です。
ストーリーで反戦を高々と謳っているわけではありません。かといって戦争を肯定しているわけでもありません。上陸時間の間に描かれた愛する者たちとの短い逢瀬。戦闘シーンで淡々と兵たちがなぎ倒されていくところを描く事で、よりリアリティが高められ、かつ戦争の持つ悲惨さがあらわされていると感じました。
戦艦『大和』だけではなく、戦争に駆り出された人々がどんな想いで戦ったのか、生き残ってしまい、懺悔の念を持って生きるとはどんなことなのか。多少なりとも感じ取れればと思います。
若き『神尾』を演じた「松山ケンイチ」のあどけなさが残る登場シーンから訓練を通じて一人の男に成長していく様は見ごたえがありました。
『臼淵』大尉を演じた「長嶋一茂」の台詞が戦い逝ってしまった彼らの言葉を代弁しているのでしょうね。
エンディング・ロールが終わるまで席を立つ方が少なかったのが印象的でした。
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もっと普遍的な、生に対するメッセージを感じました。
今年のラストはこの映画ですか!
私も一茂(呼び捨てごめん!)のセリフはすべて胸に響きました!
いい役もらったなぁ。
お隣の県に住んでいらっしゃるというだけで何か親近感を覚えて親しくTBやコメントなどさせていただきありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
PS.私もNOMOマニアなのですが、まだどこの球団か決まっていないんでしょうかね~、心配です。
私は久々に邦画を見たのでどうも比較が出来ないのですが、戦闘シーンなどは結構迫力はあったと思います。男の人って大変だなとひしひしと感じましたよ。
ただ待つだけの女性像も個人的には好きではありませんが、待つ…っていいなとちょっと思えました。
今年もよろしくお願いします!
蒼井優は、すましてなくて、庶民的な美人ですね。日韓合作映画あたりに出れば、受ける可能性はありですね。
close your eyes♪瞳を閉じれぇばぁ~
いやぁこの映画は今まで見た映画の中で一番泣いたかもしれません。
なんっていうんですかね、、、心の奥から込み上げてくる、昭和20年代の若い将校の思い、、、心に突き刺さりました。
男たちの大和の中で”男たちの男魂”ってやつを見せつけられました。
蒼井優ってかわいいですね。笑顔が最高です。