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TREK 4300 で行く

2012年4月、TREK 2.5 が仲間入り。
マウンテンとロード、2台のTREKを駆って北の大地を疾走します。

平成最後のパンク

2019年04月29日 | メンテナンス

一仕事終えてから、気晴らしにといつもの砂川遊水池へ向かう。
世間は超大型連休で賑わっているというのに、こちらは精一杯背伸びして遊水池。
何たる格差社会であろうか。(←些細な格差)

遊水池外周にたどり着いた。
普段は時計回りだが、今日は気まぐれで反時計回りと行こう。
越流堤に架かる橋を渡り、車止めの柵を通過。
その数秒後、異音を察知した。
停車して原因を探ると、後輪に立派な異物が突き刺さっていた。
おおぉぉ…。

空気の漏れ方は緩やかだった。
咄嗟の判断で来た道を全力で引き返す。
火事場の馬鹿力で砂川大橋まで1.7kmを稼いだところで、ついにタイヤの圧が尽きた。
さて、どうしたものか…。

  • 橋上にて応急処置に着手する。
    まずは異物の除去から。
    モノははっきりと見えているのに、深手なのかなかなか抜けてこない。
    こねくり回してようやく出てきたのは、全長21mm、幅5mmの金属片であった。
    遺跡から出土する刀剣のミニチュア版のような、彫刻刀の先端のような、そんな形状である。

引っこ抜く作業中にタイヤの中に緑色のものが見えた。
アンチパンク機構のグリーンガードだ。
できればガード層で食い止めてほしかったが、鋭利な金属ではどうしようもなかったようだ。
絶対の信頼を寄せる最強シャワルベでも、無敵ではない。
逆の見方をすれば、異物が簡単に抜けなかったのも、漏出から1.7kmも走れたのも、ガード層が強力に異物を締め付けていたから。
この際、そのように理解したい。

異物が取れたら、長距離転送に備えてチューブも外すべし。
だが、タイヤレバーなしでの作業には骨が折れた。
タイヤだけにした後輪をフレームに戻したころには、額からの汗が地面に滴り落ちていた。(←さっき全力疾走したから)

そこから6km強はステムを握ってひたすら歩き、夕闇の迫る午後7時10分に無事帰宅した。
その時の心境は、何故かとてもハイだった。
普通ならゲッソリしていても良さそうなものだが…。
原因はまったく不明である。

パンク修理はお手の物。
傷口が大きかろうが関係ない。
ホイールに戻して空気を入れて、よし完璧だ。
作業時間はものの10分である。

しかし、最後にリムナットを締めていくところでエア漏れが再発してしまう。
慌ててチューブを引き出すと、バルブの付け根に亀裂が生じていた。
丸12年使い込んだチューブもそろそろ限界らしい。
緊急の措置として『シューズドクターN』で亀裂周辺をこってり塗り固め、粘着テープで保護。
とりあえず乗れるレベルに仕上げる。

シューズドクターを取り出したので、タイヤに貫通した穴を隠蔽(笑)。
穴なんてなかったと言わんばかりに…。
気になるタイヤの内側はというと、金属片の錆びが少し残っていただけで、特別な痛み方はしていなかった。
鋭利な刃で一撃でやられたのが、逆に良かったのかもしれない。
厚手の粘着テープで補強しておけば十分だろう。

応急処置では心もとないので、ネットでチューブを注文した。
しかし、不幸にもGWのど真ん中である。
いつ届くのやら…。

タイヤ交換後、パンクは2回目。
平成最後に記憶に残る思い出ができたということで、前向きに捉えよう。
平成はまだ1日残っているけれども…。
大丈夫、2日連続パンクなんて、最強シュワルベでは有り得ないから。

日付 前後 原因
H30.08.06 虫ピン状の金属
H31.04.29 金属片

【本日走行距離】19.10km(パンク中の歩行距離を含む)
【積算走行距離】257.9km

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