炭と健康人生

炭に関わって健康、人生、自然、免疫力が理解できる根本がわかる。ほんものがわかる。まさに自然は「たこ焼き」だ。

木炭は陶器なの・・・・?

2004年07月10日 | 
なんで....木炭が陶器になるの? 

炭の窯と陶器の窯とはよく似ています。陶器が芸術的に良く焼きあがるのと炭の出来具合とが一緒です。天井に近いところは火が強すぎて燃えてしまいますが、真ん中あたりは芸術品ですね。下の土間に近い部分は温度も低く未炭化のものが多く見受けられます。

炭焼きさんは良いところは高く、質が落ちれば安く売ります。未炭化のものは、自家の風呂の焚き付けにしていました。

こういうところは、陶器と一緒です。

ですから、炭に火をつけて、炎や煙が出るものや、匂いのするものは炭焼きとしては失格だったのです。

炭の問屋は、窯を丸買いしていました。一窯で○○円というように炭から灰まで買い上げるのです。だからすべてを利用していたわけですね。

今炭ブームで、一般の方が購入しますが、こういう方たちは、一番良いところを購入するだけで、その他のものは買いません。有効利用が出来ないのです。有効利用できる方法を考えたいですね。

陶器は、出来の悪いのは、壊してしまいます。木炭は燃やすことが出来るので最後まで使えます。そこが陶器との違いでしょうか.....?

炭を飲むの・・・・?

2004年07月09日 | 
ここんところ毎日炭を飲んでいる。炭みたいな黒いものを飲んだらガンになるよ。大丈夫あれは迷信です。2,3年前まではそのように言われていましたが、つい最近の研究ではあれは間違いです。その様な発表がありました。

この程度です。何も心配はありません。何千年も前から生活の知恵として使われていた炭です。最近のへなちょこ科学でわかる訳がありません。

話はそれますが、発掘された古墳の壁画をどうしたら問題なく保存できるかを考えておられるのが、現状です。機械化された頭では回答が出ないそうです。

それで、私は炭を飲むのですが、なぜ飲むのか? それは自分の体の中の不純物を排出したいのです。

今年は異常に暑いので、ビールを良く飲みます。飲めば食べます。食べると太ります。運動をあまりしないのに、このような食生活を続けていると、仕舞いには糖尿病になります。その後辛い目をしながら死を迎えるのです。

人間誰でも生まれたからには、必ず死にます。これには例外がありません。私も覚悟しています。ただ同じ死ぬにしても、辛い思いをするよりも健康な状態で往生したいと思っています。

その為に、体の中の不純物を排出してくれる炭を飲むのです。昔から動物は炭を飲む習慣を持っています。犬も体調が悪いと炭をかじります。

飲むとどうなるか?
1.便秘をしない。下痢止めになる
2.痩せる。ダイエットにはもってこい!!!
3.整腸作用がある。腸内菌を活発化させる
4.血液中のコレステロールを減らす
5.お酒を飲みすぎても二日酔いしない
6.油物を食べ過ぎても胸焼けしない
7.カルシュウムの摂取量を増やす
8.免疫力を高める。傷や病気の直りが早い
9.体の中の不純物を吸着して排出する
10.飲み過ぎるとスタミナが無くなってくる

こんなものですから一年を通じて快調です。

安く涼しく......?

2004年07月08日 | 
今年は暑い! 熱い!! 暑い!!! 何でこんなに暑い? 朝起きて部屋の中が30度暑い!!
仕事部屋4.5畳にパソコン3台。 32度 あちちいいっち!! 即クーラードライ! 29度涼しい!!!

しばらくすると、29度で寒いくらいになる。ドライの設定を31度にするが、メモリの上限は30度だ。仕方ない。時々スィッチを切ろう!

このパソコンの部屋は床下に厚み5cmで炭を敷設しています。その上に至る所に炭を置いています。写真のごとく。

クーラーの無い部屋では、炭の上に氷を置いています。これだけでも、置いていない部屋との温度差は2度ほど低いです。

炭は自分の体温が夏は気温より4度ほど低いため、置いているだけで涼しく感じるのです。ですから墨をたくさん置けば置くほど涼しくなります。

特にクーラーの真下に置くと体に優しい空気に変わります。ぜひ試してください。

炭を使い分ける

2004年07月05日 | 
窯を見学に行って2時間近く話しこんでいました。この窯が作られた時以来ですから、もう12、3年になりますね。ほんとに久しぶりです。今は出口さん親子が焼いていました。

森の木を切って、運搬して、少し乾燥させて、3トン近い量の木を窯に入れて、それから入り口を燃やせるように準備をする。

窯の口を一日燃やして煙の色などを見ながら蓋をするタイミングを見ます。炭が焼けてからも窯の温度が下がるまで日数がかかります。ここは火入れしてから14日ほどで窯開きするそうです。

あまり早いと窯の中が熱くて危ないのです。

2人の大人が30日掛けて2回炭焼きをして出来る量が700キロぐらい。1キロ500円で売れたとしたら35万円。

大人一人の月給を20万円として2人で、40万円。
車のガソリン代や電話代やその他の電動器具を考えたら10万円以上必要です。合計すると月50万円くらいは掛かるでしょう。

そうすると1キロ当り700円以上で売れないと採算が合わないですね。

工場生産のように流れ作業で作れば違いますが、とすると市場に出ているあの安い炭は一体何の炭でしょう? 建築廃材とか処分するためのものを流用してるのかも知れません。

この世に不必要なものは何もありませんから、使い道を考えて使うのが合理的です。考えればいくらでも考えられるでしょう。皆で知恵を出し合えば良いのです。

私のところでも、杉や竹の炭は水の浄化に、備長炭は油の浄化にそれぞれ使い分けています。
すべては手の指と一緒で、親指は親指の事しか出来ません。親指が小指の事を出来ないのです。その反対も一緒です。小指が親指の役目を果たせません。炭も一緒です。それだけに皆が叡智を絞って考えれば良いのです。

テレビのように備長炭や言うたら何でも備長炭。竹の炭や言うたら何でも竹の炭。その様なおろかな事を平気でするから、世の中が狂って来るのです。マスコミの程度の低さにはうんざりします。

炭窯見学

2004年07月05日 | 
久しぶりに炭窯を見学しました。この窯は、杉の木がこんなに素晴らしい炭になるのかと私に感動をくれた人が作った炭焼き窯です。 大きさは一丈です。

私がまだ建築をしているときに炭と出会い、炭の素晴らしさ、奥深さ、純粋さに魅入られて、炭を勉強し始めて滋賀県をくまなく見て廻って、炭を焼いているところがあまり無かったです。

まして間伐材の杉の木を焼くなんて、アホじゃ。炭焼き仲間からアホ扱いされるわ! 言うて誰も焼いてくれませんでした。

でもそのうちに少しずつ焼いてくれるようになったのですが、杉を焼くのは難しく、なかなかうまく焼ける人は居ませんでした。

そのとき出会ったのが、彦根の河内風穴の近くで炭を焼いていた大久保さんでした。その当時で70歳ぐらいのお年でしたが、とても元気な方で、小さなバイクで山道をものすごいスピードで走っていました。

私が求めている炭を焼いてくれる人はこの方だけでした。もう40年も炭焼きをしていてまだ炭焼きとしては中学生ぐらいだと仰ってましたね。それほど炭を焼くのは難しいんだと。

話がそれましたが、この窯の場所は、彦根インターの近くの原町の飲料水を供給してくれる森にあります。窯を据えた理由も、きれいな水を貰うためです。

炭焼きの煙が木の害虫を追い払い、森を手入れする事で山が健全な状態になる。そうすればきれいなおいしい水が流れてくる。炭にしておけばいつまでも保存が利く。このような理由からです。