富良野経由旭川ルートに再挑戦。
天気予報は若干外れて曇り気味だが、雨の心配はないようだ。
6時20分、出発。
ほぼ無風の中を進んでいくが、何故かテンションが上がらない。
そうこうしているうちに、早々に左足ふくらはぎに違和感発生。
これはどこかで引き返す決断も必要だなと思いながら、8時に道の駅スタープラザ芦別に到着し、15分ほど休憩する。
テンションが上がらないまま、富良野へと向かう。
島ノ下を過ぎ、富良野盆地が開けたところで向かい風が強くなる。
が、これは計算のうち。
9時30分、ホーマック富良野店に到着。
テンションが上がらない割には、ペースはいい。
ここからは、追い風に乗って国道237号を北上。
10時30分、ベストム中富良野店で朝食だか昼食だか分からない食料を購入。
半分くらい食べて、残りはヒップバッグに収納した。
500mlペットボトルが楽々入ったりするあたり、かなり優秀なバッグである。
30分くらい休憩して、再出発。
深山峠を目前に軽装化。
風を切ると一気に体が冷やされ、少しテンションが上昇。
吐く呼吸法と引き足で一気に駆け上がることに成功し、心拍数も上がってようやくまともなテンションに。
ちなみに、美瑛の丘陵地帯は、花にしても畑にしてもシーズン前。
路上駐車とか、その手の迷惑な方々がいなくて走りやすかった。
ここから旭川市街地までがえらく遠かった。
向かい風というのも一因だろうが、大した目標物がないのに延々と真っ直ぐというのがこたえる。
途中、バス停で休憩していたら、旭川工業高校の生徒がママチャリで通過。
少年よ、家がどこかは知らないが、この距離を毎日通学しているならなかなかやるな。
片道10km、月15日、6か月としたら、それだけで1800km。
なんて羨ましい!
何て考えながら巡航していたら、一度は抜かれた少年を追い抜いてしまった。
体力では少年に勝てないが、フレームのポテンシャルで手にした勝利(?)であった。
12時45分、目的地のサイクルハウスクランカーに到着。
店長に1か月点検をお願いし、店内の休憩スペースで卓上の雑誌に目を通していたときだった。
急に体調が悪化。
目を開けているのもかなりしんどい。
しかし、ここで店員に助けを求めたら、旭川医大に搬送されそうな予感(笑)。
それは避けねば…。
とりあえず、目を閉じて深呼吸をし、状況分析すると心拍数が上がっている。
ハンガーノック?
否、脱水症状か。(注:素人考えです)
でも、水分を取りながらの休憩中になるか?
13時30分、自然回復を待ってクランカーを出る。
ただ、またいつ再発するかも分からない。
とりあえず、ヒップバック内の食料を胃に納め、水分も多めに補給。
これでしのげると良いのだが…。
一抹の不安は残る。
帰り道は旭川サイクリングロードを使おうと、台場から石狩川を渡って伊納へ。
やや行くと、ゲートと看板に道を遮られる。
「落石の危険あり通行止」…。
ええっ?まだ復旧してなかったの?
本日唯一の写真がこれなあたり、衝撃の大きさがうかがい知れるだろう。
市民も結構使っている(と思われる)道なんで、早めの復旧をお願いしたいものだ。
引き返して、左岸の旧道跡に作られた歩行者自転車道を走ること20分。
つり橋経由で神居古潭に到着したのは、15時15分のこと。
しかし、左岸側はスロープなのに、右岸側が容赦なく階段というのはいかがなものか。
などと不満を漏らしつつ、ベンチやら水道やらトイレやらゴミ箱やらを大いに使わせていただいた。
これでサイクリングロードが全通していれば、満点を差し上げられる。(←まだ言うか)
納内まで来ると、向かい風の大歓迎を受ける。
妹背牛までの20kmそこらに80分少々を要するという有様。
さらに妹背牛を過ぎると、風速アップ。
道路脇のフキなんかがへし折れるほどの横風にあおられ、真っ直ぐ進めないときた。
平均時速がどんどん下がっていく…。
新十津川管内に入り、ふと空を見上げた。
すると、前方の猛禽系鳥類が何かを4つほど発射。
何かは風に乗って飛来し、避ける間もなくどこかに着弾(衝撃あり)。
「これは強運ついたなぁ」と、ポジティブに考えることにしたのだが…。
18時12分、死なずに転ばずに帰宅。
走行時間8時間28分、平均時速は21.8km/hで、何ぼ強風でも20km/hを超えるあたりロードの実力は素晴しい。
あ、それと、確認したら服に強運がついていた。
明日からいい事あるんだべか。
【本日走行距離R】185.13km
【本日走行距離】10.46km
【積算走行距離】1061.2km(628.5+432.7)