8速に入れたときにシフトワイヤーが弛んでいる。
そんなことに気付いた。
ワイヤーを交換してから約1年。
初期伸びが出たのか、最近の酷暑でタレたのか。
ともかく、ディレイラーの調整が必要だ。
ワイヤーが弛んでいると何が悪いのか。
8速から7速に入れたときを考えよう。
シフターが1目盛りで巻き取るワイヤー長は決まっている。
また、ワイヤーの弛みを巻き終えるまでディレイラーは動かない。
例えば、仮にシフター1目盛りで2.0mm巻き取るとして、弛みが0.5mmあるとすれば、ディレイラーの動きは1.5mmに相当した分だけになる。
よって、ディレイラー位置は7速のベストポジションよりも8速寄りとなる。
そして、7速が合っていないと、6速も合っていないことになり、6速が合っていないと5速が…と、以下すべてのギアで狂いが生じてしまう。
とまあ、理論考察を終えたところで作業をしよう。
やることはいつもと同じなので作業手順は割愛。
今回の工夫としては、ワイヤーを外しているときのディレイラー位置を、8速のベストポジションから気持ち外側にしたことだ。
こうすることで、8速時にもワイヤーにテンションがかかるようになる。
そういう調整はアジャスターでするべきというご意見もあろう。
しかし、アジャスターは最後の微調整にあるもの。
アジャスターに頼らなくても98%くらいの仕上がりにしておかないと、いつまでも技術力が上がらない、とか考えてみた。
調整完了後、石狩まで試験走行。
まったく問題なし。
特にシフトアップがスムーズになり過ぎて、むしろ本当にギアが上がっているのか目で見て確認したくらいにして(笑)。
【本日走行距離】41.93km
【積算走行距離】1885.6km
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