NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ (Wiron)

新潟で生じている野生鳥獣の問題を解決し、野生動物と人間が共存できる社会を目指して活動します。

新潟ワイルドライフリサーチとは?

2011-03-22 19:33:42 | 新潟ワイルドライフリサーチとは?

新潟県における野生動物の農林漁業被害防除に関する事業を行い、
新潟県の野生動物の保護管理およびこれを通じて自然環境の保全に寄与することを
目的とした任意団体「新潟ワイルドライフリサーチ」を立ち上げることになりました。

代表は、山本 麻希 (長岡技術科学大学)
副代表は、長野 康之 (国際自然環境アウトドア専門学校)

です。

本団体が事業として行うことは、

 (1)野生動物の農林漁業被害対策事業
 (2)野生動物による被害防除のために必要な野生動物の生態調査事業
 (3)この他自然環境保全に資する事業
 (4)県民への普及啓発活動
 (5)会員および関係団体等との相互連絡と情報の収集および提供に関する事業
 (6)前各号に掲げるものの他第3条の目的を達するために必要な事務および事務に関する事業

です。

野生鳥獣の被害には、教育啓蒙活動、そして、動物の生態調査を通した科学的データの蓄積がかかせません。また、猟友会の高齢化や減少から、被害対策の一つの柱である野生鳥獣の捕獲が十分に行えない現状を考えると、今後は野生動物の管理を目的としたハンターの育成もとても大切です。ところが、新潟県には、野生鳥獣の生態を調べる専門機関がなく、農林水産業関係の研究所に鳥獣被害対策を専門とする人材もおりません。また、猟友会員は減少の一途を辿り、イノシシに加え、本県にニホンジカが入ってきた際、その増殖を止める捕獲圧がかけられない状況にあります。
これまで私は、農林水産省鳥獣被害アドバイザーとして県内の市町村をまわって鳥獣被害対策に関する指導、助言をして参りましたが、本県の鳥獣被害の拡大を考えると、個人で対応するには限界があると考え、将来的にはNPO化を目指し、まずは任意団体を立ち上げることとしました。

現在、会員を広く募集しております。
本会の設立趣旨にご賛同していただける方、
山本まで御連絡をお待ちしております。