雨の灯台

ポケモン擬人化を取り扱っています。
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クロチェの力についての考察

2010-07-21 08:35:30 | R.N!
人の死の原因となるものから匂いを感じる能力。
正確にいうと「このまま時間が過ぎた場合に人の死の原因になる可能性が高いものから匂いを感じ取る」力。ちょっと予知に近いかも。
未来といっても絶対に確定されたものではないので、変える事は出来る。

クロチェは生まれつき鼻がきかず普通の匂いがわからない代わりにこの能力を持っている。
五感の内嗅覚だけ、感度の次元が違う感じ。第六感みたいなのが嗅覚と結びついた、とか……うーん、上手い言葉が見つからないけど。
とにかく、この力は死(範囲は人間だけ)に対してのみ働く。
また匂いを感じる対象は「結果」ではなく「原因」。
この辺がクロチェの力の万能ではない所。いつかに書いたように、死にさえしなければどんな大怪我でも察知出来ない。その死は肉体的なものを指す為、脳死や植物状態も予知する事は不可能。
「何が原因で死ぬか」はわかっても「死ぬのが誰か」はわからない。例えば、銃から一人分の匂いがして弾道上に二人いた場合、前の人間が死ぬのかそれとも貫通して後ろの人間が死ぬのかはわからない、など。その為に救えなかった人もいるだろうな。
逆の場合(死ぬ人間から匂いを感じるが原因はわからない)でも救えない人は出てしまうと思うけど。
死の未来が避けられた時や死が現実になってしまった時に匂いは消える。また、死ぬ人数の多さやその未来の近さに比例して匂いは濃くなる。

ここから過去関連。
クロチェに普通の嗅覚はないので、死を予知する以外の匂いを知らない。
赤ちゃんの頃や死とかよくわからない幼い頃は、死の匂いを普通のものとして受け止めていた。本人がわかっていない為当然防ぐ事は出来ず、クロチェが匂いに反応したものはほぼ確実に死の原因となっていた。
それが周囲に「あの子は死を引き起こす」と誤解され、気味悪がられる事になる。クロチェが控え目な性格なのは、この時期にあまり人と関われなかった為。
両親(二人とも普通の人)もそんなクロチェとの接し方に悩んだ。ただクロチェを想う気持ちはちゃんとあって、疎んだりはしなかった。
そうやって悩み迷いながらクロチェと過ごす内に、段々クロチェの力がわかってくる。
今のクロチェがあるのは両親が支え、導いてくれたから。
自分が嗅いでいるのは死を予知する匂いだと理解して人を救い始めてからは徐々に誤解は解けていった。それでもやっぱりあまり近付いてこない人もいたけど。
そんなこんなで今に至る。
通常でないのは視覚や聴覚じゃないから日常生活に支障ないけど、他の匂いは一生わからないまま。逆に、クロチェが感じている匂いをわかってもらう事も一生出来ない。

クロチェの力に関してはこんな感じかな。
次はトリル。

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