並木たより

写真付き日記

2008-06-12 09:45:46 | 日記・エッセイ・コラム

人は安心して死に対すべきである。かならずしも生を求めず、またかならずしも死を願わず。生くるも主のため、死するも主のためである。

死すべき時に死するは大なる恵みである。もしいたずらに生を希(ねが)うて、死すべき時に死なざれば、不幸これより大なるはない。

死すべき時に死するの死は、光明に入るの門である。死は最大の不幸なりというは、人のいうべきことではない。

彼はただ死すべき時に死なんことを願うのである。その時よりも早からず、その時よりもおそからず。  (内村鑑三)

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