吉里吉里国からの電話

東日本大震災の悲しみを乗り越えようと・・・
三陸鉄道の再建などをするなかで・・・個人で皆の癒しを行おうと・・・
庭に電話ボックスを作った方がいると言うので見学させて頂いた・・・

それは、電話線も繋がっていない心で繋ぐ公衆電話の「風の電話」・・・
家族を又は、親戚をあの東日本大震災で亡くした方たちの声を届けたいと設置されたのだろう・・・
届くはずもないメッセージなのだが・・・心のどこかで繋がっていたいと言う思いの公衆電話なのだろう・・・
もう、既に１０年以上も経つと言うのに・・・それだけ大きな心の傷の大震災だったと言うことなのだろう・・・

（写真は、撮ったのだが商標登録されているためアップすることはできません・・・）
　　

　　

その後、浪板不動の滝へ・・・川沿いの山道を登っていくと・・・鯨山神社の鳥居が見えてくる・・・
肉を食べない昔の日本に「鯨山」・・・何だろうと行ってみると鯨を祀る神社・・・
どうも、古来より鯨は、魚の一種と考えられており・・・一般的に食べられていたようだ・・・
しかし、何故、山奥に鯨を祀る神社がと調べてみると・・・鯨を求めた各地の漁師たちが・・・
漁をするため鯨が集まるこの湾に来るため・・・鯨山を目安にしたのだと言う・・・
そのため、大漁祈願として目印の鯨山に神社が建立されたのだろう・・・

　　

　　

そして神社から５０ｍほど山奥に進んでいくと・・・波板不動の滝が見えてくる・・・
滝の畔には、以前の鯨山神社の跡が見られるが・・・その規模は本当に小さなものだったのだろう・・・

なお、鯨山の奥には、鯨山神社の奥宮があるというが・・・未舗装の狭い山道のため途中で断念してしまった・・・