「平成24年度サル、クマ等と共存できる地域づくりモデル事業」
集落で取り組む集落環境診断研修会
主催:新潟県南魚沼地域振興局、南魚沼市 企画:新潟ワイルドライフリサーチ
を平成24年11月3日(土)に
八海山麓サイクリングターミナルにて開催しました。
開催趣旨
南魚沼市は豊かな森林とその水の恵みで日本一のコシヒカリを生産する地域ですが、一方で、野生鳥獣による農業被害という深刻な問題を抱えています。新潟県における農業被害額がNo.1のサル、そして、ブナ等の堅果類が凶作になると大量出没するクマ。どちらも日本の在来種であるため、彼らと共存しながらも、そこで生活する住民の安全を守り、農業被害をなくさなくてはなりません。野生動物の被害を防ぐ上で動物を誘引しない集落環境を作ることは大切です。そこで、船ヶ沢新田地区をモデルとして鳥獣被害対策のための集落住民の合意形成手法である「集落環境診断実習」を企画しました。
日程
9:00 受付開始
9:30 あいさつ
9:40~10:30 講演 集落環境診断とは?
新潟ワイルドライフリサーチ 山本 麻希
10:45~12:30 集落環境調査
12:30~13:30 お昼
13:30~15:45 集落環境診断(ワークショップ)
16:00~16:40 発表会
16:40~17:00 講評
まずは、午前中研修室にて 集落環境診断と地域の合意形成について
山本から説明をさせて頂きました。
現地における集落環境調査のやり方、集落地図への記入の仕方、
ワークショップの進め方等について詳細をお話ししました。
続いて、船ヶ沢新田の集落にバスで向い、集落環境調査と地図作製を行いました。
あいにくの雨にもかかわらず、みなさん熱心に取り組んで頂きました。
お昼の休憩を挟んで、再び研修室にてワークショップの開催です。
午前中の環境調査で作成した地図の内容を大きな模造紙に印刷した地図に
書き込みながら、集落の課題をすべてあげていきます。
そして、その課題の中から、来年度この集落で最も効果がありそうな課題を
4つ優先順位をつけ、それぞれの対策を考えて頂きました。
課題はいろいろでてきました。
船ヶ沢新田は、林縁の果樹の伐採や林縁の杉林の強度間伐を行ったため、
サルやクマの出没は激減しました。
しかし、伐採した場所に2mちかい背の高さのあるかや(ススキ)が茂っているのが
大きな問題となりました。
また、伐採した桑が再び生えてきたり、共同圃場柵の中にもまだ耕作放棄した畑が
あることなどが指摘されました。
今回は船ヶ沢新田を2つのグループに分けて環境診断して頂きました。
つぎの11日はこの2つの案を基に、来年度船ヶ沢新田として実際に取り組む
事業についてワークショップを行って決定したいと思っています。
集落で取り組む集落環境診断研修会
主催:新潟県南魚沼地域振興局、南魚沼市 企画:新潟ワイルドライフリサーチ
を平成24年11月3日(土)に
八海山麓サイクリングターミナルにて開催しました。
開催趣旨
南魚沼市は豊かな森林とその水の恵みで日本一のコシヒカリを生産する地域ですが、一方で、野生鳥獣による農業被害という深刻な問題を抱えています。新潟県における農業被害額がNo.1のサル、そして、ブナ等の堅果類が凶作になると大量出没するクマ。どちらも日本の在来種であるため、彼らと共存しながらも、そこで生活する住民の安全を守り、農業被害をなくさなくてはなりません。野生動物の被害を防ぐ上で動物を誘引しない集落環境を作ることは大切です。そこで、船ヶ沢新田地区をモデルとして鳥獣被害対策のための集落住民の合意形成手法である「集落環境診断実習」を企画しました。
日程
9:00 受付開始
9:30 あいさつ
9:40~10:30 講演 集落環境診断とは?
新潟ワイルドライフリサーチ 山本 麻希
10:45~12:30 集落環境調査
12:30~13:30 お昼
13:30~15:45 集落環境診断(ワークショップ)
16:00~16:40 発表会
16:40~17:00 講評
まずは、午前中研修室にて 集落環境診断と地域の合意形成について
山本から説明をさせて頂きました。
現地における集落環境調査のやり方、集落地図への記入の仕方、
ワークショップの進め方等について詳細をお話ししました。
続いて、船ヶ沢新田の集落にバスで向い、集落環境調査と地図作製を行いました。
あいにくの雨にもかかわらず、みなさん熱心に取り組んで頂きました。
お昼の休憩を挟んで、再び研修室にてワークショップの開催です。
午前中の環境調査で作成した地図の内容を大きな模造紙に印刷した地図に
書き込みながら、集落の課題をすべてあげていきます。
そして、その課題の中から、来年度この集落で最も効果がありそうな課題を
4つ優先順位をつけ、それぞれの対策を考えて頂きました。
課題はいろいろでてきました。
船ヶ沢新田は、林縁の果樹の伐採や林縁の杉林の強度間伐を行ったため、
サルやクマの出没は激減しました。
しかし、伐採した場所に2mちかい背の高さのあるかや(ススキ)が茂っているのが
大きな問題となりました。
また、伐採した桑が再び生えてきたり、共同圃場柵の中にもまだ耕作放棄した畑が
あることなどが指摘されました。
今回は船ヶ沢新田を2つのグループに分けて環境診断して頂きました。
つぎの11日はこの2つの案を基に、来年度船ヶ沢新田として実際に取り組む
事業についてワークショップを行って決定したいと思っています。
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