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a lice の趣味(酒味?)のブログ

函館市縄文文化交流センター(垣ノ島遺跡)

2024年07月14日 00時39分57秒 | 観光等
函館市の東端の臼尻町には、世界遺産となっている垣ノ島遺跡があるが・・・
実は、ここには、凄いものがある・・・それは、漆・・・

漆は、中国で発明され・・・日本に伝わったと言われているが・・・
実は、この遺跡からは死者に漆を塗り腐敗を防いでいたのだという・・・そしてその年代が中国よりも千年も前に・・・
※墓地から出土した死者の布糸から紀元前8,000年前の漆を発見・・・

  

更には、その漆は、北海道では取れないと言うのだ・・・漆の木は、存在するのだが・・・樹液が出ないのだという・・・
では、どこからとなるが・・・どうも青森との交流により手に入れていたのだという・・・

更に説明者によると・・・イノシシの骨も出土しているが・・・今では、北海道でイノシシは、生息してないらしい・・・
それは、シカは足が長いため・・・雪を掻き分けて進むことが出来・・・タヌキやキツネは軽いから雪にはまらない・・・
一方、イノシシは、足が短く体重が重いため・・・雪国では、冬期間を過ごすことは出来ない・・・とのこと・・・

(写真は、石の鋸と石皿・・・)
  
(写真は、狩猟道具と・・・煮焼き用の壺・・・)
  
(写真は、文様や漆を塗布され高度化された土器・・・)
  
(写真は、国宝の土偶とシャチのオモチャ?・・・)
  

メタボオヤジが一戸の御所野縄文遺跡でも研究員から聞いたのは・・・
縄文時代は、比較的温暖期が長く・・・そのためこの北東北にもイノシシが居たとのこと・・・

ただ、寒い時期に死滅したイノシシが・・・温暖期だからと言って津軽海峡を泳いで渡ったのかと言うと・・・
そこには、人力が介在したのだろうとのこと・・・即ち、イノシシも青森から持ち込まれたものだと言う・・・

  

更には、この函館、千歳、苫小牧に限定されて出土しているものがあると言う・・・
それは、亡くなった子供の足型を押した焼き物(土版)を保存しておき・・・親が亡くなった時に一緒に墓に・・・
ただ、何故、この地域だけの風習だったのか・・・謎に包まれているようだ・・・

  

また、これだけの広大な遺跡なのに・・・出土片が少な過ぎるのではと聞くと・・・
実は、予算がなくて発掘が進まず・・・全体の2~3%しか発掘されていないのだという・・・
だったらメタボオヤジがスコップ片手に夜な夜な掘り起こせば・・・6,000年前の土器などを手に入れることが・・・

すると説明員が・・・そうなんですよ・・・多分、あそこ当たりが良いと思いますよ・・・とのこと…何じゃそりゃ・・・(笑)
コメント
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