炭と健康人生

炭に関わって健康、人生、自然、免疫力が理解できる根本がわかる。ほんものがわかる。まさに自然は「たこ焼き」だ。

炭と私

2005年03月02日 | 
私が炭に関わった経緯ですが、今から思えば実に私しかいない適任だったのでしょう。
その当時は嫌で嫌で逃げ回っていましたが。

私は、1986年ごろから滋賀県で建築会社を経営していましたが、自然が好きで環境問題のボランティア活動にも参加していました。
そのとき、滋賀県の山をきれいにしないと琵琶湖がきれいにならないと言う事から、滋賀県間伐材利用促進機構の立ち上げに参加したのです。ヘッドは山東町の山本町長で参加メンバーは、建築、林業、コンピューター、芸術、マスコミ関係に行政を交えて10人ぐらいで立ち上がりました。間伐材を一般建築に使用する事には、話が進みません。現在は不燃材が主流です。木材は燃えるので主流ではないのです。

そこで、杉ヒノキを、焼いて炭にして琵琶湖の水浄化に使えば良いだろうと話がまとまりました。ところが誰がそれを引き受けるのかでまとまりません。当然私は断りました。木材なら建築に使えますが、黒い炭となれば建物を汚しますし、きれいに作るのが建築です。黒くて汚い炭は合い入れません。

間伐材を何とか炭にしてまでは良かったのですが、それからが大変で1年ほど逃げ回っていましたが、引き受けるものがいなくて最終的に私を含めて4人ほどで株式会社を作って引き受ける事になりました。

山からの恵みとさまざまな知恵を学ぶ事から「山学株式会社」サンガクカブシキカイシャと名づけました。

当初は、川にいれる炭ですから形は何でも良かったのですが、炊飯器でお米と一緒に炊くとなるとそうはいきません。杉の木は焼いても崩れやすいのです。要は焼くのが難しいのです。それに備長炭より軽いのと歩留まりが悪いのでコストが掛かります。

すったもんだして、滋賀県で一人だけ条件に合う杉の炭を焼いてくれる人がいました。それから私たちの炭との悪戦苦闘が始まったわけです。 つづく・・・・・

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