中目黒再開発の事実

中目黒の再開発・工事について。少しでも事実を伝えられれば…。

「東横線中目黒駅拡張工事」 (その3)

2008-02-10 06:30:55 | 中目黒再開発
前回は「東横線はホームを40m延長する必要があるが、中目黒はその用地が取れない」という話をした。そのために、高架橋の拡幅などの大工事が必要になるということだった。

具体的に見てみよう。



上の写真は、中目黒駅、祐天寺側の端である。上り線・下り線どちらのホームも駅の建物があってホームの延長は不可能である。ただし、この建物はあまり使われている様子がないので、この建物を壊すことができたとすると、


※google mapより作成

上記の航空写真の赤い部分で示したように、若干ながらホーム延長のスペースが取れる。しかし、どちらもせいぜい20m~25m程度、車両にして1両ちょっと分の延長がやっとであろう。

逆方向も見てみよう。以下の写真は、渋谷側のホーム端である。
ホームの幅はわずか1m程度で、ここから更に線路の幅は狭まっている。
こちらは、ホームの延長はほぼ不可能である。


上りホーム


下りホーム

このように、現状の高架橋の状態では、ホームを40m延長することはかなり難しい。
なるほど、東急の言う通り、高架橋を拡幅して、ホーム用地を確保する必要がありそうだ。

ところが、これは地元に取っては実は結構な一大事なのである。まだ、誰も騒ぎ立てていないのが不思議なくらいだ。ポイントは
  • どこの部分の幅を広げるのか
  • どうやって広げるのか

ということだ。下の地図を見て頂きたい。


※google mapより作成

緑の部分は、現状の高架線がある所である。赤は道路や広場、黄色は近接する建物である。図を見て分かる通り、高架橋の渋谷側・下り線側には建物が隣接して建っており、他の部分は道路(または広場)に囲まれていることが分かる。

すなわち、現状の東急の所有地の範囲内で、高架橋を広げることは不可能なのである。「高架橋を拡幅する」ということは、道路や広場、または、近接する建物に影響を及ぼすということなのだ。
そして私は「高架橋の拡幅工事は、周辺道路の風景を大きく変える」と予想する。

ちょっと勿体ぶる感じで申し訳ないが、今日はここまで。

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