神の命を待てよ、さらば何事も行われん。身を神にまかせよ、さらばすべての力は汝に加えられん。汝は神のものにして、汝の事業は神の事業ならざるべからす。
このゆえに、汝に計画なるものあるべからず。汝に焦心憂慮の要あるなし。神は彼自身にて活動する者なれば、吾人は全身を彼に献ぐれば足る。
自ら計り、自ら行わんと欲して、吾人は神より離絶する者なり。しかしてかくなして、偉大なる行為の吾人の手によって成らざるはもちろんなり。
吾人もし人に対して活動的たらんと欲せば、神に対しては全然受動的たらざるべからず。 (内村鑑三)
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