Gymnos ethos ~まっさらな気持ちで~

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努力の価値とは

2013-08-23 23:08:18 | Weblog
2013年夏の甲子園が終わりましたね。

連日のうだるような猛暑の中、私なんかは体が溶けてしまうのでは? と、思ったくらいです。
そんな錯覚してしまう日中、集中力を切らさずに試合を行い、日本中の人に魅せるプレーをする。

それだけで凄いなあと感心させられます。

それほど野球を好きなんでしょうね。嫌いならば出来ないと思います。

そんな中で花巻東高校(岩手)の千葉翔太選手のプレーに物議を醸し出してます。

全ての試合を事細かに見ていないのですが、スポーツ報道を見る限りはこうです。

・小柄な体
・カット打法を使って粘り強くファールを誘う戦法で大会準々決勝まで7割の打率
・二塁からサインを盗んだ疑惑


準々決勝で「サインを盗んで伝えた?」そんな質問に監督と本人は否定した、報じられてます。

記事を見た感じだと、疑わしい行為に審判団から試合中に指摘をされたにも拘わらず、

とぼけたように、まるでそんな出来事すらなかったかのような応対の仕方でした。

全国大会の開会式に選手宣誓で宣言するスポーツマンシップ…それとはうらはらな対応かなぁと、これには残念に思いました。

この対応の仕方が運営側の心象を悪くさせたのか、試合後、花巻東高校はカット打法にいちゃもんを付けられ、そして準決勝で敗退。

以前の試合とカット打法のやり方に差異は無いそうなので、やっぱり準々決勝になにかあったんだろうなぁと思います。

千葉選手が無安打だったから敗れたというのは短絡的だと思いますが、花巻東が敗れた要因にはなったんだろうと思います。

試合後のインタビューでは

「自分のやりたかったことができなくて悔しいです。
ファウルで粘って何としても出塁するのが自分の役目だったのですがそれを止められてしまって…。
相手投手のコントロールも良かった。野球人生の中で一番悔しいです」

(nikkansports.com「花巻東・千葉 カット打法できず号泣敗退」より[2013年8月21日17時17分])

このときこそ、彼の心の叫びが全面に押し出されたスポーツマンとしての清廉な悔しさが出ていたと思います。

彼は体格の不利を自身の決めたスポーツスタイル、テクニックにより挽回しようとしたのです。例え、謗りを受けようとも。
だから、その努力や大会ルールや運営側の貧弱な姿勢に対して是非はあれども賞賛されても良いのでないでしょうか。

大会の中で自分の思うプレーが発揮でき、精神力で相手に勝ってきた千葉選手。

野球人生の中で一番悔しい。

でも、自分は思うのです。
素人でも分かるようなサイン伝達や身体を押し縮めてのカット打ちで、誰にも突っ込まれないと考えていたのか?
と。野球に詳しくないのでそもそも断言はできないのですが、千葉選手のカット打法は人によってはNGを指摘する方も居るみたい。
ネットのコメント欄を見ても散見しますし、過去の練習試合でも指摘を受けたそうです。

今回の大会運営からの指摘に対し、ルール上問題ないと説明できるのであれば、意見書を出すべきだと思うし、サイン伝達に関しても
審判の疑わしい指摘はおかしい、と言うべきだと思います。

誰にも文句を言われないプレーで謗りを受けたのなら別です。

自身に武器が封じられて思うようなプレーが出来ずに悔しい。野球人生で一番悔しい。


自分にとって大好きな野球で、自分の弱点をアイデアと精神力で上回ろうと努力されたのだから。
それならば、もう一度奮起して欲しい。次はみんなから文句なしに認められるように。そう、努力して欲しい。

そう応援したいと思いました。もしも真っ当な戦法であるならば7割の打率は武器になるはず。
プロ野球にも挑んで欲しい。
自分の目指す道はまだまだこれからこんなところで止まっちゃいけないんだと。。。

そして、自分自身にもこの思いを宛てたいと。


国家試験まであと1週間ちょい。


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