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マリヤ・マグダレナ

2006-04-16 01:57:13 | 日記・エッセイ・コラム

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Mariamagdarena

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神学的にも、個人的な実験(実際体験)からしても、復活節(イースター)は降誕節(クリスマス)よりも重要である。その「復活」の最重要証人はマグダラのマリヤ。

しかし、罪の女(娼婦)を聖人に列することを潔しとしない宗教感情が、マグダラのマリヤに代えて聖母マリヤを崇拝対象とした結果、復活節よりも降誕節が教会暦の中で重きをなすに至ったのであろう。

聖書をラテン語に(旧約聖書はヘブル語から、新約聖書はギリシャ語から)訳した頃から、この変質が始まったようだ。その翻訳の立役者は、聖母崇拝や処女降誕の唱道者ヒエロニムス。

プロテスタントと言い、無教会という。いずれも、ヒエロニムスによって「宗教的」に脚色される以前の、素朴なキリスト像に迫ろうとする試みではないか。

「イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた」(マルコ16:9)

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