Q&A 運命とパラレルワールド（アセンション）

ワイアットさんのカルマ、運命、輪廻転生の記事を読ませて頂いているのですが、少し疑問があり、質問させて頂きたいと思います。運命は初めから決まっている、という考えと、波動によって別々のパラレルワールドが起きる、という二つの考え方はどう繋がるのでしょうか。これは自分の波動が変わり、開かれた世界に行く、もしくは混沌とした世界を行く、どちらを行くにせよ、初めから決められているということになるのでしょうか。

→　これは非常に良い質問なので、実は私も昨日は即答出来ず、今朝アーサナをしながら暫く考えました（笑）。先ず申し上げたいのは、私のブログは読書日記のような形になっており、新たな本を読み進めるに連れて、より心境が深まっているように感じることです。従って、以前パラレル・ワールドのことを書いた時点で、ニューエイジ的な考えを代表するものとして私自身も興味を持ち、その可能性は半分以上ありそうだということで当時は紹介させて頂きました。現在その考えを否定するものではありませんが、以前程は期待しておりません。そうしたことに期待するのではなく、ヨーガを通じた霊性の向上の方が大切だと思っているからです。バシャールもギーターも期待しないこと、或いは無執着ということが大切であると言っていると思います。

次に、既に決まっている運命との関係ですが、ラマナ・マハルシのいう趣旨は、運命は既に決まっているが、唯一残されている自由は、努力によって覚醒或いは解脱する自由のみを持っているということです。私自身、パラレルワールドの概念を精確に理解しているとは思いませんが、過去にこれだけ多くの人達が宇宙生命体或いは神々からの啓示などによって、アセンションのことを熱く語っているのですから、可能性を否定すべきではないと思います。仮に地球の次元上昇が予定されており、そこに移行する人が居るとすれば、そこに移行する人達はラマナ・マハルシの言う通り既に運命で決まっているのだと思います。移行しない人たちも同様です。

但し、仮に地球と共にアセンションできたとしても、そこではその環境において霊性の修行を続けなければ解脱はできない筈です。尚、可能性としては、ヨーガの修行者は真っ先にそこに到達できるのではないかと思っています。それだけ霊的な進化が速いからです。逆に云うと、霊的な進化を遂げられない人は、このままの地球に残り、今生で果たすべきカルマを予定通り果たす、即ちそうした人の運命は変わらないのだと思います。更に言うと、仮にヨーガの修行者がアセンションできなかったとしても、この世での霊性の修行を通じて解脱を目指せば、それはそれで善いことだと思っております。質問の答えになりましたでしょうか？