ゴールデンウィーク初日。
折からの陽気で一気に桜が開花した。
例年なら花見をしなければとそわそわするのだが、何故か今年はまったくその気なし。
死期が少し遠のいたのだろうか。
本日のコースは、道の駅スタンプラリー北空知編である。
たきかわ、ライスランドふかがわ、鐘のなるまち・ちっぷべつ、サンフラワー北竜、田園の里うりゅうの5駅を回って70km余。
楽勝である。
出発は13時30分。
何事もなく道の駅たきかわに到着し、スタンプを押す。
日付印が「'29.5.03」なのが非常に気なるぞ。
それって1929年か2029年だから。
これまで訪れた駅の書式に倣うと「'17.5.-3」が正解のはず。
確認してから押すべきだった。
追い風に乗って国道12号を深川へ。
稲田の街を過ぎて少し行ったところで赤信号で減速。
と、止まる前に青に変わったので踏み込んだ。
その瞬間、すごい音がしてチェーンが外れ、抵抗を失ったクランクに振り落とされるように左足が地面へ…。
トップチューブをまたぐ形でハーフ落車してしまった。
両足で必死にブレーキをかける。
5歩、6歩…何とか停車。
速度は20km/hくらいあったのだろうか。
チェーンをかけ直して、深呼吸。
ふと、左のスニーカーがつま先から靴底にかけてボロボロになっていることに気付く。
右もまた靴底が擦り減っている。
まだ新しい靴だっただけにショック。
失意のうちにリスタートする。(←不貞腐れて帰ったりはしない)
走っていると気持ちが落ち着いてきた。
状況を冷静に分析し始める。
あれだけの落車をしておきながら、どこも怪我をしなかった。
スニーカーが傷んだのはもったいなかったが、その程度で済んだのだ。
だいたいにして、GW初日から大怪我なんぞしようものなら、4000kmは露と消えていたに違いない。
そうだ、プラスに考えよう、と。
道の駅田園の里うりゅうを過ぎるころには、また別の想いも沸いていた。
もし、ビンディングシューズだったなら…。
きっと体勢を崩し、左半身から地面に叩きつけられたに違いない。
そうなればウェアの損傷だけでは済むまい。
深い擦り傷、切り傷、骨折、頭強打…。
考えるほどに恐ろしい。
やはり靴だけで済んだのは最小のダメージだったのだ。
くわばら、くわばら。
17時30分、一時帰宅。
装備を整え直して、今度は芦別のベースキャンプへ向かう。
出発は18時。
赤平で日没を迎えライトを点けるが、テールはリフレクターのみなのでちょっと不安。
ドライバーには見えているはず。
でも確証はない。
この時ばかりはテールランプが欲しいと思った。
19時45分、ベースキャンプに到着。
扉を開けると、そこには私を製造した男女が…。
こんな所で会うとは奇遇ですな。
プチ・アクシデントを乗り越え100km超を稼いだ。
GW初日としては納得。
さてさて明日はどうしよう。
折角の機会、血の力を最大限に活用してみようか。
【本日走行距離】107.84km
【積算走行距離】724.0km
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